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センシティブな作品

木下誠一が本編開始以前に監督として担当したオリジナルTVアニメ作品。略称は「ぷる天」。

萌え」の追求のつもりで木下が作っていたが、最初から予算もスケジュールも厳しかった上に木下の絵コンテなどの作業遅延がさらにスケジュールの逼迫を招き、作画崩壊が頻繁に発生したり、納品がオンエア10分前だったり、とうとう納期に間に合わないことすらあり3回は総集編で回数を稼いでいた。スケジュールの崩壊っぷりは演出の山田昌志曰く、落合達也の移籍先であるスタジオカナン制作で末期的な破綻状況中の(編集の3日前にコンテが上がる)『俺の手作りロボットが思春期で大変です』より酷かったとのことである。

修正する余裕さえなかったのか原画はもちろん動画も滅茶苦茶で所謂「溶ける」レベルでありネット上でも作画崩壊の代表格アニメとして扱われ「ぷるってる」という言葉が産まれるほどであり特に9話は「ぷるキュー」と呼ばれる程の伝説作画崩壊回とされており(ニコニコ大百科を模したシーンが作ってある)、「ぷるキューライン」「ぷるキュー越え」などとその後も作画崩壊アニメを揶揄するネットスラングと化しており、「ぷるんぷるんしちゃう」は社外からの揶揄としても使われている。このためイベントも大荒れ、公式掲示板も炎上など騒動も起きた。

作画だけでなくBPOPTAからクレームがついたり、TV局から納品拒否されたりと内容的にもかなりやらかしたものであったらしい。キービジュアルには巨乳キャラが並び、巨乳キャラが水着で走るシーンが作中では紹介されておりお色気度の強い作品だった模様。

スケジュール崩壊に巻き込まれてスタッフ達も酷い目に合っており、山田は連日徹夜で3ヶ月帰宅できなかったため親に捜索願を出されたほどであり「あんな地獄は後にも先にもない」と評している。未だ根に持っているスタッフも多く、その後も木下の仕事と聞くと断るアニメーターもいるほどである。木下自身もその後6年間TVアニメから干されており、ネットで散々に叩かれたことがトラウマとなり以後ネットを見なくなった。

ただ、本田豊はこの作品をギャグのキレが良いと評している。

Pixivでは

劇中劇キャラの方ではなく、専ら本編中の巨乳キャラのイラストばかりである。

関連タグ

SHIROBAKO劇中劇

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