概要
本作のために三条陸と稲田浩司が描き下ろしたオリジナルキャラクター。
様々な時空や世界を越える超越魔王で、全ての勇者と人間を根絶やしにするべく様々な敵を送り込んでいる。
黒い球体を発生させ、それに触れた者は他次元に飛ばされるという技を持ち、巨大な拳を降らせる次元破断掌も使える。ただしメイロの持つ真逆の力には相殺されてしまう。
漫画版
重要人物だがレギュラーではなく、やや出番の多いサブキャラクター程度の立ち位置。
2巻で判明した生い立ちは、人間の母と魔族の父との間に生まれた混血児で、魔族との共存を快く思わない人間に母を殺されたというもの。更に父ロムドラドに自身の愛する心であるメイロを引き剥がされ、より人間を憎むようになった。
その為人間であるユウキに心を動かされた超魔生物ハドラーを静粛したが、ハドラーの覇者の剣とダイの援護を受けたユウキのアバンストラッシュの前に敗れ去る。
そしてユウキの魔族と人間の共存を望む優しさに触れて彼を信じ、自らをカード化。
しかし完全に心を許したわけではなく、今はユウキの経過観察のためか力を貸すことはなかった。
実はダムドの背後には父・ロムドラドが潜んでいた。
彼は自分より更に深く強大な闇の力に堕ちており、時空の武術大会の主催者及び黒幕として暗躍していた。
5巻では決勝戦にて父選りすぐりの暴走モンスターに苦戦するユウキとダイを見かねてようやく助太刀。暴走モンスターからの勧誘を「人間のこれからを見たい」と撥ね退け、ユウキに力を与えモンスター達を退けさせた。
だが人間を信じきれてない隙を付け入られ、父によって再び超越魔獣にさせられてしまう。
自らを殺してくれとユウキに懇願するが、もちろん彼は救う道を選ぶ。メイロの時空魔術こそが唯一の手段だが、成功率は低く術の発動にも時間がかかるため、殺さずにスタミナ切れを狙わなければならない。
当然ダムドの力の方が勝り、万策尽きたと思いきや今までユウキを認めた仲間達がダムドを抑え、ユウキの渾身の頭突きで隙ができ、メイロの時空魔術が成功した事で父の呪縛から解放された。
ロムドラドは何処へと去り、時空の武術大会は幕を閉じる。
6巻では自ら手を下しに来たロムドラドと壮絶な親子対決を演じる。
やはり父親には遠く及ばず、しかも「人間が魔族に近づくのは力を利用するためだ。今のお前がまさにそうだ」と指摘され心が揺らいでしまう。しかし自分を庇って傷付くユウキの姿、そしてメイロから「人間も魔族も悪い奴はいる。ユウキが“どっち”なのかはわかるはず」と叱咤されたことで奮起。
メイロと融合することで本来の力を取り戻し、ロムドラドと殆ど互角に渡り合う。何度か仕留められる場面はあったが「貴様を殺せば俺が新しいロムドラドになってしまう」として最後まで命は奪えなかった。
結果、ロムドラドに逆転されるもユウキたちの協力で押し返し、ダムドが引き下がるように告げたことで彼も撤退していった。
なお、合体時の人格と容姿はダムドがメイン。メイロの人格も存在しているが表に出て来ることはなく「可愛くないからこの姿になりたくなかった」と嘆いていた。
7巻(最終巻)では総力を結集し、自身を極大召喚したロムドラドと激突。ユウキ、ダイ、メイロとの協力で放った合体攻撃でロムドラドに大ダメージを与えるも、彼はまだ健在であり、憎悪が晴れることもなかった。
そこへロムドラドの策によって生まれた時空の渦が閉じかけてしまい、このままではユウキが元の世界に戻れなくなると悟ったダムドとメイロとダイは、ユウキを突き飛ばして元の世界へと帰らせ、父との決着は自分たちで付けるべく立ち向かうのだった。
エンディングでは現実世界に戻ったユウキとタイガがクロスブレイドをプレイし、そこへダイ、メイロ、ダムドの姿が映され、無事であることが示唆された。
世界は違ってもゲーム機を通してお互いに姿は見れている。そのことにユウキは喜ぶのだった。
アーケード版
2弾からオリジナルストーリーに登場し、5弾で強敵ボスとして戦えた。
6弾では変身形態の超越魔獣と戦えるだけでなく、待望のカード化。レアリティはドラゴンレアよりも希少なギガレアで、属性は暗黒。
HP:2350、攻撃:1640、魔力:1240、素早さ:1130、防御:790。
通常攻撃エリアは五つの円が「∧」型に並んでいる。
必殺技は次元破断掌で、必要闘気は4。
スキルは同属性の敵が2体以上いる間、通常攻撃ダメージを上げる「超越した時空」と3R目の相手ターンに必殺技ダメージを大軽減する「次元障壁」。
真1弾では更なる変身形態である超越破断魔獣がカード化。