フリューゲルホルン
ふりゅーげるほるん
金管楽器の一種。内径の太いビューグル属の楽器。
概要
フリューゲルホルン(Flügelhorn)とは、金管楽器の一種。フリューゲルとはドイツ語で「翼」を意味する。
外見はトランペットやコルネットに似ているが、その2つの楽器よりも管体の内径が太く、また管のほとんどを円錐で占めている。
そのためより太く柔らかく、深みに富んだ音が特徴である。
楽器のルーツに関しては諸説あり、コルネットやアルトホルン、ユーフォニアム等のサクソルン属の楽器が元になっているというものや、ビューグル(信号らっぱ)にバルブを取り付けたものが改良されて出来上がったという説もある。
吹奏楽ではトランペット奏者の持ち替え楽器として、ブラスバンド(英国式金管バンド)ではコルネットと並んで定席が設けられているが、ことオーケストラに関しては登場する機会が極めて少ない。
なお、ジャズやフュージョンの世界では、アメリカ人のチャック・マンジョーネ(Charles Frank Mangione)がこの楽器を演奏している。
関連動画
フィール・ソー・グッド(Feels so good)/チャック・マンジョーネ
サンチェスの子供たち(Children Of Sanchez)/チャック・マンジョーネ
マリオカート8「リンリンメトロ」BGM収録風景