双子葉植物綱スミレ目ウリ科のつる性一年草、或いはそのつる植物の実。漢字表記は「胡瓜」。“胡”の字はシルクロードを通じて伝播した事を示すと言われている。
原産地は南アジア。日本には平安時代前後にもたらされた。
夏、黄色の花をつけ、長さ15~30センチ程度の水分に富んだ緑色の果実を結ぶ(熟すと黄色になる)。結実したばかりのキュウリは鋭い棘に覆われているが、収穫して鮮度がある程度落ちるに従い硬度が低くなり、扱い易くなる。
重要な野菜の一つであり、未熟な果実を生食する他、漬物などに加工する。
河童の好物のひとつとされる。