概要
燃え盛る岩石の巨人。その姿はかのクリスタさんに酷似している。というかかなりの確率で本人……というかストーリー中で本人と確定。もう休ませてやれよ。
「”神”の力で炎の力を吸収したシャドール」であるらしい。
日本語名「エグリスタ」は「エグリゴリ」+「クリスタ」だろう。
「エグリゴリ(あるいは「グリゴリ:Grigori」)」とは堕天使の一団の総称で、「見張る者」の意味。また、旧約神話上において、人の女と交わり「ネフィリム」を生み出した存在でもある。「クリスタ」は言わずもがな我らが「ジェムナイト・クリスタ」さんその人のことだろう。だから休ま(ry
地味な特徴だが、エルシャドールの中では黒一点…といえるかもしれない。紅いけど。
なお、ストーリー中においては「クリスタとして復活した女神戦い、敗れたあの最終決戦の後、クリスタの遺骸は遥か後の時代まで放置されていたが無理な最適化を続けていたことでコアが暴走し、暗遷士カンゴルゴームへと変貌」「さらにコアが全ての光を吸収したことでエルシャドール・エグリスタへと再臨……したけれど何かを探し求める者によって封印より解き放たれた再星兵器「クリフォート」によって一瞬で打ちのめされ、その力を奪われてしまった」というあんまりすぎる扱いを受けている。
一応このときに滅んではいなかったらしく、後に「セフィラ」の力を得て「オルシャドール-セフィラルーツ」として再び復活。その後の戦いでも神を打倒するなど大きな活躍をして、最後は生者へと別れを告げ仲間が待つ光の中へと帰還した。
カードテキスト
星7/炎属性/岩石族/攻2450/守1950
「シャドール」モンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。
その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
解説
「チェーンに乗らない特殊召喚(各種エクストラモンスターや特殊召喚モンスター)」を無効にして破壊し、手札の「シャドール」を墓地に送る効果を持つ。効果の仕様はエルシャドール・シェキナーガと同じ。
実質的にシンクロとエクシーズを封じれるミドラーシュに無い利点として、ペンデュラム召喚を無効にできる点が強みとなる。
融合素材とされるカードは、シャドールなら影依の炎核ヴォイド、汎用的なものなら「震天のマンティコア」「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」など、墓地で発動するものなら「ウィッチクラフト・シュミッタ」「ジェット・シンクロン」「幻創のミセラサウルス」「深淵の相剣龍」など。特に「ジェット・シンクロン」もしくは「ミセラサウルス」からの「ジュラック・アウロ」との組み合わせで「混沌魔龍カオス・ルーラー」に繋げられる点は【シャドール】にとって非常に大きい。
カテゴリで完結しやすい炎属性だと汎用的な有用な融合素材は少ないと言う事情もあり、他カテゴリのエース級の効果を持っておきながら炎属性を墓地へ送るためのサブ扱いになることも多く、「ヴォルカニック」や「フレムベル」との混合デッキがエグリスタ軸のシャドールの代表的となっていた。
現在はどのデッキでも採用できる「灰流うらら」が炎属性なので困ることは無いが、これ単体が妨害札なので手札のうららを融合素材にはしにくい関係上、デッキ融合か墓地融合の影依の偽典とで行うのが主になるだろう。
偽典については、自分「灰流うらら」発動→相手うららを対象に「墓穴の指名者」発動となった時、偽典を発動して墓穴の指名者の対象になったうららを融合素材に含んでエグリスタを融合召喚とすると、相手はうららを墓穴で除外&無効化ができず不発となるというエグリスタにしかできない役割があるため、エクストラデッキに空きがあるなら採用したい。