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卍解の編集履歴

2022-11-07 20:23:39 バージョン

卍解

ばんかい

漫画『BLEACH』における死神の能力にして奥義。

概要

BLEACH』における死神の専用武器「斬魄刀」の能力は、通常であれば精神世界で斬魄刀の本体と信頼関係を築き、名前を知る「対話と同調」を済ませて習得できる始解だけで引き出すことができる。

事実、死神で編成される護廷十三隊の中でも、各部隊の副隊長以下の面々は始解しか習得していない。戦闘力としてはそれで十分と見なされるのだ。


しかし斬魄刀の解放にはさらなる形態がある。それが卍解である。


会得条件

精神世界にいる本体をこちらの世界に呼び出す「具象化」、そして戦って勝ち自分の力を認めてもらう「屈服」が必要となる。

このうち難しいのは具象化のほうであり、これが会得難易度を大幅に引き上げている。


始解との違い

能力は「単純に始解の上位互換」「始解とは真逆」「関連性はあるが全く違う」のどれかに大別されるが、一般的には戦闘能力が5~10倍になるとも言われるため、始解しか習得していない死神や"数字持ち"の破面であれば瞬殺できるレベルの力が手に入る。

また、始解が「刀の形状が個性的になる」もしくは「刀から全く別の武器に変化する」程度の変化だったのに対し、卍解の方は「ミサイルや戦車レベルの兵器に変化」したり、「周囲の気候変動を起こす」など、もはや刀の概念を超えているものであることが多い。


発動時には「卍解」というワードと「真の名前」を呼ぶ。

会得することで始解時に解号などを唱えなくてもよくなるため、卍解時に唱える場合もある。また、始解と違う解号を唱えることで更に違う能力が発動する場合もある。


卍解を維持するのは膨大な霊力が必要とされ、熟練者でももって数十分が限界と言われる。また、所有者の意思に反した卍解の解除は所有者が死の危機に瀕していることを意味する。


名前に関しては、

  • フルネームになる

例:黒崎一護(「斬月」→「天鎖斬月」)、朽木白哉(「千本桜」→「千本桜景厳」)

  • 始解の字面を残しつつ変化させる

例:砕蜂(「雀蜂(すずめばち)」→「雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)」)

  • 全くの別物になる

といったようにバリエーションが多い。


なお、最終章において卍解は破損すると治らないということが明らかになった。

例外的に修復可能なのは使用者と強く結び付いている狛村左陣、改造を施されている涅マユリの2名が明言されている。元々氷でできている日番谷冬獅郎も恐らく可能。


卍解の一覧

斬魄刀を参照。


作中での扱い

その強さから護廷十三隊の隊長就任の(隠れた)必須条件とみなされている(例外のただ一人も後に修得)が、習得していること自体は明らかになっている隊長の中には、詳細が終盤まで不明な者、もしくは不明のまま終わっている者もいる。

最終章では余りにも強力すぎて、味方を巻き込んだり世界そのものを滅ぼしかねない更には敵と味方どころか自分さえも即死しかねない卍解が登場したため、そもそも使い所が限られているものも多い

必ずしも始解より扱い易いとは限らないし、明らかに始解よりも使い勝手が悪い卍解を持っている隊長もいるので、同様に「使い勝手がとても悪い卍解で、単に使う機会が訪れなかった」ということなのかもしれない。


メタ的な話

この能力の登場で、『BLEACH』における能力バトルの黄金パターン、すなわち

  • 味方が追い込まれる → 卍!解! → 逆転勝利
  • 敵が能力を見せる → 打ち破る → 敵が卍解して逆転敗北…

が確立されたと言っていいだろう。


当初は

  • 死神として頂点を極めた者にのみ許される
  • 習得者は尸魂界に永遠に名前が刻まれる
  • 四大貴族でも至れるのは数世代に1人
  • 護廷十三隊でも習得しているのは隊長ぐらい

難易度の高さが強調されているが、副隊長三席の1人まで覚醒させている

※過去篇では五席の1人もそれらしき能力を見せている。

ただし一部の副隊長や席官は、それぞれの都合で卍解できることを隠しており、また彼らの能力が本来は通常の副官クラスを超えるものであることが公言されている。

そして隊長格に定員はあれど、卍解は条件を満たせば習得できる為、言うほど設定破綻していない。


なお前述した破損すると治らない設定が判明した連載当時は、「明らかな後付け」「リアルすぎる」と批判的な声も多かった。これによりとある人物の不憫さが増したことも要因だろうか。


長らく死神達の切り札とされてきた卍解だが、千年血戦編では相手の滅却師達が隊長格でなければ手も足も出ない実力者揃いであり、隊長格やそれに近い実力者達が卍解をしなければ勝てないと全員が単純な実力ならば十刃クラス。


だが、それに追い打ちをかけるように卍解を奪うという反則じみた手段を用いられ、隊長達が瞬く間に無力化されてしまうという絶望的な状況に立たされてしまった。『卍解を使っても勝てるか怪しいにもかかわらず、卍解を奪われる』というこのジレンマは護廷十三隊を壊滅させる一因にもなった。


ただし、元々滅却師の能力は死神とは性質が異なるため、卍解を奪ったところで奪った卍解を使いこなせるかはその滅却師の実力で左右される。中でも、別次元と言っても良い元柳斎の卍解はユーハバッハ以外は制御できないレベルで、そのユーハバッハすら奪った卍解を使おうとしなかった。


関連タグ

BLEACH 護廷十三隊 死神

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