「機動戦士ガンダム00」に登場する動力源。
概要
GN粒子と呼ばれる特殊な光子の一種を無限に生成出来る装置で、エネルギー保存の法則を完全無視。原理は不明。GN粒子はエネルギーとして活用できるほか、様々な用途を有している。
本来は五基しか生産されなかったが、後に反乱者の手によって技術が流出、ほとんど同じ性能を有した疑似太陽炉が世界中に出回ることとなった。また本来の五基は疑似太陽炉に対して「オリジナルの太陽炉」と呼ばれ、主に主人公たちが搭乗するガンダムに搭載されていた。
ファーストシーズン当初はモビルスーツの胸部を占領するほどの大きさだったが、セカンドシーズンにて約半分のサイズにまで小型化。後にツインドライブと呼ばれる新システムによって、二基を連動させることによるGN粒子の生成量倍化に成功している。この時、なぜか被弾率の高そうな両肩に装備されていた謎がある。
物語終盤までキーアイテムとして活躍していたが、ラストバトルによってオリジナルを数基損失。後の映画版において唯一オリジナルを生産できる木星で数基が再生産された。
GN粒子
太陽炉によって生成される特殊な光子で、無尽蔵の新エネルギーとして物語のキーアイテムとなる。
その特性は様々で、
・圧縮すればビームになる。
・ものを浮遊させたり、質量を軽減させるなど反重力的な効果がある。
・自由に形成でき、バリアーになる
・脳量子波とよばれる特殊な通信手段の媒介となる。
・電波をかく乱し、高濃度では電子部品を焼くなどECM的効果がある。
・人体の細胞変異を促す。また特定の圧縮状態ではテロメアを破壊する毒性も有する。
などetc…etc…。
ぶっちゃけなんでもできる万能粒子。
ちなみにオリジナル太陽炉ではこのGN粒子を無限生成できるが、生成量は一定で戦闘なで使用するには予め貯蔵システムにチャージしておかなければならない。
疑似太陽炉
裏切り者たちによって作られた太陽炉の模造品。
出力や原理などはオリジナルと変わらないが、初期の設計図などをもとにしている所為かいくつかオリジナルに劣る部分がある。
大きな違いとしてはGN粒子の生成量にあり、オリジナルは無尽蔵に生成できたのに対してこちらは生成に電力を必要とする。その為にオリジナルと違ってエネルギー切れを起こすのだ。
またオリジナルの生成するGN粒子が緑色なのに対して、こちらは赤である。
その他にも、
・GN粒子の毒性がそのまま残っている(セカンドシーズンで改善された模様)
・トランザムを発動できるが、フルで使用すると破損する
・トランザムバーストなどの太陽炉本来の機能がない
などなど。
生産に特殊な環境要するオリジナルと違って割と安価に生産できるのか、作中ではほとんど使い捨ても同然に大量投入されていた。