目次
1 概要1.1 書経(舜典)1.2 春秋左氏伝(文公十八年)2 関連タグ古代中国の聖人である舜帝によって中原の四方に追放されたとされる四柱の悪神。
『書経』と『春秋左氏伝(左伝)』に記されているが、内容が異なり、後者の方が一般的。『書経』の方は「四罪」として区別される事もある。
ただ、どちらも記述は簡略なため、他の書物の内容を加味して語られる事が多い。特に、両者ともに外見の描写はないので、視覚化する際には『山海経』『神異経』などの記述が用いられている。
春秋左氏伝(文公十八年)
魯の宰相季文子が舜帝の功績を語る中で登場する。
- 渾敦(渾沌、こんとん):帝鴻氏(黄帝)の子。
- 窮奇(きゅうき):少皞氏(黄帝の子)の子。
- 檮杌(とうこつ):顓頊氏の子。以上を三凶とも言う。
- 饕餮(とうてつ):縉雲氏の子。