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唐沢寿明『フリッアッエッフリッフリッリッ』などという狂気のセリフを口走らせたすごいやつ。


概要編集

PS2専用ゲームソフト「ドラッグオンドラグーン」の登場人物。


カールレオン王国貴族の子弟。カイムの親友であり、その妹フリアエの婚約者でもあった。歌とハープの名手。

性格は純粋だが心が折れやすく、フリアエを心の支えにしており、フリアエを独占するカイムには内心嫉妬している。惚れた相手を間違えたのと、とんでもないやつが親友だったのがいけなかった。


イウヴァルトは幼い頃からカイムと共にカイムの父である国王ガアプによって剣の稽古をつけられており、互いに相手をライバルとして見ていた。

しかし、イウヴァルトはカイムに勝つことが出来ず、劣等感を抱くようになる。

そのうえ、互いに恋に落ちて王に認められ婚約者となったはずのフリアエは、イウヴァルトよりもカイムを慕っているようで、イウヴァルトのカイムに対するコンプレックスは日に日に募っていった。


そんなある日、イウヴァルトはそのコンプレックスと激情から、稽古中にカイムに軽傷を負わせてしまう。カイムはさして気に留めず、稽古熱心な友人をからかって済ませようとしたが、兄に傷を負わせたことにフリアエが激昂してイウヴァルトを詰り、イウヴァルトもフリアエを罵り、その場を去っていった。

イウヴァルトとフリアエの内心を知らないカイムは「フリアエの"兄思い"にも困ったものだ、イウヴァルトには後から言っておこう」と考えていたが、その翌日の夜、襲撃してきた帝国のブラックドラゴンにより国王・王妃が惨殺されたことでそれどころではなくなり、3人の間の亀裂は修復されないままとなった。


ブラックドラゴンによる国王・王妃惨殺から1年後、カイムは復讐のためにカールレオン王国を捨て傭兵となって帝国軍と戦う道を選ぶ。イウヴァルトはフリアエを自分と来るように説得するが、彼女は婚約者よりも兄を選んで去っていった。

そしてさらに1年後、フリアエに女神の証であるオシルシがあらわれたことにより、イウヴァルトは彼女との婚約を破棄せざるを得なくなる。

失意の中、それでも連合軍に属し、フリアエを守るために奮闘するイウヴァルトだったが……


ドラッグオンドラグーン編集

20歳A型。連合軍に所属しており、言及はないがカイムと同じく様付けで呼ばれていることから、おそらく隊長であろうと推察される。

登場時は契約者ではないが、ストーリーの途中でブラックドラゴンと契約する。

契約の代償は『歌』、紋章の位置は


女神の城が帝国軍の襲撃を受けたことを知り、フリアエを守るために城へ乗り込み、フリアエ、そしてカイムと再会する。

城が落ちたあとは、フリアエを安全のために中立地帯であるエルフの里へ連れて行こうと提案し、レッドドラゴンの懸念も無視してこれを断行する。しかし辿り着いたエルフの里は帝国軍の襲撃を受けて陥落していた。膝を折り弱気を発するも、フリアエに慰められ、カイムからは妹を託されて何とか持ち直す。


その後、カイムと別れて行動しているさなかにフリアエを狙った帝国軍に襲われ、イウヴァルトはフリアエを守って帝国軍に捕縛されてしまう。そこで「天使の教会」の司教マナによって洗脳を受け、赤い目のウイルスに感染したことで、「フリアエを女神という立場から解放するため」に以後帝国軍に属する。


帝国軍のブラックドラゴンと契約したイウヴァルトは、カイムらを強襲して、フリアエを攫う。しかしその後、ウイルスによる狂気が深まったイウヴァルトは、フリアエが誰かもわからないほどに壊れていく。


Aエンド編集

フリアエの無残な遺体を見て正気を取り戻したイウヴァルトは、自分のしたことがフリアエへの愛のためではなく自分のためであったこと、そのためにフリアエが死んだことに気づき絶望する。イウヴァルトはフリアエを復活させると信じ、再生の卵を目指す。その後の行方、生死は不明。


実はカイムおよびイウヴァルトが胸にナイフを突き立てられたフリアエを見て死んだと思ったのは勘違いで、その時点では瀕死(仮死?)ではあったがまだ生きていた。

しかし、司教マナに詰め寄ったイウヴァルトが吹っ飛ばされた際にフリアエにぶつかったことで胸に刺さっていたナイフがさらに押し込まれ、結局は絶命してしまう。


Bエンド編集

カイムらを振り切り、イウヴァルトは復活の希望を抱いてフリアエを再生の卵に入れる。卵からあらわれ微笑を浮かべるフリアエにイウヴァルトは歓喜するが、その直後、フリアエの触手に貫かれ絶命する。


再生の卵は「世界の再生」のための卵であり、これに入れられた生物は神の計画に従い世界を再生させるために既存の世界を破壊する存在となる。再生の卵から出てきたフリアエは復活したフリアエではなく、フリアエを材料として作り出された異形だった。


Cエンド編集

再生の卵の近くにまでたどり着いたものの、カイムらの猛攻で瀕死に陥ったイウヴァルトはカイムに「フリアエとともに逝かせてほしい」と頼む。カイムはそれを了承し、イウヴァルトはフリアエの遺体の傍らで事切れた。


Dエンド編集

フリアエが死なないためイウヴァルトは正気に返らず、「俺たちが新世界のアダムとイヴになるんだ!」などと言っているあいだに空中要塞が崩壊して消息不明。


Eエンド編集

Dエンドに同じ。


ドラッグオンドラグーン2編集

ネタバレ注意。
















直接は登場しないが、DODのAエンドにおいて、契約相手であったブラックドラゴンがフリアエの死体とイウヴァルトを再生の卵に入れ、彼らを材料として生まれた真人類がDOD2の主人公・ノウェである、という設定がある。

ノウェはフリアエのつけていたカイムとおそろいのブレスレットを手首に、イウヴァルトのピアスを耳につけている。また、覚醒する際にあらわれる紋章はフリアエの女神の紋章とイウヴァルトの契約紋章を合わせたものである。


関連タグ編集

ドラッグオンドラグーン

フリアエ カイム(DOD)

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