概要
日本では洪家拳と呼ばれる事が多いが、世界的には洪拳と呼ばれる方が一般的である。
武術家で医師の黄飛鴻や、俳優のジャッキー・チェンが使用していることでも有名である。
特徴
南派少林拳の伝統にある、船の上で戦う事を想定したという低い姿勢である腰を落とした姿勢からの力強い動作が特徴であり、呼吸法にも笑い声の様な独特の発声法が存在する。
会得の即効性と実戦性の高さから、清王朝末期の反政府(反清復明)秘密結社『三合会』の間で広まった。
南派少林拳がルーツとされる福建少林寺から伝来の拳として五形拳(五種の動物の型)があるが、洪家拳はその中にある虎と鶴の拳を基にして作られたとする説(『洪熙官伝説』の一つ)がある。