シャドール
しゃどーる
聖剣伝説LOMに登場するシャドール
「奈落の一丁目によ~こそ! 死んじまった気分はどうだい?」
青、もしくは赤と白のストライプ状の模様を持つ奈落の住人。
薄気味悪い人形の姿をし、かなり砕けた口調で接して来るが、その正体は夢や希望を失ったあらゆる存在の成れの果て。
シャドールとなった者たちは互いの知識と経験を共有するという、モンスターとして登場していればこの上なく恐ろしい特性を持っていたりする。
しかし、彼らの役割として「生きる気力を失った者を、死すべきものとして奈落に案内する」事以外に関しては基本的に敵対する事はなく、中にはオールボン達に頼まれて主人公たちをサポートする事も多い。
しかし、クエスト「ディドルいやになる」に登場するシャドール達は、薄気味悪い笑い声を上げながら透明化したり徒党を組んで迫るなど仲間を増やそうとするおぞましい執念を垣間見せる。
遊戯王のシャドール
「THE DUELIST ADVENT」で登場した「シャドール」と名のついたカード群。
リバースした場合に効果を発揮する(あやつり人形のような)モンスターたちを利用して、融合召喚につなげて戦う。
名前の由来は、「シャドー(影)」+「ドール(人形)」から。
融合モンスターである「エルシャドール」の「エル(el)」はヘブライ語で「神」を意味し、「全能の神」を意味する「エル・シャダイ」とも掛けていると思われる。
下級のシャドールは効果で墓地に送られた時とリバースした時の2つの効果を持っている。
勿論融合召喚に利用した場合も効果を発動できるが、1ターンに1度しか発動できないのでそこには注意。
切り札の融合シャドールは特殊召喚に対するメタ効果に加えて、召喚成功時や墓地に送られた時にリカバリーを行う効果を持っている。
これだけでも十分なデッキパワーを持っているのだが一番の問題は専用融合の《影依融合》の効果であり、相手の場にエクストラデッキから召喚されたモンスターが居る場合、デッキのカードを融合素材にしてしまうことができる。
当然ながらデッキから墓地に送られても下級シャドールの効果は発動するため、凄まじいアドを稼ぐ事が可能。
現環境ではエクストラデッキを使わないデッキはほぼ存在せず、この効果を発動できる機会も多い。
さらに《影依の原核》や《シャドール・ヘッジホッグ》の効果で《影依融合》をサーチやサルベージすることができるので、一度除去したとしても再び融合召喚を行うことができる。
当然ながらこの効果を警戒してシンクロやエクシーズをしなくても、下級モンスターの効果でアド損を補う事ができ、そのまま融合モンスターで場を制圧する事が可能である。
そのデッキパワーに加えて、それまで環境のトップに君臨していたAF先史遺産への相性の良さから、登場以来大会でのトップメタに君臨している。
さらに上述した「影依融合」の存在から邪帝ガイウスやダーク・アームド・ドラゴンといった、メインデッキに入る切り札的なカードの存在が見直されたりと環境に大きく影響を与えたカテゴリである。
設定
世界の深淵には、光を吸収して影=「シャドール」を生み出す《影依の原核》が存在する。
「ネフィリム」は顕在化した影を”影糸”で操り、その勢力を増大させるのだった……。