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サンダー(ポケモン)

さんだー

サンダー(Zapdos)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

ポケモン以外のサンダーは当該記事を参照。


基礎データ

全国図鑑No.0145
カントー図鑑No.145
ジョウト図鑑No.236
コーストカロス図鑑No.152
カンムリ雪原図鑑No.203
ローマ字表記Thunder
ぶんるいでんげきポケモン
タイプでんき/ひこう
たかさ1.6m
おもさ52.6kg
せいべつ不明
特性プレッシャー/ひらいしん(隠れ特性、第5世代)→せいでんき(隠れ特性、第6世代から)
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語サンダーthunder(英語で雷)
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語Zapdoszap(電撃)+dos(スペイン語で2)
フランス語Electhorélectricité(電気)+Thor(トール)
韓国語썬더日本語名の音写
中国語(簡体字)闪电鸟闪电(shǎndiàn、稲妻)+鸟(niǎo、鳥)
中国語(繁体字)閃電鳥閃電(shǎndiàn、稲妻)+鳥(niǎo)
ヒンズー語ज़ॅपडोस英語名の音写
ロシア語Запдос英語名の音写
タイ語ธันเดอร์日本語名の音写

リージョンフォーム

サンダー

ぶんるいけんきゃくポケモン
タイプかくとう/ひこう
たかさ1.6m
おもさ58.2kg
特性まけんき

ポケモン剣盾DLC冠の雪原』から登場する、ガラル地方の環境に応じて姿を変えたサンダーのガラルのすがた

他の2匹と同じく、リージョンフォームの中では少々事情が異なる存在。

詳細はガラルサンダーを参照。


概要

初代(赤・緑・青・ピカチュウ)ではファイヤーフリーザーに並ぶ伝説の三鳥の一匹である。


鮮やかな黄色をした大きな鋭い羽を持つ伝説の鳥ポケモン。ところどころに黒のアクセントが見られ、嘴も長く鋭く、その全身は稲妻や電気が迸る様のように見える。

普段は雷雲の中に住んでおり、それが真っ二つに割れて巨大な稲妻が落ちるときに姿を現す。また、雷に打たれると力が溢れるといわれている。

翼を羽ばたかせるたびに雷を落とし、夏の嵐を巻き起こす。


モデルは北米で伝説とされている、雷雨を起こすと呼ばれた巨大な雷の精霊「サンダーバード」。

英語名は擬音語である“zap”(稲妻などの表現に使われる)とスペイン語で2を意味する“dos”から取られている。



ゲームでの特徴

三鳥はサンダー→ファイヤー→フリーザー→サンダー…とサイクルが出来上がるように弱点タイプが設定されているが、サンダーの場合はでんきタイプがメインである為、サンダーは唯一他の2体に有利を取れる(※)。ただし、ファイヤーの攻撃はサンダーに対しては等倍になる為、ファイヤーを起点とした逆向きのサイクルは成立しない。(※)なお、このサイクルが成立するのは三鳥が共通してひこうタイプを持っているおかげであり、サンダーのメインであるでんきタイプではそれぞれのメインタイプに有利を取れない。


ファイヤーは初代の時点でリザードンとタイプが被り、フリーザーは第2世代でデリバード登場に伴い被った中でサンダーは第4世代まで唯一無二のでんき・ひこうだったのだが、第5世代以降で増え、最新作の時点で6組と希少性が下がり現在ではフリーザーの複合タイプの希少性が高まっている(ファイヤーも第2世代でホウオウが追加し、第6世代以降で新たな一般ポケも追加されてこちらも希少性がやや低め)。


初代FRLGピカブイ

むじんはつでんしょの奥で主人であるかのように待ち構えている。Lv50。


ピカチュウ版のリメイクにあたる「ピカブイ」では発電所がまだ無人であるため原作通り最奥部に登場。グラフィックの向上によりムービーが追加され、派手な電撃を主人公に見せつけるなど伝説のポケモンとしての威厳が見れる。


