きりしま(イージス艦)
きりしま
海上自衛隊が運用している護衛艦。
概要
海上自衛隊が運用しているこんごう型ミサイル護衛艦(イージス艦)2番艦。
艦名は宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山にちなむもので、日本の艦艇名としては2代目にあたる。
1993年進水、1995年就役。第一護衛隊群第61護衛隊に編入し、横須賀配属となった。その後、CIWS(ファランクス)を能力向上型のblock1Bに換装している。
ちなみに、初代「霧島」は、言うまでもなく超弩級(巡洋)戦艦・金剛型の4番艦。
日本のイージス艦の中で、ハワイ沖で大陸間弾道弾の迎撃試験を成功したのが、このきりしまなのである。これは世界初の快挙である。きりしまの放った迎撃ミサイルは、6発の大陸間弾道弾にすべて命中し、弾道弾を宇宙空間で迎撃してしまったとんでもない逸話を持っている。何度も言うが世界で初めて、大陸間弾道弾がミサイルで撃墜させられた。高速で飛来するミサイルを、宇宙空間で撃ち落とすというのは、飛んでくるピストルの弾を、ピストルの1発の射撃で撃ち落とすよりも、非常に困難だといわれている。
きりしまの姉妹艦「こんごう型護衛艦1番艦・こんごう」
きりしまの姉妹艦「こんごう型護衛艦3番艦・みょうこう」
きりしまの姉妹艦「こんごう型護衛艦4番艦・ちょうかい」
余談
これだけは頭に入れておきたいのだが、「霧島」は2代とも国産である。しかも作られた場所が同じ長崎造船所であるという奇跡の運命につながっている。