この作品は電撃文庫から2012年2月より刊行開始、2014年11月の7巻で完結。2015年4月には短編集が発売された。著者は九岡 望である。
概要
このライトノベルは近未来の設定で、舞台はおそらく大日本帝国がモデルである国であり、物語発生以前に発生した戦争により復興のさなかである。「人工知能と人体の機械化の技術」が非常に発展している。
「鬼虫」という生物兵器とコールドスリープされていた35歳(実質15歳)の女性の物語であり、燃えはあっても萌えは存在しないとされる。
なおこの作品は九岡望氏の電撃小説大賞の受賞作であり、デビュー作である。
用語
鬼虫(きちゅう) 先の大戦で≪八洲国≫が、持てる技術を総動員して造り上げた最強の兵器。本体は適性を持つ人間を改造・調整したサイボーグで、巨大な虫型のメカに乗って戦う。それぞれ特攻術と呼ばれる特殊能力を持っている。
全部で9体作られたが、うち7体は先の戦争で死んだとされている。
『戦争』 特に名称はない。世界中を巻き込んだ大戦争であり、共倒れの形でなし崩しに終結した。
≪八洲国(やしまこく)≫ 舞台となる国家。極東の島国で、君主制を取っている。先の『戦争』では物量不足から極端な少数精鋭で戦った。
現在は戦禍により国の大半が荒廃しているが、帝都≪東京≫は比較的復興している。
pixiv
pixivにおいては主人公ともいえる鬼虫九番式、九曜のイラスト、主要人物である叶葉のイラストが多い。なお、この作品のイラストレーターである吟氏がpixivに表紙をアップロードしているようである。