HGSS

金銀クリスタルでは出現しないポケモンだったが、リメイク版の『HGSS』において他2匹と共に再登場を果たす。

が、ふたご島のダンジョンが復活したフリーザーや居場所をシロガネ山に移したファイヤーと異なり、再稼働しダンジョンではなくなったカントー発電所の入り口の横(10番道路)に突っ立っているという衝撃的な配置に。Lv50

でんせつのぽけもん

そんな伝説ポケモンの威厳ゼロのサンダーは「リニューアルに伴い作業員に発電所から追い出された」、「発電所に警備員又は職員として雇われた」ようにしか見えず「一線で戦うネタポケモン」という新たなキャラクターとして新デビューを果たした。


プラチナBDSP

プラチナでは、殿堂入り後にパルパークにいるオーキド博士と会話するとシンオウ地方で所謂徘徊型として登場する。Lv60


BDSP』では、シャイニングパールのみ「カントーのせきばん」を持ってハマナスパークの導きの部屋で使用するとランダムで出現する。Lv70


XY

最初にフォッコを選んだ場合のみ、殿堂入り後カロス地方を徘徊し、11回遭遇した後「海神の穴」で出会うことができる。その為、カロス産は難易度が高い。Lv70


USUM

ウルトラワープライドで赤いホールに入った先で出現する事がある。Lv60


ソード・シールド

DLC『冠の雪原』からダイマックスアドベンチャーで出現。また、カンムリ雪原にはガラルサンダーが登場したが…?



性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代909085125 100490
第2世代から90908512590100580
ガラル90125908590100580

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。


でんきタイプ・ひこうタイプの複合のおかげで、でんきが苦手なじめんタイプ、ひこうが苦手なでんきタイプの2つの弱点を打ち消すことができ、素早さこそはサンダースに劣るものの、特攻に長ける。また耐久もでんきタイプにしては高水準を誇る。技も多彩に揃っており、耐性、種族値、技に恵まれた強力なポケモンの一体と言える。


第1世代

他の鳥ポケモンですら覚えるのが限られていたドリルくちばしを使える数少ないポケモンであり、さらにタイプ一致の10まんボルトわざマシンで覚えられたため、この時から技はかなり恵まれていた。


ニンテンドウカップ97の全国大会本戦にも使用者がいるなど由緒正しきポケモンであったが、当時は「ふぶき」が抜群で通り、「10まんボルト」が等倍で入るということで、ひこうが付いていることは殆ど足枷にしかならなかった。


狭い技範囲、当時としては恵まれなかったタイプなどから、この世代の通常環境におけるでんき枠としては、サンダース、マルマインに次ぐ3番手に甘んじていた。


第2世代

特殊が分離し、特攻が125、特防が90となった。また、今作から天候が登場した為、雨下でのかみなりが必中になるという強化を受けた。また、こおりの弱体化、かくとう、むし、くさの見直しの影響を受けて立場が良くなった。「めざめるパワー」の獲得も強化点の1つであり、当時は「10まんボルト」と「めざめるパワー」(こおり)でレアコイル以外の全ポケモンに等倍以上を取ることができた。


当時流行していたガラガラのじめん技を受けないでんきタイプとして多彩な技を持つエレブーと共に環境でもよく採用されていた。公式大会から半年前の『64マリオスタジアム』の放送で行われたマリスタカップでその強さが周知されたのが流行の始まりといわれる。公式大会のニンテンドウカップ2000でもトップメタに立ったが、VC版環境になると2匹で「だいばくはつ」してからトリのレベル55カビゴンに託すパーティに手を焼くようになり、「いわなだれ」バンギラスや「れいとうパンチ」フーディンが実機版第二世代展開期よりずっと増えたことで、若干評価が下がった。


因みに後年では状況再現によるめざ氷理想個体の調達方法が確立され、2023年8月下旬にはVC版青での方法が公開された。ただし、トレーナーネームや出現するむじんはつでんしょでのオブジェクト回収とその後の挙動など取り返しのつかない要素に左右されるため、状況再現のハードルは非常に高い。


