概要
ナイトオブセブン専用機として開発された第九世代KMF。後にスザクがルルーシュによってナイトオブゼロに任命されたため、ナイトオブゼロ専用機となった。今までの強化改造を行ったランスロットと違い、本機は新技術である「エナジーウイング」との適合度を高めるべく新規に開発された機体である。
総合スペックでは紅蓮聖天八極式に劣るが、あちらはデヴァイサー(パイロット)のことを考えずただひたすら高性能のみを追求して強化したのに対し、こちらは実戦できちんと戦闘力を発揮できるようバランスよく強化したためである。
最終決戦であるダモクレス攻防戦において紅月カレンの駆る紅蓮聖天八極式と一騎打ちとなり、相打ちする形で大破・爆散した。
戦後はトリスタンとモルドレッドと共に資料館で展示されているが、マイナスイメージが強い機体である為に資料館からの撤去はおろか、ランスロットシリーズそのものがKMFの歴史から抹消すべきとの意見が挙がっている。
武装
- MVS(メーザー・バイブレーション・ソード)
ランスロットシリーズの共通装備。従来機同様に背面に二基搭載している。
- スラッシュハーケン
従来機同様に両腕・腰部に合計四基搭載している。これまでのタイプと違って内蔵式になっている。
- スーパーヴァリス
ヴァリスの強化・発展型。砲身が二連装化され、通常弾を放つ「ノーマルモード」、ハドロン砲が発射できる「ハドロンモード」、全火器を同時に発射できる「フルバーストモード」を使い分ける事が出来る。
劇中では二丁装備する事が多かったが、下記のエナジーウィングのエネルギー弾などの遠距離兵装が充実していた事もあり、早々に廃棄される場面が多かった。
- ランドスピナー
両足首に搭載されたKMFの標準兵装。本機はエナジーウィングによる空中戦が主体だった事もあり、最終決戦でのダモクレス内における紅蓮聖天八極式との戦闘でしか使われなかった。
- エナジーウィング
セシル考案のブレイズルミナスとフロート理論の応用で作られ、背部に装備された緑の六枚羽を持つ新型フロートユニット。紅蓮聖天八極式に使われている物よりも進化しており、超高速飛行能力による既存KMFを凌駕したスピードに加え、エネルギー翼からその粒子を「刃状」にして広範囲に射出する砲撃が可能となっている。