マイティジャック
マイティジャックはウルトラシリーズや快獣ブースカで成功をおさめた円谷プロダクションが和製サンダーバードを目指して制作しフジテレビで放映された、1話1時間枠の大人向きSF特撮ドラマ番組である。 最新科学を駆使して世界各国で暗躍する悪の組織『Q』に対抗するため組織された民間軍事組織『マイティジャック』と、彼等の乗りこむ万能戦艦『マイティジャック号』の活躍を描き、前半はスパイドラマ、後半はQの巨大メカとのアクションという構成だったが、多額な制作費の割に視聴率が伸びず全26話の予定が半分の13話しか制作されなかった。
なおマイティジャックと言った場合、番組名の『マイティジャック』、組織としての『マイティジャック』 そして主役メカの『マイティジャック号』をそれぞれ示す場合がある。
なお、この作品が成田亨の円谷プロ在籍時に参加した最後の作品である。
万能戦艦マイティジャック号
マイティジャック号(通称MJ号)は飛行および潜水可能な巨大戦艦、
全長235メートル 全高40メートル 重量28000トン
武装として コバルト砲 レーザー 各種ミサイル 爆雷および対地攻撃用の爆弾を装備する
また艦載機として下記の機種を搭載している
戦闘機『ピブリダ―』『コンクルーダー』(後半より)
偵察機『エキゾスカウト』
ヘリコプター『バギー』『バンカーH』(後半より)
潜航艇『ハイドロジェット』
モーターボート『ジプリ―』
戦え!マイティジャック
大人向けにつくられた『マイティジャック』が視聴率が伸び悩んだため、より子供向けに路線変更した作品。
全26話。また、放映時間も1時間から30分へと変更されている。
マイティジャックは国際組織アップルの一部門とされ、敵も『Q』以外の複数の組織が存在し、後半には怪獣も登場している。
なお、怪獣に関しては「ウルトラセブン」同様、予算の節約のため、登場する怪獣も殆どが既存の怪獣の着ぐるみの流用、改造と言ったものであった。
また同時期に放送されていた「ウルトラセブン」のモロボシダン役の森次晃嗣が『弾超七』としてゲスト出演している回【「マイティ号を取り返せ!(前・後篇)」】もある。
これと「怪奇大作戦」の不振により、円谷プロダクションは大規模な人員整理を行う事となった。