第3世代

味方の「じしん」持ちと組み合わせられる、ギャラドス対策となるでんき枠という唯一性、元々の高スペックから、ダブルバトルで大活躍。ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝進出者9人中6人が使用しており、同大会優勝メンバーに輝いた。


この世代ではガラガラひらいしんが反応しない「めざめるパワー(でんき)」型、種々の耐久調整をパワーで粉砕する「ヤタピのみ」型など、メタゲームに合わせた高度な型が色々と開発された。


カイオーガの登場によりかみなりが撃ちやすくなるという追い風もあった。


この世代辺りまでは普通にひこうウエポンとして「ドリルくちばし」が候補に挙がるぐらいであった。


第4世代

第4世代以降覚えられる「はねやすめ」は体力回復と共に自身のタイプ相性を大きく変更し、相手の戦術を狂わせるテクニカルな技。でんきの中では比較的耐久が高いサンダーとの相性は抜群によい。「どくどく」との組み合わせが第7世代まで有名だったが、『ポケモン剣盾』では「どくどく」が没収されてしまった。


『プラチナ』以降覚えられる「ねっぷう」は受けに来るドリュウズジバコイルなどに刺さる優秀なサブウェポンである。同じく『プラチナ』以降手に入れた「おいかぜ」は第5世代以降ダブルバトルで独自の地位を築く足掛かりとなっていた。だがこちらも『ポケモン剣盾』では没収の憂き目に遭う。


第5世代

同タイプが一気に3匹も増え、中でも同等の特攻と高い素早さを持つボルトロスは非常に強力な存在。ただし、あちらよりは耐久面では勝り、「はねやすめ」や「ねっぷう」などを含めた技の多彩さから十分に差別化は容易。


残り2匹のうちエモンガは、「アンコール」が固有技であるが種族値がやや低い。スピンロトムは似たような耐久があるもののすばやさが低く、特性もないに等しい。このことから、十分に住み分けが可能である。


しかし、BW2にて、フリーザーファイヤーが強力なタイプ一致技「ぼうふう」を手に入れたのに対し、サンダーが手に入れたのはまさかのでんじほう。他の2匹と比べて元々あめとの相性が良い(「ぼうふう」は「かみなり」と同様に雨が降っていると必中になる)ため、バランス調整のために習得できないようにしたのだろうが、この謎の仕打ちに「最近のサンダーはネタに走っているのか」と囁かれた。


第六世代以降もフリーザーが「フリーズドライ」(XY)、ファイヤーが「もえつきる」(SM)といった強力な技を習得した一方、サンダーはそのままだと自身に恩恵が全く無い「じばそうさ」(SM)しかまともな技をもらえなかった。哀れ。


第6世代

それでも第6世代まではややボルトロス(化身)の陰に隠れがちだったが、バンギラスドリュウズを中核とする砂パの対策として採用されたりと、ボルトロスとはまた違った役割で採用された。


第7世代

化身ボルトロスの弱体化により今度はれいじゅうフォルムが環境に出てくる事になった。その為、アタッカーではなく、今世代で特に数を増やしたメガボーマンダ対策の耐久型としての運用が主となった。


ただしでんきタイプの性か、実戦で使うとなるとどうしても「めざめるパワー」(特にこおりタイプ)が欲しくなる場面が多くあった。この為厳選が結構大変で、特に性格の概念が導入されかつ特性「シンクロ」が無効だった第3世代での厳選は困難を極めた。途中で色違いが出現してしまうともう。


そんな「めざめるパワー」も『ポケモン剣盾』では消滅し、厳選に悩まなくてよくなった……が、それは同時にじめんタイプへの強力な対抗手段が失われたことを意味する。


第8世代

そんな『ポケモン剣盾』では、遂にサンダーに念願の特殊ひこう技「ぼうふう」が加わった。『BW2』の悲劇から足掛け8年である。これにより天候あめ下でかみなり」と「ぼうふう」をタイプ一致かつ必中で使える唯一の存在となった。また「ウェザーボール」も加わり、天候が変化している時に限り天候に応じた威力100のサブウェポンを放てるようになった。


