概要
新機動戦記ガンダムWに登場するウイングガンダムゼロをベースにコウエン・ユウセイがこれまで得た経験と技術の全てを使って製作したガンプラ。赤を基調としたカラーリングに加え、「燃え上がる炎」をイメージした大規模改修を行っている。耐久性を犠牲に攻撃力と機動性の強化を重点に置いており、ユウセイがこれまで作ってきたΖガンダム炎、デスティニーガンダム炎に「炎システム」を搭載。なお、ネオバード形態への変形機構は受け継がれているが、その姿は火の鳥になぞらえて「ネオバード炎」と呼ばれている。
フジガンプラフェスティバルから七年後を描いた「ガンダムビルドファイターズ炎トライ」に登場した際には妹のコウエン・ユウカに託された。
武装
ツインバスターライフル
原典機から引き継がれた射撃兵装。翼に装着可能で変形時には高速で飛行しながら敵を殲滅することができるが、コウセイ自身はあまり使用しない。後に彼から本機を託されたユウカによってツインバスターライフルフレアに改造された。
ウイングシールド炎
変形時に機首の役目も担っている防御兵装。中央部に炎クリスタルを内蔵しており、飛行時に消費する粒子の供給、推力の強化を可能としているため独自の形状となっている。
ハイパーカレトヴルッフ
カレトヴルッフの機能をあえて斬撃のみに絞った本機の主兵装。翼に装備されており、柄だけ引き抜けばビームサーベルとして使用可能。
ビームサーベル
ツインバスターライフルと同様に原典機の武装。相手によって実体剣と使い分けられている。
ハイパー炎システム
コウエン・ユウセイが独自に考案した機能。機体の駆動熱をプラフスキー粒子を媒介として強制放熱することで、通常時の関節強度を超えた超高速運動を可能にする。この時、機体の各部からあたかも炎が噴き出すように粒子を放出することから命名された。通常は一分間のみ使用可能だが、機体の負荷を無視すれば最大で三分間の使用が可能になっている。この状態で怒涛の連続攻撃を仕掛ける「天地雷鳴 真・炎王斬刃」とネオバード炎に変形して突撃する「天地雷鳴 炎神翔斬」という2つの必殺技を持っている。
ウイングガンダムゼロフレイムフェーダー
清炎学園ガンプラ部に所属するソウマ・ツバサが、顧問となったユウセイから渡されたゼロ炎の設計図を元に独自の解釈で完成させたガンプラ。頭部アンテナやフェイス形状が変更され、両翼にメイングリップと大型刃1枚、峰部分に取り付けられた小羽状の刃で構成された新開発の大剣「フェザーブレイド」を二振り装備している。小羽はそれぞれが小刀「フェザーナイフ」、グリップ部分はブレイドとは別に用意した小型刃で「フェザーグレイブ」、大型刃2枚の峰を合わせて取り付けることで両刃剣の「フェザーバスターソード」と様々な組み換えが可能。各刀身に特殊な樹脂を使うことで重量を軽減している。