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ダムド

のろわしきかな

英単語「damned」のカタカナ表記。バンド名、映画のタイトル、キャラクター名等にも使用されている。
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曖昧さ回避編集


英単語の「ダムド」編集

"damned" には、「酷い」「呪わしい」「忌々しい」「罰当たり」等の意味がある。

"damn" (「呪う」「毒づく」「罵る」) + "ed" 。

※キャラクター名としては悪役や危険な存在に付けられることが多い。


バンドの「ダムド」編集

1976年に結成されたイングランド出身のパンク・ロック・バンド。

日本では、セックス・ピストルズザ・クラッシュと共に「三大パンク・バンド」とされる。

ピストルズクラッシュと違い歌詞に政治的メッセージを込めることは少なく、ストゥージズMC5の流れを組むラウド性急な演奏が特徴であり、後のハードコア・パンクに影響を与えた。

初期はデイヴ・ヴァニアン白塗りキャプテン・センシブルセーラー服着ぐるみなど、馬鹿馬鹿しく笑えるバンド・キャラクターを持っていたが、後年はゴシック趣味が加味されていった。


略歴編集

1975年、マルコム・マクラーレンクリッシー・ハインドボーカルに据えたバンド「マスターズ・オブ・ザ・バックサイド」を仕掛けるがうまくいかず、クリッシー・ハインドを解雇して新メンバーを加入させ、バンド名を「The Damned」とした。

1976年、スティッフ・レコードと契約に成功し、シングル「ニュー・ローズ」でロンドン・パンクのバンドとして最初にレコードデビューを果たす。メンバーはデイヴ・ヴァニアン(ボーカル)、ブライアン・ジェイムスギター)、キャプテン・センシブル(ベース)、ラット・スケイビーズドラムス)。

1977年、1stアルバムの「地獄に堕ちた野郎ども」、2ndアルバムの「ミュージック・フォー・プレジャー」がリリースされた。ラット・スケイビーズが脱退。

1978年、メンバー間の意見の相違により解散。しかし、同年中に再結成される。メンバーはデイヴ・ヴァニアン(ボーカル)、キャプテン・センシブル(ギター)、アルジー・ワード(ベース)、ラット・スケイビーズ(ドラムス)。

1979年、シングル「ラヴ・ソング」がヒット。同年に発表された3rdアルバム「マシンガン・エチケット」がダムドの代表作とされることも多い。

1984年、キャプテン・センシブルが脱退。キャプテン脱退後のダムドは、ゴシック・ロックを強めた作風へと転換した。1986年にはカバー曲である「エロイーズ」をリリース。全英シングル・チャート3位を記録し、バンド最大のヒットとなる。

その後は頻繁なメンバー・チェンジ、活動休止・再開を挟みつつ、現在も存続している。



関連タグ編集

洋楽 ロック パンクロック

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