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ルナーリア族の編集履歴

2022-09-12 03:56:30 バージョン

ルナーリア族

るなーりあぞく

少年漫画『ONE PIECE』に登場する種族であり、物語の中でも重要な存在である。

この記事及び内容に関するタグやイラストには『ONEPIECE』の重大なネタバレを含みます。






























概要

ワノ国編にて、百獣海賊団大看板クイーンによって初めて名前が明かされた種族である。

シャボンディ諸島人身売買オークションのリストにも三つ目族同様記載されておらず、まだ容姿や固有能力といった特徴しか明かされていないが既に絶滅した種族とされており、ビッグ・マムが治める数多の種族が暮らす万国にも彼女の個人的な因縁によってナワバリ内に滞在しない巨人族と並んで存在しないという。そのため、本編に登場したルナーリア族は現在たった1人である。


白ひげ海賊団1番隊隊長のマルコラフテルに到達したゴール・D・ロジャーとの会話を介してその存在を知ったと思われる白ひげから酒の席で度々話を聞いていたようで、ルナーリア族は絶滅する前は現在マリージョアがある赤い土の大陸「神の国」を創り暮らしていたと推測している。また、まだ種族が健在の頃の通り名はであったとされている。


この特殊な存在は現在世界政府が生き残りがいれば捕縛しようと試みており、もし政府にルナーリア族がいることを知らせるだけで1億ベリーの報奨金を支払うとしている程異例の扱いをしている。


この種族に関しては、『ONEPIECE』の根幹にかかわるような重大な事柄の一つであろうことはほぼ確実であるため、続報を待つべし。


特徴

容姿

「黒い羽根」白髪褐色の肌、そして常に背中で噴出し続ける「炎」がこの種族の特徴。ある人物はこれらの特徴のうち、白髪と褐色肌を隠すべく黒色のマスクとスーツを着用していた。また彼は左目付近に月桂樹を連想させる入れ墨を入れているが、これが彼個人の特徴なのか種族全体の特徴なのかは現時点では不明である。


体質

発火能力

悪魔の実の能力に頼らず炎を自在に生み出すことができ、拳撃や刀身に炎を纏わせることで攻撃の威力を向上させることができる。また、炎を光弾のように連続して放つこともできる。


生存能力

クイーン曰くあらゆる環境下で生存できる怪物とのことで、背中の炎が燃えている間は例え衝撃の余りクレーターを発生させてしまう蹴り青龍の頑丈な鱗を斬り裂く斬撃を受けてもダメージを受けないという体質を持つ。この防御力は悪魔の実の能力で変身した際にも発揮され、動物系古代種の耐久力も加われば一切の傷を負うことはない。

世界政府がルナーリア族を捕らえようとする理由の1つはこの規格外の耐久力の秘密を暴くためであると思われ、事実30年以上前にある人物を捕らえていた際には耐久実験を実施していた。


また、背中の炎が消えると防御力は落ちるもののその代わり技や移動の速度が上がる特徴を持つ。そのためルナーリア族との戦闘で勝利を収めることは至難の業であり、作中でルナーリア族の人物と本格的に死闘を繰り広げたゾロは速度を上げて攻撃を仕掛けてきた際にカウンターを即座に繰り出すという戦法をとってダメージを与えていた。


余談

  • 絶滅した原因

戦闘の際にクイーンから大まかな特徴を聞かされたサンジは神とまで称された頑強な種族であるルナーリア族が何故絶滅することになったのか疑問を抱いていた。恐らく世界政府が関わっていると思われるが詳細は不明。


  • 生き残り

絶滅したとされるルナーリア族だが、作中で唯一ルナーリア族として登場している人物は47歳という若さで今の世界を生きている。つまり彼にも生みの親がいるということになり、生き残りは他にもいると考えるのが妥当である。彼がカイドウと出会うまではどこで生まれ育っていたのかが現在注目の的にされている。


  • 重要な存在との関係

百獣海賊団の飛び六胞に名を連ね、元CP9という肩書きを持つフーズ・フーの口から語られた存在として、「月」を意味した語句の入るルナーリア族とは対称に「太陽」の入った異名を持つ者(ネタバレ注意)がいる。また、ルナーリア族の人物は何故かラフテルやひとつなぎの大秘宝との関連があるジョイボーイについて知っており、作中で最重要の存在たちとルナーリア族の関係が現在考察対象になっている。


  • 月との関連性

470話の扉絵短期集中連載"エネルのスペース大作戦Vol.35『壁画に学ぶ。太古に生きた翼を持った"月の人"』に描かれている壁画の中にはタイトル通り翼を生やした人物が、エネルが出会ったロボットたちと酷似したものを作っているような様子が描かれていた。

この壁画内に描かれている人物たちには翼が生えており、ルナーリア族に属しているにも、能力を使用したときとはまた別の、真っ黒な羽毛で覆われた立派な(おそらく自前の)羽を有している。

また、ルナーリア族の「ルナ(またはルーナ)」には、ラテン語で「月」、もしくは「月の女神」という意味がある。


そして、マルコが白ひげから聞いた話では、ルナーリア族とみられる種族が赤い土の大陸(レッドライン)に生きていた可能性がある時期は、マリージョアができるはるか昔の話であったらしい…ということは、壁画に描かれた、翼の生えた「太古」に生きた「月の人」と「ルナーリア族」の間には関係があるのか、もしくは壁画の中に描かれた人物らはルナーリア族そのものなのか…真相は未だ闇の中である。


