曖昧さ回避
- 英単語「damned」のカタカナ表記。
- イングランド出身のパンクロック・バンド。
- ルキノ・ヴィスコンティ監督によるイタリア・西ドイツ合作映画。ナチスが政権を獲得した当時のドイツを舞台に製鉄財閥のスキャンダルを描く。→ 地獄に堕ちた勇者ども
- ダーク・アームド・ドラゴン(とても有名な略称)
- 覇道黒竜オーラガイザー・ダムド
- ファイナルファイトの1面ボス
- 魔王ダムド(ゴールデンアックスⅢ)
- 『リルガミンの遺産』に出現したりしなかったり。
- ダイの大冒険の派生作品、クロスブレイドに登場する超越魔王ダムド。
- 『BASTARD!!』で使用される攻撃呪文の一つ。『爆裂』と書いてダムドと読む。
英単語の「ダムド」
"damned" には、「酷い」「呪わしい」「忌々しい」「罰当たり」等の意味がある。
"damn" (「呪う」「毒づく」「罵る」) + "ed" 。
※キャラクター名としては悪役や危険な存在に付けられることが多い。
バンドの「ダムド」
1976年に結成されたイングランド出身のパンク・ロック・バンド。
日本では、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと共に「三大パンク・バンド」とされる。
ピストルズやクラッシュと違い歌詞に政治的メッセージを込めることは少なく、ストゥージズやMC5の流れを組むラウドで性急な演奏が特徴であり、後のハードコア・パンクに影響を与えた。
初期はデイヴ・ヴァニアンの白塗り、キャプテン・センシブルのセーラー服や着ぐるみなど、馬鹿馬鹿しく笑えるバンド・キャラクターを持っていたが、後年はゴシック趣味が加味されていった。
略歴
1975年、マルコム・マクラーレンがクリッシー・ハインドをボーカルに据えたバンド「マスターズ・オブ・ザ・バックサイド」を仕掛けるがうまくいかず、クリッシー・ハインドを解雇して新メンバーを加入させ、バンド名を「The Damned」とした。
1976年、スティッフ・レコードと契約に成功し、シングル「ニュー・ローズ」でロンドン・パンクのバンドとして最初にレコード・デビューを果たす。メンバーはデイヴ・ヴァニアン(ボーカル)、ブライアン・ジェイムス(ギター)、キャプテン・センシブル(ベース)、ラット・スケイビーズ(ドラムス)。
1977年、1stアルバムの「地獄に堕ちた野郎ども」、2ndアルバムの「ミュージック・フォー・プレジャー」がリリースされた。ラット・スケイビーズが脱退。
1978年、メンバー間の意見の相違により解散。しかし、同年中に再結成される。メンバーはデイヴ・ヴァニアン(ボーカル)、キャプテン・センシブル(ギター)、アルジー・ワード(ベース)、ラット・スケイビーズ(ドラムス)。
1979年、シングル「ラヴ・ソング」がヒット。同年に発表された3rdアルバム「マシンガン・エチケット」がダムドの代表作とされることも多い。
1984年、キャプテン・センシブルが脱退。キャプテン脱退後のダムドは、ゴシック・ロックを強めた作風へと転換した。1986年にはカバー曲である「エロイーズ」をリリース。全英シングル・チャート3位を記録し、バンド最大のヒットとなる。
その後は頻繁なメンバー・チェンジ、活動休止・再開を挟みつつ、現在も存続している。