やっと見つけた 私の手がかり…
概要
プロフィール
物語のヒロインで、オズと契約を交わした血染めの黒うさぎ(ビーラビット)と呼ばれるチェイン。人を食らう必要がなく、確立した人格を持ち、また人の姿さえとる特異なチェインである。本来の姿は巨大な黒うさぎだが、ギルバートのチェイン・鴉に力を封印され、黒髪に紫の瞳の少女の姿をとっている。可愛らしい容姿とは裏腹に、尊大で好戦的。好きなものは肉、肉、肉。しかし一方、オズに構ってもらえずやけ食いに走るなどの寂しがりやな面もある。
失われた自分の記憶(=自分の存在理由)を探すため、アヴィスへ堕とされたオズと違法契約を交わし現実世界へとやって来た。
もとは100年前に生きた人間であり、グレン=バスカヴィルによってバスカヴィル家の敷地にある塔に軟禁されていたが、サブリエの悲劇の最中に命を落とした。遺体の近くに血の付いたハサミがあり、このハサミが凶器であることが示唆されているのみであった。
アリスにとって死亡時の記憶は「破り捨てたい」ほどのものであり、故に自分の意志で記憶を捨てたらしい。しかし、それを知って尚、自分の記憶を探し続けることを決意する。
単行本19巻にてアリスは生前の記憶を取り戻し、その死の真相が明らかとなった。
キスは口と口でするものだと思っており、頬にキスすることを「頬を食っている」と勘違いしている。そのため、落ち込んだ人を見つけると頬を噛むのが彼女流の慰め方となった。
ギルバートとは犬猿の仲だったが、しだいに打ち解けていき、今では彼に頭をなでてもらうのがお気に入り。
ファミリーネームが存在しないため、「PandoraHearts」若しくは「パンドラハーツ」のタグと併せて検索するのが望ましい。
また、同作に登場する「アヴィスの意志」の名前も「アリス」だが、彼女が描かれたものは「アヴィスの意志」または「白アリス」のタグが付けられている。(こちらのアリスは「黒アリス」とも。)
関連イラスト
関連タグ
PandoraHearts オズ=ベザリウス ギルバート=ナイトレイ シャロン=レインズワース ザークシーズ=ブレイク
ネタバレ
以降ネタバレ注意
「私は私のものを奪わせない! この手で護り抜いてみせる!」
彼女の死の真相だが、単刀直入に言おう。自害である。
アヴィスで生まれ落ちた彼女はレイシーの黒うさぎのぬいぐるみと共に現実世界へと出てくる。ぬいぐるみの扱いはひどかったようだが、とても大事に思っており、やがて「オズ」と名付ける。余談だが、この名前はオズワルドの名前から取ったようだ。
時々現実世界へと来ていたもう一人のアリスとの姉妹仲は良好だった様子。オズ達と共に穏やかな日々を送るも、サブリエの悲劇によってそれは終わりを告げる。
チェインへと変えられて世界の崩壊と虐殺を強いられるオズともう一人のアリスを救うため、ジャックがこれ以上アヴィスの意志に干渉できないよう自ら鋏で喉を切って命を落とす。
直後、もう一人のアリスはアリスの死に嘆き、狂気の引き金となりうる自身の記憶をオズの力で破壊しようとする。しかし、アリスはもうオズに何も壊させたくないと願い、彼の力を奪うことで”黒うさぎ(ビーラビット)のアリス”となって彼女の記憶を破壊しようとする。しかし、アヴィスの核の出現によって失敗。記憶は破壊しきれずバラバラに引き裂かれるにとどまり、アヴィスの意志とのつながりの影響でアリスも記憶を失うこととなった。
魂の接合点でもう一人のアリスの魂と再会し、彼女の力によってすべてを思い出す。そして、世界を救うためにアヴィスの意志に直接会いに行く。
最後には仲間たちと共に世界を救うことに成功し、消える直前に別れを告げる。ギルバートと再会を約束し、オズと共にアヴィスの黄金の光の中へと消えていった。
そして、百の巡りを経て再び生れ落ち、オズと訪れたレイシーの墓でギルバートと再会を果たす。