概要
cv:初音映莉子
PS2専用ゲームソフト「ドラッグオンドラグーン」の登場人物。
主人公「カイム」の妹であり、実兄であるカイムに禁じられた想いを寄せている。
名前の由来は復讐の女神「フリアエ」。
設定
14歳の時に、前女神アシラが亡くなり、その次代の女神に選ばれた証である「オシルシ」が体に出現し、以来、最終封印たる女神の役目を継ぐことを余儀なくされる。
自由が利かず、ひたすら封印の苦痛に耐え続ける身の上に絶望し、内心で世界の崩壊を願っている。
やがて「天使の教会」に攫われ、救出に現れたカイムの目の前で教祖である少女・マナに自身の心の内を暴露され、ベッドの上にあったぬいぐるみに刺さっていたナイフを胸に刺し自殺した。
しかし、この時はナイフが心臓まで届かず、まだ仮死状態であった。
その後、マナを問い詰めたイウヴァルトが吹っ飛ばされた時にイウヴァルトの手がナイフを更に押し込み、ナイフが心臓に届き死亡。
許嫁によってとどめをさされるという悲劇的な結末を迎える。
(しかしイウヴァルトを吹っ飛ばしたのはマナなので、どちらがフリアエを殺したと解釈するのは各人の判断に委ねられる)
なお、この自殺ルートは回避可能。(マルチエンドの内A.B.CだけでのルートなのでD.Eでは自殺していない)
しかし、そのD.Eでも、突然「俺たちが新世界のアダムとイヴになるんだ!」という電波な事を言い始めたイウヴァルトに呆然としてる間に空中要塞の崩壊に巻き込まれ、消息不明となる。
結局、どのルートでもフリアエは悲劇的な結末を迎える事となる。
ちなみに「オシルシ」の出現場所は女性器である。
女神フリアエ(Bエンディング)
flowers for the Broken spirit
A woman turned into a stake will dominate the world on the blazing plate.
(杭となりし女、発火する皿の上で世界を握るだろう)
事切れたフリアエの復活を願い、イウヴァルトはその亡骸を「再生の卵」に入れた。
しかし、卵の中から蘇ったのは異形となり果てた復讐の女神フリアエであった。
イウヴァルトは復活したフリアエの触手に貫かれて絶命する。
カイムとレッドドラゴンは苦戦の末、異形となったフリアエを倒すも、世界中に出現した再生の卵が一斉に孵化し、そこから産まれた無数のフリアエが空を埋め尽くした。
純白の巨大な翼を生やし、胸部から腹部にかけてを露出し、下半身はドレスの残骸のような白い布で覆われている。
そして、その布の下からは鱗を纏った百足のような一本の長い触手が伸びている。(ちなみに、この触手は女性器から生えているらしい)
他にも鋭い触手を持っており、卵から出た瞬間、これらをもってイウヴァルトを串刺しにした。
翼は背中から生えているというよりも、やや二の腕部分と同化している気もする。
ボス戦時の大技として自分の周りに出現させた何本もの刃物を飛ばして来るものがあるが、この刃物は皮肉にも彼女自身の命を奪ったナイフに似た形をしている。
ちなみに、このフリアエは「ギョロアエ」とも呼ばれる。
登場シーンで、眼が左右非対称にギョロギョロしているのが由来である。
死ニ至ル赤
ワンの回想にて登場。両親、兄共に健在でカールレオン国王女として元気な姿が描かれている。
赤い目の病に感染した暴漢に襲われかけていたところをワンとネルに救われ、傷ついた彼らを介抱するべく王宮に招いた。
清楚で明るい姫君として振舞う一方で実兄カイムを男として愛する淫乱な処女であり、禁忌的な想いに苛まれ半ば自暴自棄になっている。
カイムの誕生日にカールレオン国が赤い目の病に感染してしまい、黒竜の襲撃によって目の前で両親を惨殺される。強いショックから、バラバラになった両親の体を笑顔で繋げるという最後で終わった。
後にカイムは連合軍に身を置き、フリアエは封印の女神となる。
ちなみに兄を想いながら閉鎖的な暮らしを送っていたのは自虐プレイであったらしい。