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ヤマアラシの編集履歴

2014-01-08 18:18:33 バージョン

ヤマアラシ

やまあらし

哺乳類の一種。漢字表記は「豪猪」。

哺乳綱齧歯目に属する動物のうち、ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科に属する動物をこう呼称する。拠り狭義には前者のみを指す語。頭胴長40~90センチメートル程度の小型~中型の動物で、ほぼ全ての種が植物食である。


ヤマアラシ科の概要

体と尾の上面に棘状に変化した硬い長毛があり、これで敵から身を守る。ヤマアラシの防御は「攻撃による防御」とでも言うべき積極的な行動で、先ずは尾を振って音を出し、敵に警告を与える。それでも相手が去らないと後ろ向きになって突進し、相手の顔面に棘を突き刺すと言うものである。棘には小さな「かえし」がついており、一度刺さると自力で引き抜くのは困難を極める。刺さりどころが悪いと死ぬ危険性もあり、実際に心臓を棘で刺されて死んだの例がある。

ヤマアラシ科の多くは尾が短く、木に登らない。アジア・ヨーロッパ・アフリカに分布。


アメリカヤマアラシ科の概要

「アメリカヤマアラシ」の科名に違わず、南北アメリカにのみ分布。アメリカヤマアラシ科の動物は尾が長く、樹上性の種が多い。

鋭い棘を持つ以外はあまりヤマアラシ科の動物とは似ていない。

ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科、この2系統は齧歯類と言う大グループの中で、別々に進化した全く独立の系統である(強いて言えばアメリカヤマアラシ類はカピバラモルモットに近い仲間)。

2群の動物が現在に至るまで「ヤマアラシ」と言う共通の名前で呼ばれているのは、ヨーロッパから新大陸に渡った開拓者たちが、この地で新たに出会ったアメリカヤマアラシ類を、まったくの別系統である旧知のヤマアラシ類と混同した名残りである。両者で共有される、天敵から身を守るための針毛(トゲ)は、収斂進化の好例である。


無駄知識

フロリダ州ではヤマアラシとの性行為を禁じられている。…にも拘わらずロシアのサンクトペテルブルグからやってきた二人組がその掟を破ってしまった。性器に炎症を起こし病院送りになった。幸いにもフロリダでは無くロサンゼルスで治療を受けたので法律には問われずにすんだ。

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