ガリィ陽子
ガリィとは、『銃夢』の主人公。数奇な人生を送ることになるサイボーグ少女であり、過去の記憶を失っているため一人で二人分の人生を歩んでいると言っていい複雑な事情の持ち主。
戦乱渦巻く火星出身の戦災孤児であり、本名は陽子。火星時代は秘密部隊の先兵であったが、任務失敗の責任を取らされ大気圏に投下させられた。
頭脳以外の全てを機械に変えたサイボーグであり、話が進むにつれて様々なボディに自身をアップデートしている。
性格は気まぐれで天真爛漫だが、記憶の狭間でアイデンティティを揺るがされることもあり傷付きやすく繊細な一面も持ち合わせている。
クズ鉄町時代
数百年間仮死状態のまま眠っていたところをイド・ダイスケに発見され、彼の飼っていた猫の名前を与えられ、ガリィと名乗るようになった。この瞬間から、クズ鉄町を舞台にしたガリィの戦いの日々がスタートすることになる。
モーターボールの選手としてのし上がったあとは平和な日々を謳歌していたが、ザレムに捕らえられた後は彼らの手先として働き「ザレムの死の天使」として恐れられる。
宇宙編
科学の悪魔デスティ・ノヴァとの戦いに敗れたあとノヴァの手によって復活。親友のルゥを復活させるべく宇宙都市イェールにおいて数多の戦いを繰り広げることになった。
ノヴァの気まぐれによってガリィの脳の記憶は頭脳チップにコピーされており、奇しくもガリィがこの世に二人存在するという状況になってしまった。
紆余曲折の末にガリィの頭脳は生身の肉体を得て復活し、頭脳チップのガリィはサイボーグ戦士・陽子として自身の出生に向かい合うべく火星の地へと向かった。