ラヴ・オニキス
らゔおにきす
プロフィール
人物
性格的に曲者揃いのメンバーの中にあって抜群の実力を誇る一方、進んで表には出ずに裏から糸を引いて大局を意のままに操る影のリーダー。
メンバー4人が挙げる人物評を簡単にまとめると
「己の手を全く汚さずに甘い汁を吸い尽くす狡猾な策略家」
「隙あらばメンバーすら踏み台にして上を目指す気でいる油断ならない相手」
であり、周囲を思いのままに翻弄する智謀に揺るぎない自信を持つ。
ところが、ある時期を境に人格が豹変し、それまでの強気な傲慢振りとは正反対の気弱で自虐的な物腰柔らかい人物となり、現在は紆余曲折を経てラヴ・トパーズ率いるFWWW四大派閥の一派『健駄羅』(ガンダーラ)に所属しつつフロント(事務方)業務の一部も担当する兼任選手として活動している。
豹変の真相
東京女子プロレス正規軍の若手精鋭派閥『ナイトメア』をほぼ丸ごとFWWWに引き抜いた張本人。
党首を務めるヴァンプ鈴森を罠に掛けて東京女子プロレス本社から引き離した間に、前もって口説き落としていた一部のフロントスタッフと共に水面下で暗躍し、移籍の好条件に目が眩んでいち早くこれに便乗したリトルデビル鈴木による内部スカウトが拍車を掛けた結果、メンバーの大半が「鈴森がFWWWへの移籍を承諾した」と認識して退団準備を進める事態に発展した。
お祭り騒ぎを何よりも好む東京女子プロレス社長の性格を知り抜いた上で実行した計略は、表沙汰になった時にはもはや歯止めが掛からない所まで来ており、事ここに及んで助けを求めて泣きすがった鈴森に対して「牙の無い吸血鬼はいらない」と神崎玲子が突き放し、結果的には自身の思惑通り「鈴森主導で東京女子プロレスを退団した」という筋書きで移籍計画を成功させた。
しかし、FWWWの不穏な動向に懸念を抱いていた一ノ瀬栞は当初からホワイトフェイスに内部調査を依頼して事の成り行きを静観しており、色々な事情を含めた上の判断で鈴森の移籍計画を止めはしなかったものの、やるせない神崎の意を汲んで実行に移した計略によって神崎本人の手で制裁を下される羽目になり、この直後から神崎の悪夢に毎夜うなされてろくに眠れない程の絶対的恐怖を植え付けられた事で気弱な人格に豹変した。
格言
- 「昔の私は狡かったからね……だから、狡い人の考えていることが分かるんだ。悪意にも、敏感だよ……?」
- 「あ、あの……ごめんなさい……生きてて、ごめんなさい……」
- 「新人の子に怒られちゃいました……『掃除や洗濯は私たちの仕事です!』」って……ううっ、情けない先輩ですみません……」