HVC-09
えいちぶいしーぜろないん
概要
『スターフォックス64』およびそのリメイク作である『スターフォックス64 3D』に登場するボスキャラクター(メイン画像は擬人化イラスト)。アンドルフ軍がセクターXの宇宙基地にて密かに建造していた秘密兵器。
しかし、何らかの原因で完成前に暴走を起こしてしまい、フォックスたちが駆け付けた時には既に基地は壊滅状態に陥っていた(暴走を起こした原因は定かではないが、ライラット系のセクター宙域は原因不明の怪現象が多発する場所として知られており、このことと関連があるかもしれない)。未完成のまま出撃することとなったため、下半身は存在しない。頭部と胴体、左右の腕の3つのパーツに分かれて移動することが可能で、ステージ中でも腕だけの状態でこちらの進路を妨害してくることがある。
腕は着脱が可能で、所謂ロケットパンチでこちらを攻撃してくる。他にも、肩の可動部を回転させて相手を叩きのめす、近くにある基地の残骸を掴んで投げつけるといった攻撃も繰り出す。
頭部にある目からは光弾を放ってくることもあるが、頭部は同時に唯一の弱点にもなっている。
分岐イベント
このボスとの戦闘ではイベントが発生し、その結末によってストーリーが分岐する。
猛攻をかいくぐりながらも、何とか頭部をふっとばしたフォックス。
HVC-09は活動を停止し、誰もが勝利を確信した……が。
突如HVC-09は蘇生し、より激しい攻撃でこちらを攻撃してきた!!
驚くフォックスたちを尻目に、スリッピーが「おいらにまかせな!!」とアタックを仕掛けていく。
スリッピーの運命やいかに!!
スリッピーが攻撃を受けてしまった場合
スリッピーは近隣の惑星:タイタニアへと飛ばされてしまい、「作戦終了」扱いとなる。また、次の侵攻ステージが強制的にタイタニアに固定される。
なお、タイタニアクリア後のルートは防衛衛星ボルス⇒ベノム1で固定されており、真のエンディングに到達できなくなってしまう。
スリッピーが攻撃を受ける前に倒した場合
「作戦完了」扱いとなり、敵の補給基地であるマクベスへと行くことが可能となる(タイタニアへのルートを選択することも一応可能)。
なお、このイベントが発生する関係上、前のステージでスリッピーが撤退してしまった場合でも、終盤付近で修理を完了させて復帰してくる(本来撤退した仲間はメンテナンスのために次のステージですぐに復帰することはできない仕様となっている)。
余談
- 名前でピンときた人もいると思われるが、モデルになったのはHVC-012ことファミリーコンピュータロボットである。このため、ちゃんと完成していればファミコンロボのような外見になっていたのではないかと考える人もいる。
- セクターXのボスキャラクターは、当初、バイオウェポン:サンガーが登場する予定だった(完成版ではサンガーは惑星ソーラのボスとして登場する)。
- 戦闘開始前の合体シーンの時、付近に敵機や撃墜可能なデブリが浮かんでいる。撃墜数を稼ぎたい人は合体する様子は無視してこちらもきっちり破壊しておくと良い。
主な台詞。
- 私ハ 全テ ノ 敵ヲ 破壊スル オマエラモ 敵ダ!
- クリエーター ハ ドコダ!
- シカイ リョウコウ
- ワタシヲ カンセイ サセナサイ