ヒードランの専用技。第5世代でもヒードランのみが使用できる。
ちなみにときのほうこうやあくうせつだんは配布でディアルガやパルキア以外のポケモンが覚えていたりするが、この技は配布でもヒードランにしか与えられていないため、実質的な専用技になっている。
ドーブル?そんなの知らん。
データ
初出 | 第4世代 |
---|---|
タイプ | ほのお |
分類 | 特殊 |
威力 | 120 |
命中 | 70(第4世代)→75(第5世代) |
PP | 5 |
範囲 | 1体選択 |
直接攻撃 | × |
追加効果 | 2-5ターンの間、相手に持続ダメージを与える。その間、相手は交代できない。 |
また、第5世代では相手を閉じ込めるターン数が4-5ターンになった。 |
概要
伝説ポケモンの中でも図鑑の説明がひどいことに定評のあるヒードラン。
十字の爪を食い込ませて壁や天井を這い回るといういかにもアレな説明だったことから、ゴキブロスという呼ばれ方をされてきた・・・が、戦闘での実力は本物だった。
第4世代から登場した技。第5世代でもドーブルを除くと使用できるのは配布を含めヒードランのみ。
性能はほのおのうずの上位互換。ダメージとともに相手を拘束する技の中ではトップクラスの火力。というか同系統の技の中で単独最上位の技となっている。
命中率は70とやや不安だが(それでもかみなりやふぶきと同程度)、だいもんじとは同威力の大技。ただしPPは5しかないため、威力が高いからといって乱発しているとすぐに弾切れになる。第5世代で命中率が若干上がり、75になった。それでも不安定なのは変わらず。
当たれば確実に相手を拘束でき、毎ターン相手の最大HPの1/16ずつダメージを与えられる強力な技。
加えて交代もできなくするため、だいもんじよりも攻撃性が高い技である。
ただし、だいもんじより命中率が低く、やや不安定。安定性を求めるなら大文字にするのが無難。
拘束時間も第4世代は2-5ターンだったが、第5世代で4-5ターンとなり、攻撃面でも強化された。
スリップダメージのおかげで特性がんじょうやきあいのタスキにも強い。
発動自体を防ぐことはできたいため相手に行動を許してしまうが、1ターンで確実に倒せる。
が・・・
この技を覚えるのがなんとLv96。ただでさえ伝説ポケモンや600族の多くが経験値125万テーブル(成長が遅いグループ)でヒードランもそのグループなのに、そこからさらにLvを96まで上げろと言うドS仕様である。確かにヒードラン自身は戦闘での実力はあるが、その中でも「こういう苦労が快感です」というドMの人のためのポケモンなのかもしれない。
拘束技性能比較
マグマストームの威力がどれほど高いものか見るため、実際に比較してみた。
威力の高い順に並べてある。なお、拘束ターン数は全て同じ。
PP、威力、命中率は第5世代準拠である。
技名 | タイプ | 分類 | PP | 威力 | 命中率 |
---|---|---|---|---|---|
マグマストーム | ほのお | 特殊 | 5 | 120 | 75 |
ほのおのうず | ほのお | 特殊 | 15 | 35 | 85 |
からではさむ | みず | 物理 | 15 | 35 | 85 |
うずしお | みず | 特殊 | 15 | 35 | 85 |
すなじごく | じめん | 物理 | 15 | 35 | 85 |
まきつく | ノーマル | 物理 | 20 | 15 | 90 |
しめつける | ノーマル | 物理 | 20 | 15 | 85 |
ヒードラン(とドーブル)の専用技とはいえ、拘束技のうちマグマストームだけダントツで威力が高い。
命中率やPPに不安が残るが、主力技には十分なりえる技である。
同タイプであるほのおのうずより威力が非常に高い。