概要
ゲーム『スターフォックス』シリーズの舞台となる惑星系。
多種多様な環境や文明を有する惑星群で構成されており、シリーズ作品においては基本的に各惑星および移動ルートにある宙域が舞台となる。
全般的に高度な科学技術を擁している傾向が強いが、それだけに悪用すれば惑星全土の環境が取り返しのつかないレベルにまで悪化しかねない側面もはらんでいる。
ほとんどの作品ではアンドルフなどの黒幕が放った各種兵器との戦闘が待ち受けており、作品によって制圧条件が異なっているケースもある。
設定上は恒星として「ライラット太陽」が存在するようだが、作中でそれが明確に関わってくることはほぼない。
主な惑星や宙域
本記事では大まかに説明。詳細は各リンク先を参照。
惑星
登場作品:『SFC』『2』『64』『アサルト』『コマンド』『ゼロ』
自然と科学が調和した惑星。ライラット系の総人口の8割以上が集中しており、コーネリア防衛軍がこの惑星の防衛に当たっている。大抵の作品で最初のステージとして登場する。
登場作品:『64』『アサルト』『コマンド』『ゼロ』
地表の約90%が永久凍土と雪に覆われた氷雪の惑星。かつてはブリザードが吹き荒れる過酷な環境だったが、後に気象コントロールセンターが設置されてからは気候が制御され、生物が居住可能な惑星になった。
登場作品:『64』『アサルト』『コマンド』
自然環境に恵まれている惑星。海洋の割合は少ないが、肥よくな地表に植物が繁茂している。コーネリア防衛軍の前線基地が建てられている。
登場作品:『64』『コマンド』
惑星の全てが海面で、陸地が存在しない水の惑星。『64』では唯一ブルーマリンに搭乗して水中を進むステージとなる。『コマンド』では海底に研究施設や観光施設が建てられている。また、スリッピーの故郷であることが判明する。
登場作品:『64』『コマンド』
マントルが地表に露出している灼熱の惑星。惑星全体がマグマで覆われており非常に高温なため『64』では常にシールドが減少する。
登場作品:『64』『アサルト』『ゼロ』
海洋の割合が90%を占める惑星。元々は有名なリゾート地であり、ペッピーの新婚旅行先もこの惑星だった。『64』ではアンドルフ軍のバイオウェポンによって海洋が汚染されたが、『アサルト』では元の美しい海に戻っている。
登場作品:『SFC』『2』『64』『コマンド』
砂漠と渓谷で占められた惑星。別名「禁断の惑星」と呼ばれ、アンドルフ軍も手が付けられないような古代文明の兵器や防衛システムが今でも稼働し続けており、異星人の進入を阻んでいる。
登場作品:『SFC』『2』『64』
『SFC』では激しい天変地異により惑星全体の地下が大きな空洞となっており、アンドルフ軍がその空洞内部に大量の燃料や兵器を運び込んでいた。
『64』では豊富な鉱物資源に恵まれた惑星で、無数の採掘場を取り巻く工業製品の生産施設とそれを取り巻く居住区が建造されている。
登場作品:『SFC』『2』『64』『コマンド』
ライラット系の最果てに位置する荒廃した惑星。大気中の酸素濃度は極めて薄く、海水は高濃度の硝酸であるため、生物の居住地には全く適さず流刑地となっている。コーネリアから永久追放されたアンドルフはこの惑星を軍事基地に改造し、ライラット系を支配しようとした。
- フォーチュナ
登場作品:『SFC』『2』『アサルト』『ゼロ』
巨大な木々が群生する自然豊かな惑星。オイッコニーが率いる反乱軍の基地が建設されている。『ゼロ』では汚染された大気により生物が巨大凶暴化している。
- エラダード
登場作品:『2』
『2』のみに登場する惑星。機械文明が発達しており、多くの人工建築物が見られる。
- サウリア
登場作品:『アドベンチャー』『アサルト』
恐竜達が住む原始の楽園と呼ばれている惑星。『アドベンチャー』の舞台となる惑星で、フォックスがクリスタルやトリッキーと出会う場所である。
『アドベンチャー』では「ダイナソープラネット」という名前だったが、以降の作品では「サウリア」という名前で登場している。
『ゼロ』では公式ショートアニメに名前のみ登場。
宙域
- アステロイドベルト
登場作品:『SFC』『2』『64』『コマンド』『ゼロ』
多数の隕石が飛び交う宙域。『64』のみ「メテオ」という名前で登場。
登場作品:『SFC』『64』『コマンド』
それぞれ「X」「Y」「Z」の字形をした星雲が背景に浮かび上がっている謎の宙域。
磁気異常により遭難事故が発生しやすい場所と言われている。
- セクターα
- セクターβ
- セクターΩ
登場作品:『ゼロ』
『ゼロ』のみに登場する宙域。
- スペースアマダ
登場作品:『SFC』
『SFC』のみに登場。ライラット系では宇宙最強の艦隊とうたわれる多数の戦艦が待ち構えている宙域。
登場作品:『64』
アンドルフ軍の拠点である惑星ベノムの最終防衛線。かつては植物の試験栽培を行う宇宙農園があった場所であった。「こちらカイマン、異常ないっスよ!」
- サルガッソー
登場作品:『アサルト』
廃棄されたステーションや宇宙艇が流れ着く辺境の暗礁宙域。ならず者のたまり場と化しており、スターウルフが拠点の一つにしている場所でもある。
- エリア3
登場作品:『ゼロ』
ドーナツ状のコロニーが浮かぶエリア。コロニー内部はコーネリアを模した景観が広がっており、軍事施設にはアンドルフから奪った巨大兵器が眠っている。
人工の天体
- メテオ・ベース
登場作品:『SFC』『2』
アンドルフ軍に侵攻された人工の小惑星。かつてはメテオランドと呼ばれるアミューズメント施設があった場所だった。
登場作品:『64』
ベノムを衛星軌道上で守護するアンドルフ軍の防衛衛星。大口径レーザー兵器プラネットキャノンが装備された難攻不落の要塞とされている。
- オービタルゲート
登場作品:『アサルト』
巨大なワープ装置。スターフォックスとコーネリア軍がアパロイド本星へ乗り込む際に使用した。
その他
- ブラックホール
登場作品:『SFC』
アステロイドで特殊な手順を踏むと行くことができる隠しステージ。宇宙の墓場と呼ばれており、フォックスの父親であるフォックス・シニア軍曹はここで消息を絶ったと言われている。
登場作品:『SFC』
同じくアステロイドで特殊な手順を踏むと行くことができる隠しステージ。みんなのトラウマ。