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ドラゴンボールGTの編集履歴

2023-01-24 14:57:07 バージョン

ドラゴンボールGT

どらごんぼーるじーてぃ

鳥山明原作「ドラゴンボール」のテレビアニメ「ドラゴンボールZ」の続編。内容はすべてアニメオリジナル。

概説

1996年から97年までの間に放送されたTVアニメ。全64話。TVアニメ「ドラゴンボールZ」の続編にあたる。

内容はすべてアニメオリジナルで、時期列は悟空ウーブが修行の旅に旅立ってから5年後の世界。


「バトル漫画」としての地位が定着したドラゴンボールから一転、連載開始当初の「ドラゴンボールを探す“冒険アドベンチャー”」としての回帰を目指した作品。

悟空の肉体が幼児化し、新たなドラゴンボール&神龍の登場など冒険漫画として描かれた頃の要素を復活させるための試みが要所で展開された。

序盤以降は先の通りバトル展開の比重を大きくし、バトル展開と冒険ファンタジーのバランスを取ったアニメとなっている。

結果として原作のドラゴンボールが辿ってきた冒険→バトルという似た構成になっている。


スタッフ、制作方法等、前作アニメから大幅に変更がなされており、外面的な作風自体も大きく変化している。それにより、作中のBGMも明るくも緊張感のある曲調から、冒険を想起させる壮大で爽やかなものが増えている。


原作者である鳥山明はストーリーなど制作に直接関与はしていないが、イメージボードや原作最終回から5年後の悟空達の姿、冒険に使った宇宙船やギルなどデザインで関わっている。


本作で登場する超サイヤ人4は『Z』からアニメ版の一部のキャラクターデザインを手掛けた中鶴勝祥が、一から全てデザインを起こしたものである。それを鳥山に提出したところ、微修正を除いてほぼそのまま合意を得られたとのことで、中鶴も嬉しかったと語っている。ちなみに鳥山明が描いた超サイヤ人4はDVD-BOXのブックレットに描かれている。


また本作のタイトルである『GT』とは【Grand Touring】(グランド・ツーリング)=壮大な旅、という意味であり、これも鳥山明本人による命名。他にも【Galaxy Tour】【Galaxy Touring】(銀河の旅)、【Great Touring】(偉大な旅)などの意味も込められている。


ストーリー

「究極のドラゴンボール」編(宇宙探索編)

ウーブとの出会いから5年後。悟空はウーブへの最後の修行を施し彼と別れたが、その直後、突如として子供の姿になってしまう。実はそれはピラフ一味が禁断の究極ドラゴンボール(ダークドラゴンボール)を見つけ出し、呼び出された赤い神龍によって叶えられた願いであった。そのドラゴンボールは『もう一度集めなければ、願いをかなえた当人の星を一年後に滅ぼす』という恐るべき魔力を秘めており、これを知った悟空とトランクス、そして悟空の孫娘・パンの3人は宇宙中に散らばった究極のドラゴンボールを探す旅に出る。

GT!GT


「復讐鬼・ベビー」編(スーパーベビー編)

究極ドラゴンボールの回収も終盤に差しかかっていた頃、その裏で新たな脅威が忍び寄ろうとしていた。かつてサイヤ人によって滅ぼされたツフル人の生き残りドクター・ミューによって作り出された人口生命体ベビー。彼はサイヤ人に復讐すべくサイヤ人の血が流れる悟空たちに襲いかかる。そしてその手は地球にまで拡大し、ベビーは強力なエネルギーを求め悟空の仲間達を含めた全ての地球の人々に乗り移り、地球はベビーのものとなってしまう。悟空は寄生を免れたパンやウーブと共に地球を取り返すべくベビーに立ち向かう。地球の命運を賭けた、その勝敗の行方は?

