概要
七瀬家に居候している鳩。命名は潦景子。
元は台湾で飼われていた競技鳩（もしくは伝書鳩）で、帰り道を失っているところを拾われて七瀬家に連れて来られた。この時点では野生かどうかも分かっておらず、脚に付けられたリングから台湾出身であることが分かり、「帰る方法が見つかるまで（飼い主が見つかるまで）」という条件で飼うことが許された。
後にインターネット経由で台湾の写真を見せられると、その夜に開いていた窓から逃げ出してしまい、八重はその夜から風邪をひくのを覚悟で窓を開けてななせの帰りを待つようになる。
そしてある朝、八重は「風邪ひいたっぽくない？」と指摘され、ななせが頭に載っていることに気付き、それからは共に暮らすようになる。（作中では指摘されたところで終わっている）
生態
大量のお菓子を箪笥の引き出しに隠す、八重の作ったカロリー無視の料理を食べて動けなくなるなど、とても鳩とは思えない食欲を持ち、そのせいか体型はほぼ球体。鳥なのに飛ぶと本気で驚かれるほど。
そのまま飛べなければ帰れなくなるはずなのだが、内心は別れたくない八重に今日もお菓子を与えられていると思われる。
普通に飛行出来ないくせに何故か力学を無視した飛行は可能で、煎餅の缶やお菓子袋に体がすっぽり収まった状態で（羽の一枚も外には出ていない）飛んだりしている。
また人語を解していると思われる節があり、板を切っている皆の会話から自分の家を作っているのではないかとテンションが上がったり、ホラー映画を見て総毛立ったり、真紀子の体重を見て総毛立ったりしている。
