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エルギオスの編集履歴

2024-01-20 19:36:10 バージョン

エルギオス

えるぎおす

『ドラゴンクエストIX』の登場人物。

「……罪。存在そのものが……罪なのだ」


CV:三木眞一郎(『ドラゴンクエストライバルズ』)

概要

ドラゴンクエストⅨ』の登場人物。

英語版ではCorvus(からす座)となっており、天使たちの名前は鳥の正座の名前由来で揃っている(イザヤールがAquila=わし座ラヴィエルはPavo=くじゃく座、長老のオムイがAps=ふうちょう座)。

 

元はナザム村の守護天使を務めていたが300年前に消息を絶ち、話題に出すことは避けられている模様。しかし彼を「気高き心の大いなる天使」と称えた石碑は残っている。

最高位の天使であり、イザヤールの師匠。イザヤールは主人公の師匠なので、主人公からすれば大師匠ということに。

 

創造神グランゼニスは人間を愚かな存在と称しているが、彼は人間を深く愛し守るために力を尽くしていた。


300年前、何らかの理由で重傷を負い自分が守護するナザム村に落ち、その際に光輪を失ったことで人間に姿が見えるようになる。

村長の娘であるラテーナに介抱されてからは相思相愛の関係になり、彼女には星空の首飾りを渡していた。

しかしガナン帝国がナザム村に進軍した際に彼の天使の力に目を付け捕らえようと襲撃。村を守るため無理に戦おうとするがラテーナの父である村長が村の安寧のために彼を帝国に売り、その結果帝国地下で300年幽閉されることとなった。

この時の紆余曲折で村長だけではなくラテーナまで自分を裏切り売ったと思い込んでしまった。


帝国では天使の力を利用する暗黒皇帝ガナサダイによりさまざまなおぞましい実験が行われ、彼(および他の捕らえた天使)から奪った天使の力を兵士の増強や闇竜バルボロスの強化に使用していたらしい。

長い時を経て人間への絶望や憎悪が増幅して堕天使となり、本編開始とほぼ同時に、滅んだガナン帝国を復活させて手駒として操り世界を滅ぼそうとした。

物語冒頭で天使界を襲った謎の閃光は彼が放ったものである。その光は神の国にまで到達しており創造神グランゼニスをどこぞへ追いやってしまった。

その後、神の国を乗っ取り「絶望の憎悪の魔宮」に変化させて玉座につき本作のラスボスとして立ちはだかる。


堕天しても最高位の天使であるという事実は変わらないため、上位の天使には絶対に逆らえないというシステム「天使の理」は発動している。

このため主人公は人間になることと引き換えに天使であることを捨て、絶望と憎悪の魔宮に乗り込み、対峙することになる。


エルギオスさま

天使の時の姿は金髪碧眼美青年であったが、堕天使と化した際は後述のように醜い風貌となった。



戦闘

第一形態

絶望に堕ちた天使

ガナン帝国城地下の閉ざされた牢獄の最深部で囚われていた時の姿。幽閉されていたせいか襤褸を纏っている。

天使としての面影は残しながらも頭からは角が生え、翼が悪魔のような翼になりかけている。

『スーパーライト』等派生作品では肌色がやや緑がかった色合いになっている。


完全2回行動で通常攻撃や急降下(強化打撃)で一人に、バギクロスや激しい稲妻で全員にダメージを与えてくる。いてつくはどうを放ったり、テンションを溜めることもあるが、不敵に笑うという無駄行動をすることも。

1形態であるためかそれほど強力な攻撃はなく、状態異常などの搦め手もないため比較的楽に倒せるはず。ただし、ガナン帝国城での初戦は、天使の理のせいで強制負けイベントとなる。


第二形態

イラリク消化

憎悪と絶望に身を焦がし完全に堕天した姿(メイン画像のもの)。天使だった面影がなくなり、緑の体色の禍々しい悪魔の姿をしている。基本的に外部出演する際にはこの姿。

この形態での戦闘の際にはBGMが『決戦の時』という勇ましい楽曲に切り替わる。


こちらの形態も完全2回行動なうえに行動パターンが非常に多く、初見でパターンを見極める事が困難になっている。

歴代のラスボスと比べ攻撃力が低いため直接攻撃はスクルトで対応できるが、状態異常攻撃で回復役が眠らされたり痛恨の一撃を受けるなどするとマダンテなどの強力な呪文に対処出来なくなる。

レベル40前後に到達出来ていればそこまでの強敵ではないが、ブレス系攻撃やマダンテを連続で放たれると厳しい相手。


派生作品

モンスターズシリーズ

ジョーカー2プロ』より2形態で登場。名前は「堕天使」は付かず単に「エルギオス」表記。

1枠モンスターでは数少ない2回行動できるモンスター。その分、能力が凄まじく低い。HPはわずか600、すばやさは380しか無かった。

しかし、2回行動できるモンスターの中で唯一デメリット特性を持っておらず使い勝手の良いモンスターだった。

元天使だからか「てんしのきまぐれ」という特性を持っているのがミソ。


テリーのワンダーランド3D』ではHPが1000以上まで上昇、守備力をスキルで強化すれば耐久力を実戦レベルまで補強でき、2回行動の強みを活かせるようになった。当時は『DQ9』がナンバリング最新作であったためか、歴代ラスボスの中では最も位階が高いモンスターとなっている。

