最適化された概要
デュエルターミナル地属性テーマである鉱石の塊で出来たナイト集団、ジェムナイト。
その中で格の違う輝きを放つ漢、それがジェムナイト・クリスタ!
まずはこれを見てほしい。クリスタさんの能力である。
最適化されたテキスト
通常モンスター
星7/地属性/岩石族/攻2450/守1950
クリスタルパワーを最適化し、戦闘力に変えて戦うジェムナイトの上級戦士。
その高い攻撃力で敵を圧倒するぞ。
しかし、その最適化には限界を感じる事も多く、仲間たちとの結束を大切にしている。
最適化された解説
そのカッコいい立ち姿からかよくさん付けされる。ジェム関連用語で「最適化」というワードが出たら彼を思い浮かべるのは基本。多分ジェム軍団のリー…ダー…?
通常モンスターなので効果は持たない。フレーバー・テキストの通り、フィールドに召喚できればその高い攻撃力で敵を圧倒するだろう。
とはいえ遊戯王のルール上彼を召喚するには2体のリリース(元生け贄)が必要となる。
そのままではかなり重いモンスターとなってしまい運用は難しいそこで普通なら「なーんだなら青眼の白龍とかの方が強いだろ? 産廃か」とか考えるだろうがその浅はかさは愚かしい、クリスタさんには秘められた召喚方法がある。それが
【ジェムナイト・アレキサンド】
☆×4 地属性 岩石族 ATK1800/DEF1200
このカードをリリースして発動する。
自分のデッキから「ジェムナイト」と名のついた
通常モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
この「ジェムナイト・アレキサンド」である。どっかのジェムジェムしてる高貴な人とは関係ない。
彼の犠牲によりクリスタはデッキからノーコストで特殊召喚する事が可能となり、これで今度こそ高い攻撃力で敵を圧倒する事が出来るようになるだろう。
そのまま従来の【ジェムナイト】に投入しても悪くないのだが、さすがに最上級モンスターであるクリスタを主力として投入する場合普通の【ジェムナイト】とは趣の異なったデッキ構築が要求される。
アレキサンドは「ジェムレシス」でもサーチ可能なためデッキからすぐに呼べる事を利用し、その呼んだクリスタを調整版「オネスト」の様な「ジェム・マーチャント」で攻守を強化したりカウンター罠「王者の看破」で守りながらビートダウンしていく。
その際はあまり「ジェムナイト・フュージョン」等の融合ギミックは使用しない。
単体では最適化に限界を感じるクリスタさんでも、仲間たちとの結束を大切にすれば立派に活躍する事が出来るのだ。
こんな感じ
その様はあの「E・HEROネオス」を主力に据え戦う【ネオスビート】を髣髴とさせ、このカード自身も「攻守がネオスと丁度50ずつ違う」「様々なカードの融合素材となれる」等の共通点がある。
更に極め付けは「イラストがどう見てもネオスのオマージュ」であるなど関連性は多い。
ネオスの方が当然サポートは多いが、こちらには異なった融合体や種族の違い、フィールドへの直接的な出し易さなどがあるためそこで差別化を図ろう。
最近は素材に岩石族を使える「ジェムナイト・ジルコニア」の登場により、【クリスタビート】を使う場合でもある程度無理なく融合ギミックを組み込む事が可能になった。
我々に大きな可能性を感じさせてくれる、最適化し甲斐のあるカードなのである。
ちなみにフレーバーの「限界を感じる」などの部分から、「古くからジェムを支えてきた古参・先輩」または「中年・年寄り臭さ」を感じたり「引退を考えていそう」との声もあったりする。
最適化されたストーリーでの活躍
DTのストーリー上ではインヴェルズとの戦いの最中他種族との融合を行い、
ヴァイロン・プリズムと融合してジェムナイト・プリズムオーラに転身を果たし新たな力を身につけた。守備力の数値や見た目からすると恐らくジェムナイト・マディラも彼とラヴァルの融合によって生まれたジェムナイトだろう。
また、リチュアによるガスタ襲撃の際には、その非道な行いに対して怒り、融合の力を限界まで最適化し、戦闘能力のみに特化したジェムナイト・ジルコニアとなった。しかし皮肉にも、彼の正義の怒りがもっともおそろしいものを呼び覚ますキッカケとなってしまった。
そのヴェルズとの最終決戦では、セイクリッドの戦士たちが融合してセイクリッド・トレミスM7へと変化したことに共鳴し進化。「ジルコニア」というジェムナイトを、他のジェムナイトの力を最大限発揮するためのコアへと昇華させ、彼が大切にしてきた仲間との結束が活かされる姿となり、破滅の邪龍と「トレミス」との戦いをサポートした。
その後復活した女神に敗れ倒れてしまうが、「トレミス」と融合し星との戦いへ赴かんとする「ラズリー」にジェムナイトの力の結晶「ダイヤの大剣」を託し、最期までDT世界の平和に貢献しようとした。
しかし。
創星神と「セイクリッド・ソンブレス」・「ヴェルズ・ケルキオン」との戦いから遥か後の時代。
最終決戦後放置されていた「クリスタ」の遺骸だが、無理な「最適化」を繰り返したコアが暴走、禍々しい姿の「暗遷士カンゴルゴーム」となってしまう。さらにコアが全ての光を吸収し酷く歪で禍々しい状態へと変化する。世界を見守る役目を引き継いでいたローチは、それを見て暗躍する何者かの不穏な気配を感じ取る。
そしてついに姿を現す「何者か」、その名は「シャドール」。
光を吸収し影を落とす「クリスタ」のコアは「シャドール」の力を生み出す源泉として利用され(>「影依の原核」)、挙句の果て、「炎の力」を吸収し偽りの神「エルシャドール・エグリスタ」として再臨してしまうのであった。
だが、再臨したエグリスタの命は一瞬であった。何かを探し求める者によって封印より解き放たれた再星兵器「クリフォート」によって打ちのめされ、その力を奪われてしまったのだ。
しかし彼は誇り高きチーム・ジェムナイトのリーダー。この程度では滅びはしなかった。
神星樹の「セフィラ」の力に導かれ、彼はセフィラの精選士「オルシャドール―セフィラルーツ」として復活したのだ!
セフィラ連合軍の一人として、彼もまた奮闘する。
そして戦争の最終局面。降臨したもう一体の神「創星神tierra」に対し、クリスタが立ち上がる。
かつて自分が束ねたジェムナイトの融合の力と、セフィラの光の力を併せ、「智天の神星龍」へと進化した彼は神と一騎打ちし、これを遂に討ち果たす。ネフィリムへと堕ちていたラピス・ラズリーを救出する。
こうして、最期の最後まで世界のために戦い続けた我らがリーダーは、生者へと別れを告げ仲間が待つ光の中へと帰還した。
最適化されたアニメでは
『遊戯王ARC-V』にて「柊柚子vs光津真澄」」戦において真澄が使用。
ジェムナイト・アレキサンドの効果で特殊召喚するという上記の模範戦術を披露し、柚子の幻奏の音女カノンを戦闘破壊した。