また、地味な所でかいでんぱを習得した事で特殊受けも強化されている。ただ、失った重要な技が結構多く、以前のような戦い方ができないのは残念なところ。


それでもぼうふう習得は余りにも大きく、ダイマックスのアタッカーが増えた他、隠れ特性せいでんきの本格解禁によって耐久型も健在な為、型が読めず使用率は大幅増加。なんとボルトロスカプ・コケコを抜き、層が厚いでんきタイプ準伝説の中でトップに君臨


その後も使用率をメキメキと伸ばし、なんとシングルバトルにてあのエースバーンランドロス(れいじゅう)を抜いて1位に躍り出た

また、サンダーの大流行と相まってサンダーの苦手な相手の対処ができるウオノラゴンナットレイが再び数を増やす等、環境に大きな風穴を開けた。


長らくでんきタイプの柱として対戦環境に居座ってきたサンダーだったが、流石にここまで使用率が伸びたことは無いため、今が最盛期と言えるだろう。



BDSP

大不遇時代突入(プレイヤー限定)。

一方BDSPではなんと特殊ひこう技を一切覚えず、教え技もレコードもないので「ねっぷう」を覚えず、上記の通り剣盾で没収された「どくどく」「めざめるパワー」もそのまま覚えず、更には隠れ特性限定であり「プレッシャー」を利用した戦法も不可能になる…などとんでもなく弱体化されてしまった。


一応「でんじは」「はねやすめ」「ボルトチェンジ」などで戦えなくはないものの、型によってはドリルくちばし」「とんぼがえり」「げんしのちから」が選択肢に入る始末であり、歴代最弱のサンダーと言っても過言ではないだろう。第8世代であれだけ活躍していたとは思えない差である。


だが、内部データ的には使用出来るのかバトルタワーのNPCは普通に「ねっぷう」「ぼうふう」を覚えたサンダーを使ってくる。これは少々意地が悪いかもしれない。


第9世代

ポケモンHOME連携に合わせ、同期やガラル種共々解禁。さすがに強さの根幹と言えるダイマックスが無くなった為、第8世代程のマルチな戦い方は出来なくなった。


技の方面では「エアカッター」を再習得したものの、相変わらず「エアスラッシュ」を覚えてくれない為、ひこう技は命中不安定の「ぼうふう」に任せる事になる。テラスタルとの相性は悪くはないのだが、素の耐性は優秀な部類なので切るタイミングが肝心。


一方、せいでんきはねやすめを絡める耐久型は特に弱体化されていない。そのため、今世代では耐久型が主流となっている。特にカイリューや同時期に解禁されたウーラオス(特に水ウーラオス)に強くせいでんきによる負荷をかけたり、環境ではびこるじわれどくびしを透かせるのも評価が高い。アタッカーが必要ならば霊獣ボルトロスでいい為、競合は考えなくてもいい。


テラスタルは優先的に切る事は少な目だが、シーズン8現在はこおり・でんき・みずが同等と言ったところ。後述の苦手寄りな対面であるハバタクカミ、テツノツツミへの対策となるはがねも少数存在する。


ただ、苦手な相手も増えているのは事実。パオジアンには明確に不利であり、よく使われるつららおとしも非接触なのでせいでんきも発動しない。ディンルーに対しても、向こうからの有効打も特にないが、こちらのでんき技が通らず、他の技を使っても高い特防で耐えられ、仕事をさせてしまう可能性があるので注意。

ハバタクカミにも特に打点もなく、テツノツツミには弱点もつけるが、こちらも返り討ちにされる可能性がある。


相変わらず強力なポケモンである事は間違いないが、今世代ではガラリと戦い方が変わったと言っていい。故に使用率もシリーズ4に限ってもシーズン8で12位、シーズン9で20位、シーズン10で28位と、明らかに落ちている。