超サイヤ人4孫悟空SS4悟空vs大猿ベビー


「究極の人造人間」編(超17号編)

ベビーを倒し、ピッコロという犠牲の末に平和を取り戻した地球だったが、その裏側で地獄に落ちたドクター・ゲロとドクター・ミューが悪魔の協定を結び、人造人間17号の新型の製造に成功し、悟空への復讐に立ち上がった。そして新たに生まれた17号は、この世で生きてる17号と共鳴して洗脳。地球と地獄、二つの世界を巻き込んだ二人の『17号』による壮大な復讐劇が幕を開ける。

17号詰めsuper android 17 (gt)


「7匹の邪悪龍」編(邪悪龍編)

17号の驚異を退けた悟空たちは、犠牲となった街や人々を復活させるべく再びドラゴンボールを集め始めた。しかし、集めたドラゴンボールは全て謎のひび割れを起こし、そのドラゴンボールから呼び出された神龍の様子もおかしく、願いもかなえずに真っ黒な光を放って散っていってしまう。界王神曰くその現象はドラゴンボールが持つ『人間の欲望によって穢れを溜めこむ』性質によって起きた現象であり、本来ならば一度使うと100年の休息が必要なところを、悟空たちによって30年に渡って無茶な使われ方をしたのが原因だと言う。そして穢れたエネルギーは7匹の邪悪龍となり、世界中で悪影響を及ぼしていた。邪悪龍はいずれは銀河を滅ぼすとまで言われ悟空は邪悪龍を元のドラゴンボールの姿に戻すべくパンと共に邪悪龍討伐の旅に出る。

一星龍ウルトラ元気玉


主な登場人物

究極のドラゴンボール(ダークドラゴンボール)で子供の姿になってしまう。宇宙に散ったドラゴンボールを集めるために宇宙に旅立つことになる。当初は小さくなった体のためにパワーも思うように使えなかったが…。

悟空・パンと共に宇宙へ旅立つ。二人に振り回される苦労人の役回り。外見は未来トランクス寄りだが性格は未来と現代を足して2で割った感じに。

孫悟飯とビーデルの一人娘で悟空の孫。悟空・トランクスと共に宇宙へ旅立つ。10代前後の好奇心旺盛なおてんば娘。

イメッガ星で悟空たちと出会い、ドラゴンレーダーを食べてしまったことから一緒に旅をすることになったロボット。

悟空のライバル。悟空と実力が近いとされる唯一のキャラクター。

ベジータとブルマの娘。ブルマに瓜二つな容姿をしている。

悟空の弟子で魔人ブウの生まれ変わり。本作で少し成長している。

ツフル人が作った人工生命体。相手に寄生し、肉体を操る事が出来る。

地獄で新たに作られた17号と現世の17号が合体した人造人間。

ドラゴンボールの副作用で誕生した悪い神龍。

名前はドラゴンボールの球の名前に忠実。

全部で一星龍二星龍三星龍四星龍五星龍六星龍七星龍の計7匹。

超サイヤ人4ゴジータ

超サイヤ人4同士のベジータと悟空のフュージョン姿


主題歌

OP

DAN DAN 心魅かれてく

作詞-坂井泉水/作曲-織田哲郎/編曲-葉山たけし/歌-FIELD OF VIEW

ED

  • 『ひとりじゃない』(第1話~第26話)

作詞-池森秀一/作曲-織田哲郎/編曲-古井弘人/歌-DEEN

  • 『Don't you see!』(第27話~第41話・番外編)

作詞-坂井泉水/作曲-栗林誠一郎/編曲-葉山たけし/歌-ZARD

  • 『Blue Velvet』(第42話~第50話)

作詞-愛絵理/作曲・編曲-はたけ/歌-工藤静香

  • 『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』(第51話~第64話)

作詞・作曲-小松未歩/編曲-池田大介/歌-WANDS(第三期)


