あるスポーツのリーグあるいは地区に所属するチームが、別のリーグのチームと対戦する公式戦のこと。
日本国内ではプロ野球の日本生命セ・パ交流戦が代表例。pixivでのタグ使用は、日本プロ野球交流戦関連の投稿作品が殆どである。
NPBにおける「セ・パ交流戦」
2004年のプロ野球再編問題を契機として、交流戦導入に積極的であったパ・リーグ側に、セ・リーグ側が同意を得る形で2005年より開催。当初はホーム・ビジター各3試合ずつの総当たり戦(計36試合)であった。
2007年からはホーム・ビジター各2試合ずつ(計24試合)に削減し、2試合終了後に移動日となるが、土曜日と日曜日は必ず試合が組まれる為、この2つの曜日が異なるカードの場合の移動日程がハードになるという問題もあり(この関係で通常は移動日である月曜日も試合が組まれる為、水曜日も必ず試合が組まれる形となる)、2015年からは6カード各3試合(計18試合。ホーム9試合・ビジター9試合ずつ)に変更され現在に至る。
2020年はCOVID-19が世界的に流行した年であり、レギュラーシーズン(ペナントレース)の開幕自体が遅れた背景からどうしても試合数を削減せざるを得なくなったため、この年についてはセ・パ交流戦の開催を取りやめている。
セ・パ交流戦の順位の決め方
2015年から2018年までは6カード3試合の18試合で行われ、優勝チームを決めなかった。その代わり、リーグ勝ち数、リーグ総得点、勝ち越しチーム数、最高勝率のチームが所属するリーグで勝ち越しリーグを決めた。2019年からは6カード3試合の18試合で行われ、2015年から2018年までの最高勝率チームの決め方で優勝チームを決める。
優勝チームの決め方
勝率1位のチームを交流戦「優勝チーム」とする。
- 2チームが勝率で並んだ場合
- 勝ち数
- 2チーム間の直接対戦で勝ち越しているチーム
- 交流戦18試合のTQBが大きいチーム
- 交流戦18試合のER-TQBが大きいチーム
- 交流戦18試合のチーム打率
- 前年度セ・パ交流戦上位チーム
- 3チーム以上が勝率で並んだ場合
- 勝ち数
- 交流戦18試合のTQBが大きいチーム
- 交流戦18試合のER-TQBが大きいチーム
- 交流戦18試合のチーム打率
- 前年度セ・パ交流戦上位チーム
TQB=Team's Quality Balance=(得点/攻撃イニング)-(失点/守備イニング)
ER-TQB=Earned Runs Team's Quality Balance=(相手チームの自責点による得点/攻撃イニング)-(自責点/守備イニング)
勝ち越しリーグの決め方 (2015年~2018年)
2015年から2018年まで行われた。「優勝チーム」は設定せず、交流戦を全試合消化した後、勝ち越しを決めたリーグを「勝ち越しリーグ」とした。セ・パ両リーグともに同じ勝ち数の場合は以下の順番で決めた。
- 両リーグ別総得点が多いリーグ
- 勝ち越しチームが多いリーグ
- 最高勝率チームが所属するリーグ