レギュレーションDではやはり、先述の通りゴツゴツメット耐久型が主流となっている。テラスタイプは耐性重視で連撃ウーラオスを見る為のみずや単純に弱点が少ないでんきが中心。他にも、耐久型が中心である事を逆手に取ったテラバースト(こおり)採用のアタッカー型や、ウーラオスへの有利・不利を逆転できる「こだわりスカーフ」型も一定数見られる。

一方、命中率70%を素で振り回すのはさすがに厳しいのか「ぼうふう」はシーズン8の時点で8割近くの採用率と、剣盾の頃と比べるとやや採用率が落ちている。


シーズン10途中から加入したオーガポンはほのおテラスタルによってサンダーのはがねやこおりのテラスタルを粉砕する上に、レギュレーションEで相性面で不利寄りかつパワーを受けきれないアカツキガチグマが登場し、さらに使用率は低迷。

ダイマックスの廃止、新規のインフレにより、そもそもの火力、耐久、速度が足りなくなったことが浮き彫りになっていると言える。

それでも、シーズン13にはハッサムに対するクッション兼味方のエースのれんげきウーラオスのサポートとして「せいでんき」を撒きつつ「アッキのみ」を発動して「バトンタッチ」する型が散見されるようになるなど、型の開拓自体は進んでいる。


その他

長らく隠れ特性が解禁されなかったが、2016年1月から7月にかけて行われた「ポケモンスクラップ」のキャンペーンで先行解禁され、その後初代のVCで捕まえたサンダーを第7世代に送ることでいつでも手に入れられるようになった。

サンダーの隠れ特性はせいでんきである。「はねやすめ」との相性が抜群によい強力な特性である。


なお、『ポケモンXD』でゲットできる個体は、じんつうりき」「バトンタッチ」「きんぞくおんという通常では覚えられない特別な技を覚えており、かつ厳選難易度が異常なまでに高いことで有名。


理由として、スナッチできる場所がラスボスなのでそこまで行くのに非常に時間がかかること、ゲームの仕様上、スナッチしたポケモンはバトル勝利後でないと手持ちに入らず、勝利すればスタッフロール後に強制セーブになってしまうこと、などがある。この上で「めざめるパワー」まで粘りたい場合、ポケモン史上最高の厳選難易度と言われた。


が、『ポケモン剣盾』で性格補正が任意に変更できるようになり、かつ同作で「めざめるパワー」が没収されたためこの問題は全て解決してしまい、厳選の必要が一切なくなった。さらにじんつうりきときんぞくおんを永久に忘れるという代償を払えば、このサンダーをランクバトルで活躍させることもできる(輸送が面倒な上、リボン以外普通のサンダーと変わりはなくなってしまうが)。


因みにあまりに厳選難易度が高く実戦用の個体の調達もままならないためか、第3世代の公式大会で『XD』のサンダーは特筆すべき実績を残していない。RS期に性格一致5Vの理想個体を孵化で出すような廃人でもXDサンダーの厳選は手に負えなかったのである。


使用トレーナー


番外作品

ポケモンGO

サンダーデイお疲れ様でした

  • ジムバトルの陣営「インスティンクト」はサンダーをシンボルにしており、ここで一応サンダーの姿を拝むことはできたが、サービス開始から長らく実装されていなかったため、プレイヤーが直接その姿を目にすることはできなかった。
  • 2017年8月7日9月1日(午前9時)までの期間限定で、レイドボスとして遂にゲームに登場。先んじて配信されていた伝説のポケモン達と同様、レイドバトルで体力を削った後のゲットチャンスで捕獲することでのみ入手ができる。

