CV:家弓家正
概要
封印を守る職に就く、神官たちの長。最終封印である女神との会話が許されているのは彼のみ。
解放軍の最高司令官。高齢のため自らが戦場へと赴くことはないが、その影響力は大きい。
契約相手は、レッドドラゴンすら恐れをなした伝説のドラゴン・エンシェントドラゴンである。紋章の位置は頭から手の甲にかけて。契約の代償として毛髪を失った。
ほかの契約者と比較して彼の契約の代償が軽い理由は、契約相手のドラゴンがすでに瀕死の状態であったからである。
神官長として普段は「きれい事」ばかり言っているが、ぎりぎりの状態に陥ると、自分の保身のみに走る利己主義的な面が浮き彫りになる。
彼の疑り深さ、動揺しやすさは彼が抱えている疑念に起因する。彼は、神が「失敗作」として滅ぼしたがっている人類、現在の世界を、本当に守り続けるべきなのか、という疑念を抱えている。かといって、人類の滅亡と世界の崩壊を是とできるわけでもない。この疑念と矛盾こそが、エンシェントドラゴンを惹きつけた彼のなかの負の心でもある。
ドラッグオンドラグーン
72歳。神官長であり、解放軍の最高司令官。
序盤で、捕虜収容所に囚われているところをカイムらに救出されて以降、行動をともにする。戦闘には参加しない。
はじめは神官長という役職に就く人間らしく、落ち着いた言動をとるが、状況が絶望的になっていくにつれ、本性が見えてくる。
すべてのエンディングで生き残っている。
ドラッグオンドラグーン2
ゲーム開始時、すでに故人。享年87歳。神官長職は彼の遺言により、セエレが引き継いでいる。
封印騎士団は、世界の封印を守るために彼が創立した騎士団。
本作の物語開始より3年前に、彼は当代の女神であるレッドドラゴンが、神のしもべであるドラゴンであるにもかかわらず、世界と人類の存続のために犠牲になり続けてくれていることが信じられず、いずれ裏切るのではないかと疑念を抱いた。そのため、もしレッドドラゴンが翻意したとしても、逃げられることのないよう、三つの神殿と女神とで分け合っていた封印の負荷を女神に一極化し、レッドドラゴンの五感を封印しようとした。
しかし、レッドドラゴンの異変に気付き、レッドドラゴンの封印を行っている最中の騎士団を襲撃してきたカイムによって、騎士団長オローらともども殺害された。