概要
「THE DUELIST ADVENT」で登場した光属性・天使族の融合モンスター。
カードテキスト
「シャドール」モンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
解説
特殊召喚時にデッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る効果と特殊召喚されたモンスターと戦闘時にそのモンスターを破壊する効果。そしてシャドール融合モンスター共通の「シャドール」と名の付いた魔法・罠カードを1枚回収する効果を持つ。
融合素材に光属性のカードが必要であり エルシャドール・ミドラーシュと違ってシャドールのみで融合するには手段が限られている(シャドールモンスターの属性を変更した上で融合素材にする魂写しの同化など)。が、古来からカオスが幅を利かせている遊戯王OCGでは光と闇の相性は抜群であり影依融合の存在もあり召喚は簡単にできる。
効果の方も強力であり、シャドールを墓地へ送ることで効果を発動させてアドバンテージを稼ぐことが可能。A・O・J カタストルのような破壊効果も持ち戦闘にも強い。おまけに墓地に送られればシャドールと名の付いた魔法・罠カードをサルベージと隙がない。
その性能とシャドール自体の光属性との相性の良さから、2014年10月1日リミットレギュレーションでミドラーシュ共々制限カードとなり、半年後の2015年4月1日にミドラーシュを無制限にする代償として禁止カードとなってしまう。
このカード自体の強力さだけでなく、光属性のモンスターを融合素材として利用できなくなった事は多くのシャドール使いにとって大きな痛手となった。
…が、環境の変化と共に「ネフィリム返して」という声が上がり、そして3年後の2018年4月1日のリミットレギュレーションにて、制限カードに復帰した。同改定ではミドラーシュも制限カードに戻ったが、以前ほど環境を荒らしていないと判断されたのか、わずか半年後となる同年の10月1日には両方とも無制限カードとなっている。
2019年には、専用のストラクチャーデッキである「リバース・オブ・シャドール」が発売されており、本デッキの付属パックにおいて新規イラストで再録された。ちなみに、この付属パックではミドラーシュも同様に新規イラストで再録されている。
「ネフィリム」とは、旧約聖書に登場する種族で、神の子と人間の女の間に生まれた巨人たちのことである。その意味は「(空から)落ちてきた者たち」と言われている。