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キャベツの編集履歴

2023-11-05 08:04:14 バージョン

キャベツ

きゃべつ

Brassica oleraceaを改良した葉野菜の品種群のひとつ。玉菜、甘藍ともいう。

概要

アブラナ科アブラナ属の二年草Brassica oleracea(カンラン)の一部の品種群を指し、栽培上は一年生植物として扱われる。ヤセイカンランを栽培化したケールを改良したもので、ブロッコリーハボタンカリフラワー、カイラン、芽キャベツ、コールラビなども全て同種に属する。


甘藍(カンラン)はキャベツの和名だが、特に結球キャベツを指して玉菜(タマナ)ともいう。植物学者の牧野富太郎によれば、カンランという別名は誤りで、タマナとするのが正しいとのことである(ピクシブ百科事典でも親記事設定の都合上、甘藍をBrassica oleraceaの総称として扱っている)。


葉っぱが肉厚で、重なり合って大きな球になっており、これを「結球」という。同じ結球する野菜であるレタスキク科で系統的には遠い。ただし、キャベツは結球のイメージが強いが、品種によっては結球しないものもある(どこまでを「キャベツ」と呼び、どこから「ケール」と呼ぶか明確ではないので定義にもよる)。白菜は同じアブラナ属であるがカンラン/ケール類ではなくカブ/ツケナの系統に属する別種。


柔らかく癖のない味で、そのまま刻んで生でも食べられるし、焼いたり炒めたり煮込んだり蒸したり漬物にしたりと、調理のバリエーションも豊富。ビタミンCを豊富に含むほか、胃腸薬「キャベジン」の名前の由来でもあるビタミンUを多く含む。細胞分裂をうながして胃腸の粘膜の新陳代謝を盛んにし、傷ついた胃腸の粘膜修復に役立つほか、胃酸の分泌を調整する働きもあるとされる。トンカツなど揚げ物の付け合わせにキャベツの千切りが用いられるのもこの為である。

キャベツを含むアブラナ科の野菜にはがん予防効果があると言われており、イソチオシアネートの効果とも言われている。

花言葉は「利益」。


日本における歴史

日本には江戸時代に伝来している。当時、伝来したのは結球しないケールに近い品種だったようで、「オランダ菜」と呼ばれ、主な用途は観賞用であった。

貝原益軒など、当時の著書にも「おいしい」という感想が残っており、江戸時代にも口にしていた日本人はいたようだが、一般的な食材とは言えなかった。日本では主に観賞用として改良され、葉牡丹(ハボタン)が生み出された。


明治になると、結球する品種も栽培されるようになり、徐々に日本の食卓に並ぶようになった。

トンカツにキャベツの千切りという組み合わせも、明治の末あたりに誕生している。


キャベツに関するキャラクター


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