シールケ
しーるけ
三浦建太郎の漫画『ベルセルク』に登場するキャラクター。
概要
霊樹の館に棲む魔女フローラの下で修行を積んでいた小柄な魔女見習いの少女。
生真面目で優等生的な所があり、思考が魔術的常識に偏りがち。
そのため、性格が正反対のイシドロとはたびたび衝突を起こす。
(ただ仲が悪いという訳でもなく、端から見ると漫才に近い)
衣装は師から譲り受け、大事にしている鍔広のとんがり帽子に外套と木の杖と言う典型的な魔女装束。
魔法習得を申し出たファルネーゼから「先生」あるいは「御師匠様」と呼ばれ慕われている。
出会った当初は、魔道を迫害し争いも絶えない現世の人間やその社会に否定的で、ガッツ一行に対しても居丈高な態度をとっていたが、一行らの旅を通じ、魔術的常識に縛られた思考や人間に対する頑なな感情も徐々に和らぎ、年相応の幼さも見せるようになっていく。
あらゆる意味で無茶苦茶なガッツに反感を抱いていたが、共に戦い、言葉を交わす内に
淡い感情を抱くようになり、無茶な戦いをするガッツの身を案じつつ協力し、涙を流して警告し諌めている。
狂戦士の甲冑に取り込まれたガッツを呼び戻すために精神にダイブしたり、
あるいは甲冑の力を解放したままガッツの自我を保つために憑依をする事も。
髪の毛を媒体にした念話や、気(オド)を操って対象を暗示にかけるといった初歩的な術から
自らが無防備になり時間は掛かるものの、強大な精霊の力を借りる大規模魔術を扱い、
人外の者どもと渡り合うガッツ一行の大きな助けとなる。