DayBreakさん＞前にも述べた通り、ヒーローにとってテレビ局の支援は十分条件であり必要条件ではないと、私は考えます。一般人により正しく己の活躍を知ってもらうため、より早く危機を察知するための便利な情報網ではありますが、あくまで解決するための力を持つのはヒーローです。スーパーパワーをテレビ局が供給するわけじゃありません。■DayBreakさんの言っている「会社」は、有能無能が入り混じって同じ仕事を二人三脚でこなすものですが、ヒーローのそれはアイドル企業に似ています。アイドルの日常や幸せを重んじず、時にテレビ局に依存するよう仕向けるのは確かに効率がいいですし文句を言う人間もいません。しかし在り方が「邪悪」な気もします。マーベリックはその理不尽さを、「他人を操る力」として顕著に表しているのではないでしょうか。■推論多くてすみません。

＞戸惑面喰様　　部下や関係者を駒として使うのは、組織の中で別に悪いことじゃないです。ヒーローとの繋がりも、「個人的に得するシステム」ではなく「会社が得するシステム」ですし、会社に利益を上げて自分が出世するのは、サラリーマンとしは普通です。　■　好まれない生き方に入るのでしょうが、逆に「ズルい生き方をしよう」みたいな本に書いてある範疇を超えていないとおもいます。むしろ、他人を駒扱いしてる悪党や会社のお偉いさんの中では、トラブル対応なんかを真面目にやってる方でしょう。　■　しかし、ズルい生き方はどこから「邪悪」になるかは人それぞれなので、他の人の意見も聞いてみたいところです。　私の意見としては、マーベリックのヒーローに対する対応は、普通のお偉いさんの範疇、ということで。

別にテレビ局とヒーローの繋がり自体が間違っているのではなく、それを悪用して自分の描いたシナリオを走らせる駒としてヒーローを支配していたマーベリックの腹黒さが問題なのです。■人として普通に生きていれば、例えヒーローであっても対人関係のしがらみやお金の問題、良い恰好しすぎたことによる世間体などはつきまとうでしょう。そういう意味では、一般人と一線を引きつつ彼らに生き甲斐を与えられるテレビ局自体は、決して悪いものではないと思います。

マーベリックは「支配する」ことにかけて言えばとびっきりの邪悪です。■そもそもヒーローたちは安寧と生き甲斐、そして利益のために超人的な能力を揮います。もともと人を救うのにテレビに出る必要があるわけでもなければ、一部の例外を除いて争いのある世界を望んでいる訳でもありません。■しかしマーベリックが金や生活を保障しているために彼らは必要以上に日常を脅かされ、DayBreakさんの言うところの「巧妙なやらせドキュメンタリー」に踊らされます。■傍目には力あるヒーローと、彼らの業績を世へ発信するものの利害関係の一致にも見えますが、これはれっきとした「支配」です。ヒーロー達は本来は必要のないはずの重い首輪をつけられているのです。

DayBreakさん＞『フィクションの他の悪党と比べて極端に邪悪・外道』という言葉がちょっとわかり難いです。作品を跨いでしまうと、バール片手に暴れまわる悪も居れば、宇宙を破壊できる悪もいます。邪悪も同じように規模の大小で決まるものではないと、私は考えています。

ところで、マーベリックは邪悪なんでしょうか？　金儲けのことでモメた相手や、犯罪の目撃者を殺そうとする人間は、推理モノではいくらでもいます。　■　マッチポンプな番組にしても、ヒルカワや『鉄拳(実写映画)』の三島一八のように、誰かの生命や尊厳を踏みにじるような番組ではありません。どちらかと言えば、「巧妙なやらせドキュメンタリー」といったところだと思います。　■　もちろん、リアルで同じことをやれば大問題でしょうが、フィクションの他の悪党と比べて『極端に邪悪・外道』というキャラクターではないと思います。

＞戸惑面喰様　　確かに、キュウべえ等極端な独り善がりで挙がってる連中には「自己完結」という要素が強そうです。相手がどう思っているかどうかではなく、「これで相手も満足だろう。満足しなければ、相手が悪い」という発想の連中ですからな。　ダークヒーローと邪悪を見分けるポイントの一つではないかと思います。　■　逆に、夜神月の場合、犯罪者に対しては、法律や一般的な価値観と照らし合わせて、裁くかを判断しているように感じます。

訂正、一つ下の『自己満足』は『自己完結』でした。

ですがその中でも死の間際に猟奇芸術の神髄にたどり着いた龍之介や、企てた陰謀の全てを抹消するために自らを廃人に変えてみせたマーベリック、誰の為でもない孤高の正義を抱いて誰に断わりも入れずに制裁を行うUSDマンは『自己満足』の完成形であり、邪悪なのではないでしょうか？

人間関係がもつれて情緒が狂っているとか、分不相応な欲求（世界征服、世界最強、特定の愛）を求めて外道にはしるとか、または自分勝手で滅茶苦茶な暴言を吹いて回るなんていうのは、とても人間らしい繊細で愚直な感情なのだと思います。

DayBreakさんの意見に感化されたのですが、邪悪とはすなわち『自己完結』なのではないでしょうか。他人の言葉に心の底から一喜一憂することは絶対になく、己の思い付いた目的にひたすら邁進できるのが邪悪の本質なのだと、私は仮定します。

何かしら事情があって悪い事をしているキャラで邪悪かどうかの目安ですが、「代替案を考えているか」というのもあると思います。　■　プレシアさんや暁美ほむらは、「色々やってみたけど、周囲に迷惑が掛からない方法じゃ無理」という要素が強いように思います。　また、夜神月は、能力上半殺しが出来ません。　■　対して、キュウべえやウルトラスーパーデラックスマンは、一個方法を決めたら、「周囲への負担を減らせるように最適化」、みたいな事は一切考えてません。　■　「代替案を考えているか」も目安の一つになるのではないでしょうか？

でも確かに、超能力の「邪悪さ」ではあるけれども、それは琴浦さんの性格ではないのですよね。削除されたことに対して、理由を述べられなかったことを除けば大方満足しています。

ちなみに私が琴浦さんを吐き気を催す邪悪に推した理由を纏めてみると、『自分や他人を無差別に傷つける才能を持ち、その才能をどうやっても取り除くことができないから』です。故に、本人がそうなりたいか、今後の展開でもなりそうかはともかく、琴浦さんは邪悪だと考えます。他人の心に猜疑や暴力を植え付けてしまうような魔のカリスマを放っているわけです。

Sさん＞興味深い考察だと思います。是非私と同じように、ここへ下書きを載せてみてください。

あくまで私も一個人なので客観的な推測でしかないのですが、『吐き気を催す』という表現に比重を割いた項目が多すぎると思ったので纏めてみました。編集や削除の参考までにどうぞ。

物語における悲劇面を担っているだけの、ありふれた悪者：ワポル、ムッシュール、フェスラー准将、飛び魚座のアルゴ、木原数多、倉田明宏、轡大二郎、マキシマム、バーズ（リボーン）、ドクター/カンザキ コウスケ、ベイ、Dr.マシリト、美破、来留間源三、ジェイル・スカリエッティ、スワマ、鷹栖、チームカタストロフ、ディヴァイン、ナギ・ダイ・アルタイ、プレシア・テスタロッサ、北条鉄平、炎凪、安西愛海、安藤守、看守、桐野美鈴、コアラ（RAVE）、関谷久作、錦織隆、北条凛、ライアー、邪藩牛次郎、千石（こどものおもちゃ）、ハヤテの両親、染谷（ドロップ）、江頭哲文