台湾省(Taiwan Province)
(たいわんしょう)
1,中華民国(現在は台湾)の省の一つ
経緯略:清朝が台湾省を置く→日本が統治→蒋介石が台湾省に逃げてそして台北を臨時的に首都とする
その後台湾を構成する省の一つとなる
2,中華人民共和国の省の一つ
中華人民共和国政府は、自国が1949年に崩壊・消滅した中華民国の継承国家であり「中国を代表する正統な国家」としての立場を中華民国から引き継いだ立場にあるとしておりそこから1945年に中華民国の領土に編入された台湾の最終帰属も、中華民国の立場を継承した中華人民共和国に継承されると主張してきた。
中華人民共和国は、名目的に台湾省を設置する事で自己の主張の正当化を図り、併せて蒋介石によって台湾へ移転された現在の中華民国政府のことを、「崩壊した中華民国政府(国民政府)の一部勢力が台湾を不法占領して樹立した非正統的な政府」として、その存在の正統性を否定してきた。
現在中華人民共和国による台湾の実効支配は出来ていない