概要
ダークモンスターと化し、闇堕ちした「アームド・ドラゴン LV7」。闇で組むなら入れておくのが普通とまで言われる強力なカードである。愛称は「ダムド」。ちなみに「ダムド」には偶然にも禁忌、厄災等ちゃんと意味があり、相手側からすれば正に災厄の化身である。
能力
特殊召喚・効果モンスター
このカードは通常召喚できない。自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分の墓地の闇属性モンスター1体を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
環境入りの強さ
召喚条件は墓地の闇属性モンスターが丁度3体でなければならないため、一見難しそうに思われる。だが、闇属性には「終末の騎士」や「ダーク・グレファー」等の墓地肥やし効果が存在し、さらにオーバーした場合も「ネクロ・ガードナー」・「ゾンビキャリア」・「ダーク・バースト」等で減らす事ができるため、自然と枚数の調整が行える。それでも手札で死に札と化してしまった場合も「闇の誘惑」によって回避する事もできる。召喚自体にコストも無い為に手札から一気に2体以上召喚する事さえ可能だった。
そして、その効果も強力。墓地コストなので、ハンド・アドバンテージを損なわない上に、そのままでも種類問わずに3枚のカードを破壊してあっという間に直接攻撃へ移る事が可能。前述した「終末の騎士」や「ダーク・グレファー」で新たに墓地へ闇属性モンスターを追加したり、「異次元からの埋葬」でコストにしたモンスターを戻したりすれば、さらに破壊できるカードを増やせる。
余りの強さに瞬く間に流行し、環境がこのカードを切り札とする【ダムドビート】デッキとそのアンチデッキほぼ一色に染まってしまった事すらあった。さらにシンクロモンスターの登場後は、シンクロ召喚によって召喚条件を満たしたり効果コストを確保する事で大型モンスターを並べて一気に制圧する戦術が流行し、ますますもって手がつけられなくなっていった。
このカードが3枚投入出来た頃から「ボチヤミサン(タイ)」という呪文を聞くだけで発狂したプレイヤーも多数いた事だろう。ダムドに限った事でもないがほぼこのカードの恩恵で試合を支配することを「ダムドゲー」と呼び、忌み嫌われている。その強さの割に低レアリティであり、レア度の割には高価だったが、誰でも手に入れられる価格で売られていた。
そして、『GOLD SERIES 2010』(収録枚数が少なく、倍率の高いエキスパンション)に再録されてからは更にその頃より値下がり、落ち着いている。
元々闇属性は遊戯王OCGにおいて大きく優遇されている属性であり、それゆえダムドの強力さも光る…が、環境はかつてと大きく変わり、闇属性主体であってもダムドが必須カードとはいえないデッキも増えてきた。
2014年4月、実に5年ぶりに規制が緩和され、デッキに2枚投入できる「準制限カード」となった。だが、その直後に現れた闇属性カテゴリ「シャドール」が猛威を振るったのもあって、2014年10月に制限カードへと逆戻りすることになった。
そして、2019年10月には制限解除された。
リメイクカードとして撃滅龍ダーク・アームドが登場している。つまり、アームド・ドラゴンLV7のリメイクの再リメイクである。
関連タグ
大邪眼B・ロマノフ(デュエル・マスターズ界のボチヤミサンタイ)