『イルとルカの不思議な鍵』ではHPがさらに上昇。攻撃力も高く、キラーマシンなどと組んだステルスアタックパーティによく使用される強豪モンスターとなる。


ジョーカー3』以降は攻撃力は高いもののすばやさが異常に低く使い勝手が悪くなった。ただし耐性は優秀である。


ドラゴンクエストライバルズ

第10弾でようやく登場。外見は1形態であり相変わらず肩書きが付いていない。

共通の魔王系ユニットであり、自らに「さくせん」を4回発動させるという効果を持つ。

運要素も強いが、その時の状況に応じて防御型にしたり攻撃型にしたり…と汎用性の高さが魅力的。


本作では原作で関わりのなかった人物に対する台詞が設定されていることも多いのだが、彼の場合は面識のないはずのリッカ等に対し人間の存在が罪だ何だと説いている様が実にシュールである。


余談

堕天使の姿はサンディからエルキモすなどと呼ばれている。

あまりにインパクトのある蔑称であるせいかプレイヤーからも呼ばれることもしばしば。


後発作品である『ドラゴンクエストⅪ』の登場人物ホメロスが魔物化した姿は彼にそっくりというウワサ。

また、その『DQ11(3DS及びSwitch版)には彼のパロディキャラである「メガトンギオス」なるモンスターも存在している。相方のネルゲルデーモンと共に追憶の神殿第3層にて出現。


『DQR』での中の人は以前『トルネコの大冒険』のドラマCDで、ネネに惚れ込む王子役を演じていた他、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』アニメ版(2020年)でハドラー親衛騎団の歩兵ヒムを演じることとなった。


ちなみにエルギオスはドラゴンクエストのラスボスの中では唯一経験値をくれるラスボスでもある。その値は同作のはぐれメタルと同じくらい。これを高いとみるかはプレイヤー次第である。


関連タグ

ドラゴンクエストⅨ ラスボス 魔王系

守護天使 堕天使 闇堕ち 哀しき悪役

イザヤール ラヴィエル 主人公(DQ9) ラテーナ ガナン帝国

魔軍司令ホメロス:そっくりさん

キュロノス:鳥山キャラ、ナンバリング作品のラスボス、人間を滅ぼそうとする点が共通。

竜騎将バラン:かつては平和を守る存在で、人間の女性と恋に落ちるが、身勝手な人間の愚行のせいで人間を憎むようになり闇堕ちしたという共通点がある。変身後の姿も若干似ている。

ザマス:鳥山キャラ、中の人、緑肌のイケメン、人間の存在を罪として滅ぼすことを目論んでいる点が共通(ただし性格自体は異なる)。


ドラゴンクエストシリーズのラスボス

りゅうおう シドー ゾーマ デスピサロ ミルドラース

デスタムーア オルゴ・デミーラ ラプソーン大魔王マデサゴーラ ナドラガ キュロノス 異界滅神ジャゴヌバ

ウルノーガ


特撮作品

救星主のブラジラ :1年後に登場する堕天使繋がりのキャラ。

主人公が生まれる前に戦った天使、天使の中では英雄、その後の消息不明、主人公が故郷に帰れなくした原因(ただしドラゴンクエストIXの主人公は後に天の箱舟で帰ることができる)、組織を裏で動かしていた、世界を滅ぼそうとする目的だということ、物語のラスボス(スーパー戦隊シリーズ)にして堕天使という点が共通している

しかしブラジラは1万年前に戦った天使でエルギオスは300年前という違いがあり、言ってしまえばブラジラの方がエルギオスの大先輩である。ブラジラもエルギオス同様、1万年前の戦いの後消息不明になるが、ブラジラが闇堕ちした経緯は、仲間を手にかけ、敵を封印してそのことが護天使にバレ、拘束されたが自力で解除し、1万年後に逃げ延びていて、時空移動が未完成だったうえ怪人化しており、

数多くの悪の組織に属しているが、エルギオスの場合、上記の通り愛する人に裏切られたと勘違いで、300年間、拘束されている。

ブラジラの場合、番外編を含め4つの組織にブレドランという偽名で幹部として属しているが、エルギオスはガナン帝国を操っているだけである。

またブラジラとエルギオスとの結末が異なり、ブラジラは改心することなく、世界を終わらせようとした。


クエルボ(キュウレンジャー):こちらはラスボスでなはいが、主人公が生まれる前に戦った英雄であること、終盤まで正体を隠していること、かつて敵対した組織の首領として裏で操るここと、憎しみをもつこと、世界を終わらせることが目的(こちらの目的の場合は彼に憑依したドン・アルマゲに近い)、闇堕ちという共通している

(ただし、クエルボの場合はドン・アルマゲに長期間憑依したことで、傲慢で身勝手な性格に変貌。それでいて自分は宇宙を支配して救っているとの独善を信じ込んでおり、下手な邪悪よりも質が悪い存在と化している。

元々、非力で目立たない自分の一面を嫌って受け入れようとせず、むしろ鳳ツルギと比べる事で自己嫌悪感とコンプレックスを拗らせていた。

彼の結末はエルギオスとは違い改心することなく、ブラジラ同様、

自ら取り込み力にした筈のドン・アルマゲが抜け出し、クエルボはかつての姿に戻ってしまう。長年の計画の頓挫、そして全ての力を失い元の無力な自分に戻ってしまったことで半狂乱になったクエルボは、ツルギの謝罪も聞き入れず、釵を振り上げながら、歩み寄り、斬りかかろうとするが、友への情はあれど未練は捨てたツルギはすかさずホウオウブレードを抜刀、それで斬り捨てられたクエルボは崩れ落ちて死亡。

その身体は灰と化して朽ち、風に攫われて行った。


天装鬼 :こちらも天使をモンスター化した怪人であること、またブラジラに関連する戦隊を歪めた怪人であり、愛する者がいるという点が共通している(ただし、こちらは二人の人間が変貌しており、前者はカツ丼屋の女性店員との出会いで浄化し、後者は変貌後、ドンブラザーズに倒され、浄化後に恋人と再会している)

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