概要
第2話『獄中の逆転』に登場。かつて御剣怜侍によって裁かれ投獄された、凄腕の殺し屋。
盲目であるが愛犬の盲導犬、クロと共に多くの殺しを行ってきた破戒僧である。
現在は投獄された身ではあるがいまだ裏社会に強い影響力を持ってる為、刑務所の中であっても悠々自適の生活を送り、現在は彫り物に凝って趣味として仏像を彫り続け、今ではチェスの駒を自作している。そのため囚人と言うよりは隠居老人に近い。
「~のう」と語尾に付ける話し方をする。
最近、外部の者と手紙のやり取りによる通信チェスを嗜むようになったと語る。
関連タグ
御剣怜侍 猿代草太 内藤馬乃介 美和マリー 虎狼死家左々右エ門 王帝君
以下、本編ネタバレ
暗殺者の秘められし過去
12年前に本物の王帝君を暗殺した実行犯。影武者と一柳万才、美和マリーによる大統領暗殺依頼を受けて暗殺を遂行した。その頃は、人を殺すことこそが求道であると考えていた。今は「殺しには飽いた」とのこと。
しかし、事件を目論んだ3人の裏切りに遭う。
その一方で、18年前のIS-7号事件において、氷堂伊作に誘拐された猿代草太と父親に脅されて誘拐を実行した内藤馬乃介ところを偶然通りがかり、気紛れからだが凍死から救っている。草太は自分たちを救った恩人として恩義を抱いており、大統領暗殺事件の時には口封じのために万才たちに殺されかけたが草太の気転で窮地を逃れている。
その後も、自分が救った少年とは通信チェスを介して交流を持っている。
また、逮捕後もマリーとは過去の因縁から来る情報を盾にで硬直状態に見せかけた調達屋として、所内で自適な生活を営んでいた、
しかし、ひょうたん湖の大統領暗殺未遂事件に始まった今回の騒ぎを発端に、12年前の関係者から犠牲が出る事態に、草太の暴走を気にかけており、脱走。御剣たちの前に姿を現すが、そこで得た情報から黒幕である赤いレインコートの男の正体を把握すると、その場を去っていった。
後に信義違反によって虎狼死家左々右エ門に殺されかけた草太を助けて刑務所で罪を償うように説得する。
本人としては、気に掛けていた少年にお灸を据えることを伝えたかった様だが、実は草太の暴走の一因は、「司法を頼れずに復讐心を拗らせた」こと以外に、自分の寄る辺となった大人が暗殺者だったために、彼の悪意を後押ししてしまった事なのだが、了見本人は気付いていない。
名前の元ネタは囲碁の称号である本因坊、もしくは法+陰謀、またはその両方か。