零式水上観測機
れいしきすいじょうかんそくき
零式水上観測機とは旧日本海軍で運用された軍用機の一種である。
概要
零式水上観測機は旧日本海軍で偵察・弾着確認用として採用され使われた複葉複座の水上機である。
略して「零観」と呼ばれる事もある。
日本の軍事組織が採用した複葉機としては最後の機種になる。
多くの戦艦、重巡洋艦に搭載され有名な戦艦大和にも搭載されていた。
既に全金属製単葉機が主流となった時期にあえて制作された複葉機であり、当時の先端技術で設計されているため従来の複葉機とは一線を画す性能を与えられている。
本来の任務である着弾観測に使われることはほとんどなくもっぱら偵察機として運用された。
観測機ながら空戦性能にもある程度高い水準を求められた結果、運動性の高い設計となっており、ヘルキャットを撃墜したという記録も残っている。
※このヘルキャットを撃墜した零観のパイロットはあの伊25でアメリカ本土空襲を行ったことで有名な藤田信雄であり他の零観はほとんど撃墜されている。