ちなみに、光月おでんが愛し、現在のワノ国において日和が演奏している曲の名前も「月姫(つきひめ)」であること、ワノ国に存在していた大名らの名前に(黒炭家を除いて)軒並み「月」の字が入っていることから、ワノ国そのものがこの種族と深い関係があるのかもしれない。


  • 通り名の「神」

このルナーリア族のかつての通り名が"神"であったことは先述しているが、764話にてローの本来の名に"Dの文字"が入っていることが判明した際、コラソン、もといドンキホーテ・ロシナンテが発したセリフは、「―そしてある土地では"Dの一族"をこう呼ぶ者達もいる…!! "神の天敵"」というものであった。

しかし、ロシナンテ本人は、同話にて"神"を"天竜人"と仮定しており、Dの一族が世界の破壊を目論んでいるのかもしれないと考察していた。だが、このルナーリア族のかつての通り名はまさしくDを天敵としているとされる「神」となっているため、Dの一族とも因縁が深い種族である可能性が生まれている。ただし、これはあくまで一つの考察に過ぎず、現にこちらのルナーリア族こちらのDは全く対峙の機会がないままワノ国編が終了間近となってしまったため、続報を気長に待とう。


  • 人間オークションのリスト内の伏線?

最近気づかれた事実として、第501話(51巻収録)”うねり始める世界”でサンジデュバルに渡された人間オークション用の、人間売買時の種族別の価格リスト内にある項目として、「その他珍種-時価」という記述がある。この記述がなされている部分の枠が何かの植物モチーフになっているのだが、どうもこれは月桂樹のようにも見える。すべてのルナーリア族にこの刺青があるかは定かではないが、の目元には、先述した通り月桂樹を想起させるような刺青があるため、他のルナーリア族にも同じように月桂樹の刺青がある事実や、過去にオークションで売買がされた事例があるのかもしれない。


関連タグ


イシュヴァール - 別の漫画作品に登場する少数民族。褐色の肌と白髪を持ち、政府機関から迫害を受けると言う共通点を持つ。また、イシュヴァラと言う神を崇めている他、一部の人々が炎で焼き殺されている。


???・・・現時点で、この種族に属しているのは作中で彼のみである


































































…はずだったが…?(この先、第1059話以降のネタバレを含んでいます。原作派以外のコミックス派・アニメ派の方々は十分にお気をつけください)






























































第1059話、舞台は女帝ボア・ハンコックが治める女ヶ島。そこでは、メロメロの実の能力を能力者狩りによって手中に収めようとしている黒ひげとその一味、ハンコックの七武海の称号剥奪により、彼女を拿捕せんと奮起している、コビーヘルメッポを含めた海軍、そしてアマゾン・リリーの屈強な戦士たちの三つ巴の戦いが繰り広げられていた。


だが、海軍陣営の新兵器「新型パシフィスタ『セラフィム』」2体が前線に投入されたことによって、アマゾン・リリーの戦士たちや黒ひげ傘下の海賊たちは愚か、黒ひげ自身も能力を解放せざるを得ないほど戦況は海軍側に傾きかけた。


しかし特筆すべきはその見た目である。なんとその新型パシフィスタ『セラフィム』は、ルナーリア族の特徴である、「黒い羽根」白髪褐色の肌、そして常に背中で噴出し続ける「炎」を全て満たしていたのだ。さらに、サンダーソニアが「(2体の『セラフィム』が)最後までカスり傷一つなかった」と苦い顔で言っていたように、種族特有の耐久値まで再現されていたため、単純に見た目を模しただけのものではない模様。(ただし、月桂樹のような刺青は確認できていない。その代わり、パシフィスタであることを表す"PX"の文字があることは確認している。)

おまけに、2体のパシフィスタのうち、女児の姿をしていた1体は、ルナーリア族とは全く関係がないはずのハンコックの子どもの頃の姿と瓜二つである(もう片方の男児の姿を模したものは個人的には幼少期のっぽく見えなくもないのだが…)。


これらの情報を以て考察できるのは、まず、ゴルゴン三姉妹がかつて天竜人の奴隷であったことである。天竜人の手元に置かれるということは世界政府とかなり近い場所に置かれるということであることがわかる。加えて、世界政府はルナーリア族に対して耐久実験を行っていた例があるため、このときに、かつてのカイドウと同じく、血統因子が採取されている、もしくはそれをベースにしたルナーリア族のクローンが造られた可能性も高い。そしてパシフィスタは、バーソロミュー・くまが明言している通り、元は人間である体を兵器化した一種のサイボーグである。


総括すると、新型のパシフィスタは、ただでさえ頑丈であったバーソロミュー・くまベースのパシフィスタを、頑強さが売りのルナーリア族のクローンベースで作っており、そのクローン作製の際に、世界政府の手中にあったハンコックから採取された血統因子を何らかの理由で使用した、ということが考えられる。


今現在も、ルナーリア族を躍起になって世界政府が探しているのは、今回の『セラフィム』のように、頑強さ、そして今回は言及されていないが、背中の炎が消えた際の敏捷性を生かした兵器利用が理由の一つにあるのかもしれない。

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