  • また、2018年5月にはファイヤーと入れ替わる形でフィールドリサーチの大発見のリワードとしてゲーム内に登場し、更に2018年7月にはリアルイベントのミッション達成報酬としてサンダー・デイが開催、多くのジムに一斉にサンダーが来襲し、当日はレイドパスが5回無料で手に入るという破格のイベントであった。

  • 2020年現在では不定期でボスに登場するようになっているが、伝説のポケモンが増えてきたため頻度は減少している。GOロケット団のポケモンとしても登場しているが、まともに使えるようになるにはコストがかかる。

  • ステータス画面のグラフィックでは羽ばたく時に電気が迸るようになっており、他の三鳥同様特別な力を持つ者ならではの威厳と風格を見せる。

  • 性能
    • このゲームのでんきタイプは現状では耐久が低い種族が多く、最大CPもサンダーの実装前はサンダースの約2700が最高という体たらくだったが、サンダーの最大CPはそれを遥かに上回る約3200。全ポケモン中トップ10の大台に乗るほどのとてつもない戦闘力を誇っている。
    • 攻撃もさることながら耐久もある程度はバッチリ、またでんきなのにじめんを弱点としない。
    • 技も通常技こそやや発生の遅い「チャージビーム」だが、ゲージ技にでんき最強技「でんじほう」、安定攻撃技「10まんボルト」かみなりを揃える。本編では扱いが難しい「でんじほう」がまさかここで生きるとは夢にも思わなかったことだろう。この為でんきタイプ屈指の火力を叩き出すことができる。まともに食らったらでんき弱点は一溜まりもない。
    • 難点を挙げるとすれば、弱点の数はでんき単体から増えており、しかも「こおりいわ」なのでかなりメジャーな部類であることか。
    • 特に得意なはずのみずタイプが使うこおり技には要注意。また火力が高い反面全体的に技の発生が遅く、相手のゲージ技を避けるには多少工夫する必要がある。この点は火力が控え目な代わりに連射・回避性能に優れたライコウと対照的である。
    • とは言え、総合的に見ればでんき最強格であることに間違いはなく、その実力はポケモンが増えてきた2020年現在でも衰えを見せない。
    • そして前述のサンダー・デイおよびグローバルチャレンジ達成後のウルトラボーナスの一環として出現していたサンダーは、通常技に念願のでんきショックが加入しており、攻撃速度や相手に与えるダメージがライコウとほぼ同等にまで引き上げられた。このため、今まで以上にサンダーに活躍の芽が出てきたと言える。
    • なお、この場合、理論上一番高ダメージを叩き出せるのはやはり「でんじほう」との組み合わせになるが、入力から発動までに非常に時間がかかるために敵の攻撃を受けるリスクがあり、さらにフルゲージ技であるため技の回転効率が重視されやすいレイドバトルでは却って与ダメージが減ってしまうという欠点もある。この場合は威力90とやや控えめながらも分割ゲージ技で発動も比較的早い「10まんボルト」の出番になるだろう。運用目的や自分のプレイスタイルに併せてどちらを習得するか決めると良い。

  • レイド攻略
    • ここまでの性能を誇るのだから是非とも手に入れたいところなのだが、このポケモンのレイドバトルはかなり難易度が高いことで有名であった。何せでんきタイプはみずタイプ・ひこうタイプに抜群を取れる。……つまりそこら中にいる鳥ポケモン達や水辺にいるポケモン達ではまるで歯が立たないのだ
    • でんきを軽減できるはずのくさタイプもサンダーがひこうタイプなせいで一致くさ技が今一つ。……といった具合に、出現率が高いポケモン達が軒並み対策されているというとんでもない事態に見舞われている。
    • 更にでんきを最も軽減できるのはじめんタイプだが、相手のひこうタイプのせいでこちらのじめん技も軽減されるという……そして相手の弱点はこおり・いわだが、このうちこおりタイプはみずタイプかひこうタイプの複合が多いせいでこちらも弱点を取られかねない
    • ベストはドサイドンおよびマンムーの系列だが、実装当初は進化前のサイドンイノムー止まりであったため、対策ポケモンがまともに用意できない人も大勢いた。それでもゴローニャ等を持っていれば何とかなったが……
    • また、捕獲時には左右に自在に移動するようになっており、元々の捕獲率の低さも相俟って手に入れるのは至難の業。運よく手に入れられたら大事にしてあげよう。