正史か非正史か

原作者の関わりが薄くアニメオリジナルのストーリーな為、公式で非正史扱いされる事も多い。

ドラゴンボール超』が出る前までは『GT』が正史扱いされていることが多く、最終回でも「これでドラゴンボールのお話はおしまい」と言われる等、当時はストーリーの終焉をアピールする事もあったが、『超』が登場して以降は30周年記念の公式ヒストリーからも本作は除外されており、『超』の「宇宙の神々編」の後には原作最終回である「平穏な世界編」でヒストリーは幕を閉じている。


また劇場版『神と神』『復活の「F」』、TVアニメおよび漫画版『ドラゴンボール超』は時系列的には『GT』より前の話だが、子供に若返った上、一連の出来事で悟空達と友好的な関係を築き、未来トランクスのタイムマシン復活に協力するなど、いつの間にか悟空達の仲間扱いされるようになったピラフ一味、分離した界王神キビト、修行で大幅強化され悟空達と再び肩を並べたフリーザ、同じく大幅強化された悟飯、悟空達の仲間になり超サイヤ人3以上の強さになった17号、GTとは違う形態に変身する悟空達、GTとはまた人間関係が違う、GTに登場しない新キャラと交流関係を作るなど、本作につながらない要素が数多く存在する。

派生作品を含めると、『たったひとりの最終決戦』と『ドラゴンボールマイナス』(及び『ドラゴンボール超 ブロリー』)もバーダックの性格や悟空の出自も異なっている。


一方で『神と神』公開時点では、『神と神』は『GT』に繋がる物語とされ、当時発売された超全集などでも同じヒストリーに分類されている。超放送時に行われたドラゴンボール展のパンフレットでも時系列が『超』→『GT』の順で解説されており、海外のイベントでは超はGTに繋がるとスタッフが想定していることを明らかにしている。

詰まるところ公式でも統一がされていないのが現状である。とはいえドラゴンボールはなんだかんだ言ってもコロッと設定を覆すことも多いので、繋げて考えてもパラレルでも、各々の解釈次第と言えるだろう。


ゲームでは、『ゼノバース』シリーズでは『超』と『GT』が繋がる様な会話やイベントがあったかと思えば(例として、GT悟空破壊神ビルスとの掛け合いで、悟空がビルスに「久しぶりだなぁビルス様」と言う等)、ミッションで超サイヤ人4より上の形態として超サイヤ人ブルー身勝手の極意が登場したりとあやふやである。


ヒーローズ』シリーズではそれぞれ別時空の話として解釈し、お互い相手の変身を知らない状態で超サイヤ人4と超サイヤ人ブルーの悟空が戦っている。ゲーム版では超サイヤ人ブルーが勝利したがアニメ版では互角の勝負を繰り広げていた。

その後のハーツが一星龍の心を読んだ際「別の世界の君(悟空)が戦った相手」と説明している。


余談

  • スーパーベビー編から『Z』のようなバトル路線へと変更したこともあってファンの中では賛否両論であり、上述の通り鳥山明先生が直接制作に関わっていないためファンの間で一時期「『GT』は『ごめんなさい、鳥山先生』の略ではないか」とする失礼な都市伝説が広まったこともあったが、後に鳥山先生本人のコメントで否定されている。

  • 本作では「ファイン・ネガ・ビデオシステム」によるD2-VTRマスターでの納品になったため、本編中の色味が変更されたが、DVDではフィルム原盤からのリマスターで収録されている。その弊害として『無印』と『Z』、『GT』のハイライト映像をバックにスクロールで全主要声優と主要スタッフの名がVTRテロップで流れた最終回のエンディングがDVDだとノンクレジットになっている。

本放送

DVD


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関連タグ

ドラゴンボール DRAGONBALL DB  ドラゴンボールシリーズ

ドラゴンボールZ 超サイヤ人4

マシュランボー:20世紀最後の年に放送された東映アニメーションオリジナル作品。こちらは視聴率低迷により冒険物からバトル路線に変更された。

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