俺様プライベートコンサートとは、『AxisPowersヘタリア』の本家サイトキタユメ。に2014年10月31日付で更新された漫画においてプロイセンがドイツの前で開いたコンサートのこと。
事前に告知されていた通りの、かなりシリアスな、プロイセンの様々な秘密が明かされた。
概要
特筆すべき点は4つ
①プロイセンのフルートの腕前
プロイセンがとある休日に、弟1人が観客のプライベートコンサートを開催したのだが、
そこで彼がフルートを得意としていたことが明らかになった。
敬愛する親父譲りなのであろう、戦好きの彼らしからぬ演奏は弟のドイツもしばしば聞いているらしく、音色に耳を傾けながら、プロイセンのフルートを賞賛している姿も描かれている。
②プロイセンと神聖ローマとの関係
フルートを聞きながらプロイセンは過去の記憶を思い出していた。
それは昔とある人物へ、今と同じようにフルートの演奏を捧げていた時のものである。
その相手は一見、晩年の神聖ローマ帝国とも、生まれたばかりのドイツともとれる容姿だが、
彼の咳き込み床に伏している様や、プロイセンを「お前」と呼んでいること、その他の口ぶり、
そして何より傍に置いてある特徴的な黒い帽子から、彼が神聖ローマの方であることが伺える。
今まで2人の関係がはっきりと描かれたことはないが、今回見る限りでは、決して仲が悪い訳では無かったようだ。
③プロイセンはFPSがお好き
FPSとはざっくり言うと、主に武器を担いで敵を蹴散らすような一人称視点の3Dゲームのことである。オンラインで1位をとるのは並大抵な実力では到底不可能なので、その座を守るプロイセンは、もはや立派なネトゲマスターと言えよう。戦事お強かったですもんね(震え声)
④プロイセンの身体的異常
恐らく読者に一番のインパクトを与えたであろう新事実。
ヘタリアにおいて『国』という存在は、不死とも言えるものとなっている。
そのためドイツの口ぶりからも、彼らはちょっとした怪我などはすぐに治ってしまうのが定石らしいが、プロイセンは、1週間をかけても犬に噛まれた傷さえ簡単に治らない。
彼には『国』特有の治癒能力が満足に(最悪の場合全く)機能していないことが分かった。
様々に名を変え姿を変えて今日まで存在している彼ではあるが、現在彼が何を冠しているのか、そもそも何かを未だに冠しているのかは、現時点では謎である。
また、役目を終えた『国』達は実際にその化身も消滅していってるという公式設定もあり、彼の身体的異常も、それの前兆ではない保証はない。
実際、プロイセン本人もそれが良からぬことであると気付いているらしく、弟のドイツには知らせずに隠し通しているようだ。
・・・と、以上の衝撃的な裏設定が次々と明らかになってしまった。
普段あまりシリアス面には顔を出さなかったこともあり、さらに以前から一部の読者の間で密かに囁かれていた憶測に信憑性を持たせる内容でもあり、読者に与えた衝撃の大きさは一入である。
そして皮肉にも、更新日時は10/31(とうざい)になっている。