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猿田彦の編集履歴

2015-03-30 14:51:43 バージョン

猿田彦

さるたひこ

猿田彦とは、日本神話に登場する神にして天狗の原型。およびそれをモチーフとした手塚治虫の漫画『火の鳥』の登場人物。

概要

CV:小村哲生


「黎明編」に登場。弥生時代の邪馬台国の女王・ヒミコの忠実な家来。

以降シリーズに登場する”猿田型”人間たちの祖先もしくは前世。


猿田彦、猿田博士、我王、鞍馬の天狗など、共通して大きな鼻の持ち主と運命付けられているが、それぞれの編の世界観に合わせ名前やキャラクター、何ゆえにそのような大きな鼻を持ったのかの由来が少しずつ異なる。


猿田彦、八百比丘尼の父は「元々醜い顔で、さらに病気で鼻が大きくなった」、猿田博士は「元よりそのような顔と鼻」、我王は「病で醜くなると同時に鼻も大きくなる」、宇宙編の猿田は「元より鼻は大きく、さらに醜くなる」、生命編/太陽編の猿田は「鼻が大きいだけでそれ以外は醜くはない」など、作品ごとで異なる。鼻が大きい理由も、猿田彦は蜂によるもの、八百比丘尼の父は鼻癌であるが、それ以外は原因不明。


雑誌版の火の鳥太陽編では鉄腕アトムのお茶の水博士の兄弟として登場していた。

単行本版では手塚治虫本人によりその部分は削除された。


基本的には猿田にまつわる人物の殆んどはその醜さから女性との縁が無い事が多いが、一部の猿田にはその容姿とは関係無しに純粋に女性(猿田とは正反対の美女)に惚れられた者もおり、その女性は後の猿田の名がつく者に繋がるとされる子孫を身籠っている。


猿田一族

  • 黎明編 - 卑弥呼に使える兵士として登場。初登場時は鼻は大きくなかったが蜂にさされて大きくなかった。たくさんの矢に撃たれて死亡。
  • 未来編 - 数千年後の未来でドームで寂しく過ごす博士として登場。放射能に侵されて死亡。
  • 宇宙編 - 宇宙に漂流の末に辿り着いた惑星で罪を犯す。猿田が未来永劫呪われる原因となった男。
  • 鳳凰編 - 「我王」という名前(あだ名)で登場。生まれてすぐに片目と片腕を失った。
  • 鳳凰編 - 未来編の猿田博士の若いころとして登場。
  • 乱世編 - 鳳凰編の我王の年老いた姿として登場。鞍馬天狗と呼ばれる。
  • 生命編 - 主人公と一緒にクローン技術を取得しようとするが死んでしまう。
  • 異形編 - 主人公である左近介の父親として登場。主人公は女なのに男として育てる。
  • 太陽編 - 未来側の影(シャドー)の指導者として登場。雑誌版では火の鳥に裁きを受け失明する。

漫画以外

  • 大地編 - 主人公の大学の元恩師で現在は大東亜共栄圏資源開発庁の研究センターの博士として登場。
  • 火の鳥2772 - 。世界的な科学者であるが、政府に批判的な言動をしたために、アイスランドの強制労働キャンプに送られてしまう。その後、火の鳥と壮絶な戦いの果て死亡。
  • 火の鳥(第二部) - 辺境の世界でただ一人研究を続ける学者。
  • 舞台劇版火の鳥(火の鳥2001年編) - 主人公の愛するクローンを作った博士。
  • 休憩 - 明確な猿田は登場しない。しかし、とある人物が”シワクチャな年寄りとなって夢を見る”と語る。そのシワクチャな人物こそが・・・。
  • 現代編 - 全ての猿田の始まりであり、終わり。たった1コマと言われる。

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