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ナイトメアウィザードの編集履歴

2022-04-16 01:11:18 バージョン

ナイトメアウィザード

ないとめあうぃざーど

ナイトメアウィザードとは、『星のカービィ夢の泉の物語』『星のカービィ 夢の泉デラックス』のラストボス。テレビアニメ版『星のカービィ』のラストボスでもある。

概要

夢の泉に現れた「悪夢」の化身。

デデデ大王は彼を封じ込めるためにスターロッドを持ち出し、夢の泉の機能を停止させた。

2つの形態があり、どちらもスターロッドの力で倒すことになる。


ナイトメアパワーオーブを倒した後に出現する最終ボスで、マントを羽織りサングラスをかけてた悪魔の様な姿であり、カービィシリーズのキャラとしては珍しく魔物然としたデザイン。それでいて人間に近いパーツを持つというシリーズでは異例の姿。


瞬間移動を駆使しながら、星型弾を放ったり体を回転させながら突撃してくる。パワーオーブ形態に比べると、スターロッドの性質を非常に苦手とするキャラクターであり、特にスターロッドの直接の振り回しは彼の放つ星を打ち消したり、体当たりでぶつかってもカービィへダメージが通らなくなる(しかもこれによるカービィ側の攻撃は彼に有効)ため、天敵と言っていいだろう。攻めに躊躇しなければ優位に立てる相手であり、慎重になりすぎるとかえって辛い。

ナイトメアが夢の泉に現れた悪夢である事を踏まえると、夢の泉が流す夢の根源はスターロッドであるため、それが致命的な弱点になるというのはいかにもな設定である。


なお、「夢の泉デラックス」でのナイトメアウィザード戦のBGMは、『タッチ!カービィ』で条件を満たすと「なつかしの曲」として聞くことができるほか、ステージ「スペクタクルスペース」ではアレンジされてBGMになっている。他にも『カービィWii』のラスボス戦に一部フレーズが用いられているなど、カービィのラスボス曲の中では意外と耳にする機会が多い。


なお、『あつめて!カービィ』ではミニゲームの「空中探検隊」の最終ステージで立ちはだかる。従来のゲーム通りナイトメアパワーオーブから始まり、倒すとナイトメアウィザードに変身してカービィを潰しにかかってくる。おまけにこちらでも専用の新たなBGMが設けられている(まさかのナイトメア)。まさかこの作品で彼を拝むことができるとは誰も予想しなかっただろう。

スターロッド以外の力で倒すことのできる作品でもある。


スターアライズでは』、ハイネスが「自分たちの一族は“銀河の危機とも言えるおぞましい悪夢”を退けた」らしい。ナイトメアとの関連の有無はわかっていないが、後述の亜種は、異空間ロードを開き闇の王全てを滅ぼし兼ねない存在を呼び寄せているので、悪夢がどのようにして銀河の危機に陥れたか想像に難くない。余談だが、この亜種は呼び寄せた存在の手にかかって朽ち果てている。

また、Ver4.0.0では初期組のドリームフレンズバルフレイナイトに挑むと、BGMが彼のテーマのアレンジになるようになった。夢の泉の物語25周年を意識したかのようにどことなくファミコン音源が入っているように聞こえるエレクトロニカにアレンジされている。


ファミコン版の公式イラストでは歯が普通であり眉毛があるなど、ややコミカルなデザインであるものの、それでも十分悪魔然としたデザインだった。DX以降は眉毛がなくなり、歯が牙になるなど、人間に近いパーツを持たせたキャラクターとしては人外としてのデザインをより強調させたものになった。


本人との関係は不明だが、『スーパーカービィハンターズ』ではアナザーナイトメアと言う亜種が登場する。あちらは、(ゲームシステムとの兼ね合いで)防御面を犠牲にして、耐久力と攻撃の激しさが増している。


テーマ曲

夢の泉の物語


夢の泉デラックス


アニメ版

CV:銀河万丈


ただの悪夢の化身という扱いだったゲーム版と違い、全宇宙の支配をもくろむ「神聖なる悪夢」と言われる邪悪の化身にして“闇の帝王”という設定となっている。


魔獣と呼ばれる独自の生命体を生み出す能力を有し、それに関連して生物の洗脳、および魔獣化させる力も持つ。


本編から数万年前にその魔獣で構成された大軍団を率いて宇宙侵略を開始、メタナイト卿を筆頭とする「銀河戦士団」と“銀河大戦”と呼ばれる大戦争を繰り広げた。戦争には事実上勝利したものの、以後は大規模な軍事作戦ではなく、独自の企業体「ホーリーナイトメア社」を利用した工作的な侵略活動を進めている。


非常に冷酷かつ狡猾な性格で、加えて心理戦にも長けており、魔獣化させたナックルジョーの父親およびHN側に付いたヤミカゲをメタナイトにぶつけるなど、元は仲間同士だった者達による戦いを誘ったり、ターゲットに対して味方、あるいは仲間と思い込ませるような魔獣を刺客として送り込んだりと、人の信頼や友情に漬け込むような策も数多く弄する。


新世代の星の戦士カービィプププランドに定住して以来、カービィを抹殺すべくそこの顧客であるデデデ大王を利用して次々と魔獣を差し向けるようになる。


ゲーム版ではマントの下に隠れた体が弱点だったのに対し、アニメでは逆にあらゆる攻撃を吸収してしまう異空間につながっており、どんなに強力な攻撃も無効化する。その上、現実世界におけるナイトメアは明確な実体を持たず、物理的攻撃が通じない以上は無敵に等しく、戦艦ハルバードすら「みじめな兵器」とあしらっている。


