感想タグ
かんそうたぐ
pixiv「ヘルプ」によるタグの説明
Q.タグってなに?
A.
タグとはイラストのキーワードのようなものだと考えてください。
自分がつけたタグと同じタグを持つイラストを探したりと、楽しみが広がります。
また、適切なタグをつけることによりイラストを探しやすくするものです。
※コメント欄ではありません。コメント欄はイラストの下部にあります。
概要
時に閲覧者により大喜利大会と化し、一部のユーザーからはその意義を疑問視されている反面、一部のユーザーにとっては楽しみの一つという側面もある。
邪魔に思う人もいれば喜ぶ人もいるため、賛否の分かれる存在となっている。
このようなタグを付けられることを励みにしている投稿者もいるし、タグによる面白みも存在するため、一概に否定出来る物ではない。すでにPixivユーザーの多くにとって文化として根付いている感もあり、完全に排除するのは不可能であろう。
コメント欄で良い、と言う意見もあるが、コメント欄と異なり他のユーザー(無論、作者を含む)と楽しみを共有出来ると言う点で大きく異なる。
しかし、閲覧者により独自のタグで埋められてしまった場合、その作品はタグ検索機能が全く機能しなくなってしまう。
例えば人気のある作品でも、作品タグ、キャラの名前、カップリング名だけしかヒットする要因がなければ検索からイラストを探すのが困難になる。これは特に「人気のある、投稿作品数の多いジャンル」の作品に顕著に表れる。
感想タグもイラストの一つの楽しみ方ではあるが、あくまでタグの本義は検索機能にある。感想タグを全否定する事は無いが、それは検索用タグを付け終えて、タグ枠が余った時に付けるぐらいに考えておこう。
またその内容についても、10点では足りない等の主観が強すぎるタグや、コメント欄でやメッセージ欄で済ませるべきリクエスト系のタグ、漫画機能のネタバレを起こすようなタグなどではなく、イラストの楽しみを増幅するためのタグを付けるよう心がけるべきである。あくまで他のユーザーと楽しみを共有するための感想タグであり、タグをつけるあなたの自己満足や自己顕著欲を満たすための物ではない。
場合によっては、感想タグが検索妨害になりえる。例えば「○○希望」「○○もお願いします」というタグを付けた場合、「○○」の無い作品が「○○」のタグ検索に引っかかってしまう。感想タグはバリエーションが多くなるため、マイナス検索で対処することは困難であり、検索の迷惑にならないタグにすることが望ましい。
特に、タグの匿名性(コメントはユーザー名が全公開されるが、タグは投稿者にしかIDが割れない)を利用するためにメッセージではなくタグを利用するユーザーもいるが、これは自分の身分を明かしたくないと言う非常に自己満足的なタグ利用であり、タグの本義としてはもちろん、感想タグの利用法としても誤った、非常に悪質な使い方である。
ニコニコ動画との比較
ご存知の通りニコニコ動画も同じくタグ機能がある。
ニコニコではタグの付け消しが簡単に行えるが、ピクシブでは一作品において投稿者以外が一度付けたり消去すると、一定時間のタグ操作が不可能になる。ゆえに表記揺れを訂正するのが非常に面倒である。
タグを付ける上では慎重に、そのタグが必要かどうか一歩立ち止まってまず考えよう(これは感想タグに限った話ではないが)。
感想タグの今後
感想タグはすでにPixivの文化として定着しており、全否定出来るものではない。むしろ過剰な否定は荒らしと変わらず、中には感想タグを過度に削除するユーザーへの対策として感想タグのタグロックを強いられた投稿者も存在する。
また、感想タグ・変わったタグの中でも利用され続けることで需要が生まれたものもある(評価タグの一覧参照)。その中には、定着化した事で検索に利用出来るようになり、原義としてのタグの意味を取り戻したものさえある。
だが、そういった物を除けば、やはりタグの本質は検索用であると言うのを忘れてはならない。感想タグは、あくまで本来のタグ用途の余白を使用した楽しみであると言う事は常に頭に入れておくべきである。