ポケモンXD


ポケモンカードGB

  • ポケモンカードを題材にしたゲーム『ポケモンカードGB』シリーズでもサンダーのカードがいくつか存在する。だがその中でも伝説のカードの1枚である「サンダーLv68」(オリジナルカードでありポケモンカード本編には存在しない)の性能が、ゲームバランスを揺るがす程のぶっ壊れ性能と呼ばれている。

以下がその性能。

サンダー Lv68
たねポケモン
HP100
特殊能力:カミングサンダー
このカードを手札から場に出した時、1度だけ使える(対戦の始めに出した場合は使えない)。このカード以外の、場に出ている全てのポケモンの内1匹に対し、「弱点・抵抗力」関係なく30ダメージ。ダメージを受けるポケモンは自動的に選ばれる。
雷雷雷:ビッグサンダー
このカード以外の、場に出ている全てのポケモンの内1匹に対し、「弱点・抵抗力」関係なく70ダメージ。ダメージを受けるポケモンは自動的に選ばれる。
にげるコスト:-無無
弱点:なし
抵抗力:闘-30

  • 雷エネルギー3つで使える「ビッグサンダー」のダメージが70と凄まじく(しかも特殊能力の「カミングサンダー」共々弱点と抵抗力を無視する)、自分の場のポケモンカードをこのサンダーのみにしておけば相手のどんなポケモンカードも一撃あるいは二撃で倒せてしまう(ちなみに当時最高のHPでも120のリザードンラッキー程度)。

  • また「ポケモンカードGB」のシステム上最初に手札に「たねポケモン」が来なければ何度でも引き直せる仕様もあり、ポケモンのカードをこのカード1枚にして残りをトレーナーカードやエネルギーカードで埋めてしまうデッキ構築も出来てしまう。このカード自体が弱点が無い事もあり、大抵のデッキで勝つ事が出来るぶっ壊れカードとなってしまった。

  • しかも続編の「ポケモンカードGB2」では通常のプレイでこのカードが複数入手する事が可能になった為、トレーナーカード「ポケモン回収」を用いてこのカードを手札に戻して再度場に出す事によって、特殊能力「カミングサンダー」を1ターンの間に何度も発動させる荒業も可能になってしまった(特殊能力「カミングサンダー」にはエネルギーカードを必要としない為)。その為場合によっては、1ターンで相手のたねポケモンを全滅させてしまうというとんでもない事も起こりうる。


ポケモン不思議のダンジョン

  • 救助隊』では「雷鳴の山 山頂」に構え、三鳥中最初に登場する。また、作中で最初にバトルする伝説のポケモンになる。HPが3桁を超え、相手の技も強力で特性「プレッシャー」もあるため、激しい撃ち合いになること間違いなし。が、でんき技無効(ポケダンでは当初から無効化されていた)の特性「ひらいしん」を持つカラカララクライがいればかなり楽に勝ててしまう。ちなみにこれはリメイク後も同じ

  • 『探検隊』ではエレキ平原に出現…するのはいいのだが、ボスではなく、謎のパーツや古代の石板を持っていると現れるレアポケモンに格下げを食らった。


ポケモンユナイト

  • レモータスタジアムとマールスタジアムにおいて、ラストスパートになるとレジェンドピットに降り立つ大型の野生ポケモンとして登場。
  • 倒したチームは恩恵を得られるが、その効果が
    • 味方全体に15ポイント付与
    • 相手ポケモン全員に落雷でダメージ&スタン
    • 相手のゴールを全てショートさせる
  • と、大差の劣勢さえ余裕で覆せるほどの凄まじさを誇る。そのためこのゲームで勝つには「いかに相手より先にサンダーを倒せるか」が重要となってくる。

