概要
ブラウザゲーム『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』に登場する女子プロレスラー。
プロレス団体『FWWW』に所属し、同団体最古参のチーム『ラヴ・ジュエリーズ』の一員として活躍する中堅レスラー。
プロフィール
リングネーム | ラヴ・オニキス |
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キャッチフレーズ | 翻弄トラベラー |
本名 | 楠見田かざり(くすみだ かざり) |
出身地 | 京都府宇治市 |
誕生日 | 1月15日 |
星座 | 山羊座 |
身長 | 156cm |
属性 | 熱血 |
体格 | ジュニア |
必殺技 | 三角締め |
活動期間 | 不明 - 現役活動中 |
等級 | SR・VR(1st) |
声優 | 江里夏 |
作家 | 赤玉 |
人物
黒猫をモチーフとした独自のコスチュームに身を包み、小柄な体格と素早い動きで相手を手玉に取りつつ最も嫌がる状況に誘い込んでは強烈な寝技を繰り出すトリックファイター。
チーム内でも抜群の実力を持ちながら敢えてラヴ・トパーズの輝かしいスター性を隠れ蓑にする策士であり、「裏から糸を引いて大局を操る影のリーダー」を自負するように周囲を意のままに翻弄せしめる様子から、性格的に曲者揃いのメンバー(特にラヴ・スフィーン、ラヴ・アメジストの2名)をして
「隙あらばメンバーすら踏み台にして上を目指す気でいる油断ならない相手」
と評される。
元々は「女子プロレス界完全制覇」という無謀な計画を実行に移した『電撃オンライン』編集部員のまり蔵によって招集、結成されたチーム『恋愛魔法倶楽部 ラヴ・ジュエリーズ』の一員だったが、一連の騒動には一切参加せず傍観を決め込んで姿すら見せなかった。
この騒動が収束した頃、バブル期の不動産業で財を成した樽谷金継(たるや かねつぐ)が半ば業界を牛耳る大団体『東京女子プロレス』の独裁体制に女子プロレス界の将来を憂い、対抗馬となるFWWW設立を決意して第一期生のスカウトを始めた時にいち早く入団し、新団体を裏から好きなように動かす影のオーナーとなる壮大な野心を実現させるべく謀略を巡らせ、遂には東女正規軍の若手精鋭派閥『ナイトメア』をほぼ丸ごと奪取した。
ところが、業界を震撼させたこの大事件を境にそれまでの強気で傲慢なワンマン振りとは正反対の気弱で自虐的な物腰柔らかい人格に豹変し、現在は紆余曲折を経てトパーズ率いるFWWW四大派閥の一派『健駄羅』(ガンダーラ)に所属しつつフロント(事務方)業務の一部も担当する兼任選手として活動している。
豹変
ナイトメアを束ねるヴァンプ鈴森に罠を仕掛けて東女本社から引き離した間に、前もって口説き落としていた一部の東女フロントスタッフと共に水面下で暗躍し、移籍の好条件に目が眩んでいち早くこれに便乗したリトルデビル鈴木による引き抜き勧誘が拍車を掛け、メンバーの大半が「鈴森がFWWWへの移籍を承諾した」と認識して退団準備を進める事態に発展した。
業界を賑わせるお祭り騒ぎを好む東女社長の東丈太郎(あずま じょうたろう)の性格を知り抜いた上で実行した謀略は、表沙汰になった時にはもはや歯止めが掛からない所まで来ており、事ここに及んで知らぬ存ぜぬでただ助けを求めるばかりの鈴森に対して「牙の無い吸血鬼はいらない」と神崎玲子が突き放した結果、当初の思惑通り「鈴森主導で東女から大量離脱した」という筋書きで東女の評判を落としつつ大量の有力選手を抱き込む、まさに『濡れ手に粟』の移籍計画を成功させた。
しかし、以前からFWWWの不穏な動向に懸念を抱いていた一ノ瀬栞は最初からホワイトフェイスに内部調査を依頼して事の成り行きを静観しており、色々な事情を含めた上の判断でナイトメア簒奪計画を止めはしなかったものの、愛弟子を横取りされた神崎の意を汲んだ一ノ瀬にホワイトフェイスを通じて神崎本人の手で制裁を下すという恐るべき奸計を掛け返され、後にFWWW入団で合流したトパーズに「歪んだ魂が矯正された」とまで言わしめる凄惨な一夜を過ごした。
神崎、ホワイトフェイス、オニキスの当事者3名のみが真相を知る制裁の翌日以降、周囲に気味悪がられるほどの謙虚で卑屈な人物に変わり果てただけでなく、殺意に満ちた神崎が襲い来る悪夢にうなされて不眠症に陥り、統合失調症に似た酷い幻覚や妄想に追い詰められるなど、逃れる術の無いトラウマに心を蝕まれる毎日を送る羽目になった。
成長
実力を秘めた若手の大量獲得に支払った代償はあまりに大きく、「些細な事ですら泣き怯えてしまう」という致命的な精神状態に追い込まれて選手生命そのものが危ぶまれたが、実質的にFWWWの経営を取り仕切る南城檸檬(なんじょう れもん)に知略の才能を買われ、檸檬の右腕として一部のフロント業務や対外交渉に関わる兼任選手の座に落ち着いた。
しばらく後、東女選手を招待したFWWW主催の交流戦で星空こがねが密かに神崎を会場に呼び寄せ、いつもの気まぐれに任せて平然と選手控室に現れた所で望まぬ再会を果たし、眉をしかめた神崎を前に何とか言葉を絞り出して命乞いをするしか出来なかった所、オニキスの姿を見た神崎に「二度とリングに上がりたくなくなるくらいにはしてやったはずだが」と睨まれた直後、「そうか、そんなにプロレスが好きか…。でなければ…今、お前はここにいない」と頬を緩めて語り掛けられ、神崎をして「本物のプロレスラー」の認識を得るに至った。
以後は、経営資金の都合でもぬけの殻に近いフロント業務を檸檬との二人三脚で捌く傍ら、「必要な時や楽しい結果を目指す時にだけ」という制約を課した上で策略を用い、黒の振袖をモチーフとした風格漂うコスチュームに改めてシングルマッチを中心に少しずつ精神面のリハビリに励むなど、「過去の自分を悔いる」だけではなく「過去の悪事を償う」ために心を磨いて神崎から受けた更生の恩義に報いる努力を重ねている。
2015年、FWWW初代王者決定戦でブレイブ勇子に勝利した鈴森の電撃発表「ナイトメア決別宣言」を機に派閥分裂の混乱期に突入し、当時のFWWW正規軍『レジスタンス』に籍を置いていた『チーム健駄羅』とラヴ・ジュエリーズが合併、独立した健駄羅発足後も筆頭参謀を担い、スジャータや孫月星(そんげっせい)と共に狂気を帯びたトパーズの暴走を食い止めるようになった。
格言
- 「町を歩いてるとね……すれ違う人が、みんな私をにらんでる気がするの……」
- 「あ、あの……ごめんなさい……生きてて、ごめんなさい……」
- 「過去は取り返しがつかないんですよね……」
関連イラスト
「ギ、ギブアップ…………も、もう許して……」
「リングでは、弱音を吐かないよ……」