最終決戦では要塞内に突入したハルバードの前に現れるや操ったデデデ利用してフームを捕らえてカービィをおびき寄せ、無駄に攻撃させて疲弊した所を夢の世界に引きずり込み、始末しようとする。そこでワープスターを呼ぼうとしたフームに対し、ここが夢の世界である以上ワープスターは来ないと嘲笑したが、この時フームは手元にワープスターを隠し持っており、それをカービィに飲み込ませたことでカービィはスターロッドカービィとなり、カービィが自身にとって唯一の弱点であるスターロッドを発現したことに驚愕しつつそのスターロッドから放たれた大量の星屑に包まれて消滅した。


しかし、戦いに勝利したカービィとフームが仲間との合流のために移動していた最中に「自身は人々の悪夢の化身であるがゆえに不滅であり、人の恐怖心がある限り私は蘇る」と何時かの復活を示唆するようなことをモノローグ形式で語っている。この点は「ナイトメアが現れたゆえに悪夢を見るようになったゲーム本編」の設定とは真逆の関係と言える。


余談

圧倒的な軍事力と組織力に加えて、デデデとは比較にならない極めて悪辣な知略を見せつける一方で、全体的に詰めの甘さも目立っている。

カービィがプププランドに住み着いて以降、何かにつけてカービィを狙うようになるのだが、その作戦指針はほとんどデデデ側に丸投げしており、自分たちで動くことは稀。

最初の方こそカービィを排除したいというデデデの意向の下に強力な魔獣を送ったりしたのだが、話が進むとデデデの遊興に便乗する形で都合よくカービィを倒そうとすることの方が多くなり、しかもよほど(商売のカモである)彼を手放したくなかったのか、この時点でデデデを無視して大量の魔獣を送り込めばいいものをどれだけ向こうに魔獣の代金を踏み倒されても(一応、代金の回収工作を行ったことがあるが)最終話寸前になるまで彼の我儘に付き合って適当な要望に合わせた戦闘能力の低い魔獣、そもそも戦いに向いてない魔獣を単体で寄こし続けてはその度に魔獣を倒されていき、結果的にカービィに実戦経験を積ませ、その成長を促してしまった節がある。


カービィ周辺に関する状況についてもそれらの情報はデデデからの伝聞でしか得られていないような所があり、カービィへの貢献度の高いフーム元星の戦士のメタナイトの内、フームは最終盤までその存在を認識しておらず、宇宙制覇に必要という宝剣ギャラクシアを持っているメタナイトに対しては本当にそれまで彼の所在を知らなかったのかメタナイトを憎むシリカの襲撃に便乗するタイミングになるまで狙うことはなかった。何より最初こそカービィおよびメタナイトと敵対していたナックルジョーに至っては彼がその後カービィ達と和解していたことを知らずに雇ってしまい、結果自社にとってな大切な魔獣を失ってしまう事態になるなど、カービィ周りの対人関係はデデデとのもの以外とんと把握していなかった可能性が高い。


本編でその過去が語られる話では無尽蔵に魔獣をけしかけて銀河戦士団に圧勝するなど絶対的な力を持つ強大な魔王のように描かれているが、現代における存在感はそれほど大きなものではなく、組織自体も物語全編を通してカービィを本腰を入れて狙ったケースも非常に少ないため、実際にこのナイトメアとその軍勢がどこまで恐ろしい勢力だったのかは(そもそも本作の作風自体がコメディ寄りなのも相まって)いまいち分かりにくい点も否めない。

なによりナイトメア自身の直接的な出番も最終話に入った所であり、カービィとの最終決戦でも特に展開の山も谷もないままあっけなく倒されたことからラスボス(笑)などの不名誉なレッテルを貼られがちだったりする(別にゲームのナイトメアもそこまで強い方ではないが、本作の場合だとその背景設定との乖離がさらに強いギャップを生んでいる)。


コミック

デデデでプププなものがたり

第13巻1話「追いかけっこで地獄いき!?」でエンマ大王として登場。

地獄に堕ちたカービィの舌を引っこ抜こうとしたが、間違えて中にいたグーイの舌を抜こうとしたことで逆に天罰を下されてカービィの部下になった。

ちなみに第12巻1話「どっちがしあわせ?」ではデデデ大王に「Hey,This is a pen.」と語る外国人として登場していた。


ウキウキ大冒険

14話「あらたなる脅威」にて登場。

夢の世界にある夢の泉に封印されていたが、デデデ大王に封印の鍵であるスターロッドを盗ませた

ことで封印から解き放たれた(設定がゲームと逆…だなんてツッコんじゃいけない)。悪夢の力でカービィを自身の配下にしようとするが、ノディの妨害により失敗する。その後もMr.ブライトを操ってカービィたちと戦わせるなど他者の夢を介して悪事を働いた。


まんぷくプププファンタジー

コロコロコミック2021年7月号掲載分にて、カービィたちが飛ばされた異世界の魔王として登場。最後はナイトメア側に寝返った勇者カービィごと封印された。


スマブラでは

CV:江川央生(ファルコと兼役)

3DS/WiiU』にてついにアシストフィギュア化を果たす。世界を闇に包み込み、一定時間ステージが真っ暗になる。

意外にもCPUにも効果がある。しかしその特性故複雑なステージとは相性がイマイチなので、彼が真価を発揮できるのは終点などのシンプルなステージ。

カービィシリーズのアシストフィギュアはこれで2人目

カービィ勢のアシストフィギュア


関連イラスト

ナイトメアウィザードさいごのほしたたかいナイトメアウィザード


関連タグ

星のカービィ 夢の泉の物語 夢の泉デラックス 星のカービィ(アニメ) ホーリーナイトメア社 カスタマーサービス サングラス  ナイトメア 悪夢


アナザーナイトメア


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