ポケモンマスターズ

  • グリーン(チャンピオン)&サンダー
    • 4周年アニバーサリーで実装された。「EXロール」を持つでんきタイプのサポート。「栄光への導き」を使うと味方全員の特攻を最大6段階あげることができ、さらに次回特殊技威力ブーストを2段階上昇することができる。

スマブラシリーズ』



アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

重要なポジションとなる話もあれば、サンダーとまったく関係ない話でも急に出てきたりするのでネタ枠としても中々侮れない。


  • 劇場版『ルギア爆誕
    • オレンジ諸島のアーシア島付近の雷の島に生息する大型特殊個体で、「雷の神」と呼ばれている。ファイヤーがいなくなった火の島を侵略しようとやってきたり、フリーザーを狙って攻撃をするなど3体の中でも一番攻撃的な性格。サトシのピカチュウが説得しようとしたが聞き入れなかった。

 

  • 無印242話
    • 本編で初登場。体が弱るとジョウト地方の山頂のクリスタルが湖底に沈んでいる湖に弱った体力を回復させる為にやって来るという。
    • しかし山頂の湖の電気ポケモンの癒し効果の源となるクリスタルをロケット団が奪った上、サンダーを捕まえようと攻撃してきた為、かろうじてロケット団を撃退するも元々体力が弱っていた為力尽いて落ちてしまう。
    • サトシ達がロケット団からクリスタルを取り返して元の湖の底の遺跡に戻し、湖の中にいたピカチュウ達を始めとするでんきタイプのポケモン達の電撃で力を与えられ復活、クリスタルの力も戻り、再び飛び去っていった。


  • DP94話
    • 気球で移動中のムコニャ達の前にちょっと通りますよと言わんばかりに急に現れる。ムコニャ達は急いでゲットしようととりもち弾を発射するがサンダーに避けられてしまい流れ弾がそのままサトシのムクバードに当たってしまう。話の都合上仕方ないとはいえ、ムクバードがひどいとばっちりを受けた……

  • DP173話
    • 同じく上空をただ通り過ぎるだけなのだが、ダブルバトル中のマキナのメタモンに勝手に変身のタネにされてしまうカオスな展開に……。急にメタモンがサンダー2体に変身したので対戦相手はビビって逃げてしまった。

  • 新無印40話
    • ゲーム同様に無人発電所でサンダーと遭遇する。ムコニャ達と手を組んでレイドバトルを仕掛けるがゲットはできなかった。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 無人発電所に生息していたが、第1章でロケット団に捕獲されてしまい、シルフカンパニー戦でマチスのでんきポケモンへの電力供給機の役割を担っていた。
    • その無尽蔵のエネルギーによってマチスは戦いを有利に進めるが、レッドのフッシー(フシギソウ)のはっぱカッターで絶縁スーツと供給ケーブルが裂け、漏電した電撃を浴びて倒れてしまう。
    • その後ジムバッジの力によってサンダー・ファイヤーと合体し「サ・ファイ・ザー」となってレッドたちを圧倒したが、フシギバナに進化したレッドのフッシー・グリーンリザードンブルーのカメちゃん(カメックス)の一斉攻撃に敗れ、3匹共解放されてどこかへ飛び去った。
  • 第3章ではフリーザー・ファイヤーと共に鳥ポケモン恐怖症を克服したブルーに捕獲された状態で登場。グリーンの指示の下、ウバメの森でホウオウルギアと空中戦を繰り広げた。

関連イラスト

サンダーかっけええさんだぁさま

カミツレ&サンダーTeam Instinct


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE

ポケモン一覧 でんきタイプ ひこうタイプ

伝説ポケモン 鳥ポケモン

準伝説


0144.フリーザー(ガラルフリーザー)→0145.サンダー(ガラルサンダー)→0146.ファイヤー(ガラルファイヤー)


同複合タイプ

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