悪松
あくまつ
アニメ「おそ松さん」第21話Bパート「神松」に登場したキャラクター。
※以下、「おそ松さん」第21話Bパートのネタバレ注意
ろくでなし童貞ニートである六つ子から零れ落ちた、善の部分が溜まっていった末に神松が誕生した。清く正しく美しい神松に、父も母もトト子も心を奪われ、立つ瀬のなくなった六つ子は神松を殺そうとするが、そこでまた失われた善の心によって神松はますますパワーアップする始末。
「あんな奴にどうやって勝てって言うんだぁ!」と、おそ松が絶叫したところでCMになった。
ここでほとんどの視聴者は、六つ子がやむなく働いて善の部分を神松から取り戻し、弱った神松を云々とかいう展開を予想したであろう。
ところがCM明け、神松は突如現れた巨大な怪物に踏み潰されて即死する。
その邪悪な闇の塊のような怪物は
「他愛無い!人としてのいい部分?いやいや、我々の人としてのクソな部分を舐めてもらっちゃ困る!なぁ兄弟!己のクソさにもっと自信を持て!そしてまた、いつでもこの悪松を呼び出すがいい!」
と高笑いしながら、六つ子の体内へと戻っていった。
「ま、まさかあの後、ああなって、ああ展開して、こうなるなんて」と戦慄するトト子と父と母。
スタッフが手抜き……もといCMの間に起こった何らかの展開により、六つ子は全く反省する事なく、
コンプレックスを増長させた結果、この悪松を生み出して神松を抹殺してしまったのだった。
結局、この6人は筋金入りのクソぞろいだったというお話。
悪松のCVはまさかの豪華ゲスト・杉田智和。クソニートの権化にふさわしい、いい笑い声でした。