「いやぁ、ボクも差し出がましいとは思ったんだけどね。何しろボクホラ!副会長だし!!」
CV:高橋広樹
概要
本名パリストン=ヒル。世界に十人といないと言われるトリプル(三ツ星)ハンターである。
アルカ編/選挙編にて初登場。選挙ターンにおける重要登場人物。
何かとよく光っている背広の青年。
常に明るく爽やかで笑顔を絶やさない好青年・・・のように見えるが、実際は、露骨なその言動が逆に鼻につく上に、胡散臭く鬱陶しい人物。
非常に話術が巧みで辛抱強い策略家。他の十二支んのメンバーや一部のハンターからはかなり嫌悪・警戒されている。
頭が切れるだけでなく、自分に敵対する者との駆け引き自体を楽しんでいるため、パリストンの言動はとても読みづらく掴みどころがない。
念能力や戦闘能力については全くの不明。
副会長
ネテロが「最も苦手なタイプを側近にした方が面白いから」という理由で副会長に指名した。
副会長就任後は自分に味方するハンターを多数「協専」にすることで抱きかかえており、
彼を中心にした派閥は「副会長派」と呼ばれ、ハンター協会における一大勢力となっている。
ピヨン曰く「ピンハネ王子」、ミザイストム曰く「確実に闇側の人間」。協会の積立金の流用、パリストン就任後行方不明のハンターが10倍増、など人事や資金に関して悪い噂が絶えないのだが、副会長派は何も決定的な証拠を残していない・・
次期会長選挙では「優しいハンター協会」をスローガンに掲げ、全ハンターの半数近くの票を獲得。最有力候補となって親会長派筆頭チードルと舌戦を繰り広げる。だがかなり初期の段階から会長選の流れから結果までを完全に予測しており、彼にとってネテロのいないハンター協会は敵に値していなかった。
平素よりネテロの失脚を目論み妨害工作を行っており、キメラアント討伐のメンバーに関しても任務失敗を見越しての人事であった。しかし彼の根底にあるのはあくまで好敵手ネテロとのやり取りを楽しむこと。選挙後の「もっと会長と遊びたかったなァ」という言葉と表情に彼の複雑なようで単純な意図が汲み取れる。
ただしジンだけは敵として信頼しており、ジンもパリストンの姿勢をネテロの遺志を継いでいると評している。
自身がその座を譲りチードルが会長となったハンター協会や十二支んには興味がないらしく脱退。
その後ビヨンド=ネテロの暗黒大陸進出を望むメンバーの一人となっている。
ジンが語った「パリストンが5000個のキメラアントの繭を回収、何か企んでいる」との伏線があり、今後もストーリーに重大に関わってくると思われる。