概要
オーシア連邦がユークトバニア連邦共和国との冷戦下に極秘裏に開発された衛星であり、衛星軌道上から地上攻撃を行うためにレールガンを備えた戦略兵器でもあった。
しかしベルカ戦争が勃発すると共に建造予算を前線維持のために回したため建造が中断、更にベルカ領内バルトライヒ山脈における戦術核弾頭7発の起爆という凄惨な事実を目の当たりにした上、小惑星ユリシーズ落下という地球規模の未曾有の事態に遭遇することが判明したことから世界的な軍縮と共に建造が放棄された。(同様に戦略兵器として建造されたアークバードは衛星軌道上のデブリ除去に必要な装備だけ武装が制限され、将来的な宇宙開発計画の基板として平和利用されることが決定した)
構造
攻撃兵器を装填するユニット、衛星を制御する中枢部、そして全長1kmにも及ぶ弾体加速用の発射ユニットの3つから構成されており、これらは全て太陽光発電によって駆動する。
攻撃兵器は核兵器・非核兵器問わず使用することができた。
劇中において
オーシア・ユークトバニア両国とも先述の軍縮に伴う融和政策により歩み寄りを見せていたが、ユークトバニアの宣戦布告に端を発する環太平洋戦争(後にベルカ事変とも)にて暗躍するベルカ人(灰色の男たち)によって密かに建造が再開されており、ノースオーシア州のグランダーIG社(旧南ベルカ国営兵器産業廠)にSOLG制御システムを設置。同時に大量報復兵器V2もSOLGに搭載され、戦争の長期化により疲弊した両国に向け核報復を行うべく起動準備に入っていた。
この動きを第三艦隊通信情報艦アンドロメダが察知、同艦隊旗艦・空母ケストレルを母艦とするラーズグリーズ戦闘機部隊と、オーシア大統領ビンセント・ハーリングとユークトバニア首相セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール両氏の共同声明によって集結したオーシア・ユークトバニア両陣営が制御システムのあるノースオーシア州スーテントール市へと急行。グランダー社に加担するオーシア・ユークトバニア軍の一部とSOLGの通常弾砲撃により多くの犠牲を払いながらも制御システムを破壊した。
その後、SOLGは制御システムを失った際のプログラムに従い、オーシア首都オーレッドへと落下コースを辿っていたが、ラーズグリーズ隊により完全に破壊された。
インフィニティ
第7段アップデートにて非常招集ミッション「Satellite Interception」として登場。
5と同様に落下するSOLGを迎撃するミッションとなっているが、レーザー砲台が搭載されているため、近づく際には破片以外にも注意が必要である。
FAEBによる広範囲破壊を防ぐためか、上位ミッションでは航空爆弾などの対地攻撃兵装の威力が制限されている。
また、砲身内部の特殊砲弾は攻撃可能となる前は保護されているため、内部に侵入こそ可能であっても破壊することは出来なくなっている。
Satellite Interception I「SOLG -Schroeter- 落下阻止作戦」、Satellite Interception II「SOLG -Oort-落下阻止作戦」(通称赤ちくわ)、Satellite Interception III「SOLG -Lexell-落下阻止作戦」(通称金ちくわ)の3種類があり、登場する敵戦闘機などが異なる。