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百錬の編集履歴2016/03/31 10:38:05 版
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百錬

ひゃくれん

百錬とは、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場するモビルスーツである。

概要

木星圏に於いてテイワズとその下部組織によって運用されている主力汎用型モビルスーツ

高い戦闘力を誇るモビルスーツはその存在自体が抑止力として機能する為、百錬はこれを保有するテイワズの力の象徴として木星圏では認知されている。

主なパイロットはアジー・グルミンアミダ・アルカ等。

厄災戦後期に開発されていた高出力機の設計図を入手したテイワズの技術者たちがこれをベースとして長い年月をかけて完成させた機体であり、エイハブ・リアクターは古戦場から発掘した物を転用している事から完全なテイワズ製という訳ではないが、ギャラルホルン以外でモビルスーツの独自開発に初めて成功した機体である。

モビルスーツのフレーム開発はそのノウハウが失われて久しい事もあって困難を極めており、百錬も生産ラインが整っておらず、稼働している機体は44機のみと少ない。しかし、機体のデータはテイワズ内で共有されており、システム面のアップデートといった性能向上は随時行われている。

初期生産型である1番~9番機は高純度の木星メタルをリアクターやフレームの電導回路・衝撃吸収材に使用しており、以降生産された機体よりも高い性能を持つ。この9機の百錬は「シングルナンバー」と呼ばれ、テイワズ代表マクマード・バリストンの名の下にテイワズ直轄の9つの下部組織へ配備されており、アミダ機もその内の1機である。

活動環境に左右されないバランス型の機体ではあるが、アステロイドベルトやデブリ帯での運用にも対応しており、機体重量を敢えて上げることでデブリ衝突時に発生する衝撃に対して耐性を持つ。

モビルスーツ戦ではその特徴を生かした近接格闘戦で真価を発揮し、百錬2機と機動性に優れた百里1機による小隊編成がタービンズに於けるモビルスーツ部隊の基本編成となっている。

地球圏で戦闘目的で使用する際には、テイワズの所属である事を秘匿する為、装甲を換装し「漏影」として運用される。

機体データ

型式番号STH-05
全高18.2m
本体重量35.5t
動力源エイハブ・リアクター
武装
  • 片刃式ブレード
  • ライフルカノン
  • アサルトライフル
  • ナックルガード
  • 四連式ロケットランチャー
  • 輪胴式グレネードランチャー
パイロットアジー・グルミン アミダ・アルカ他

武装

片刃式ブレード

型式番号JEE-202。

百錬用に製造された接近戦用ブレード。非使用時は腰部背面に備えられた鞘に格納される。

鞘は専用の接続パーツを介する事で百里のバックパックにも装備可能。

ライフルカノン

型式番号JEE-201。

テイワズの下部組織であるエウロ・エレクトロニクスが製造した軽量ライフル。

本体後部にスライド式のストック機構があり、用途に応じて展開が出来る。

また腰部ブロックや百里のバックパックへの装備も可能となっている。

アサルトライフル

型式番号JEE-205。

ライフルカノンの設計を見直し、集弾性・単発威力・射程距離等の向上を目的に開発された装備。

ライフルカノンと比較して砲口径が拡張されている。他の装備と同じく腰部ブロックや百里のバックパックに搭載が可能。

ナックルガード

型式番号JEE-203。

機体腰部の装甲に格納された近接武装。

使用時に手甲部に装着され、打撃戦に於いてマニュピレータを保護する他、ナックルガード自体にも放電機構が備わっており、攻撃の瞬間に電気ショックを相手に見舞う事が出来る。

四連式ロケットランチャー

型式番号JEE-103。オプション装備の一つ。

炸裂弾、ナパーム弾、スモーク弾など複数の弾頭を目的に応じて使い分ける事が出来る携行型ロケットランチャー。

肩に担ぐ形で運用されるが、装備自体は比較的軽量。

百里との共通装備であり、百里のバックパックにマウント出来る。

輪胴式グレネードランチャー

型式番号JEE-102。

回転式弾倉を採用した百里用のグレネードランチャー。マニュピレータでグリップを保持しての使用の他、肩に掛けるようにして使用する事も可能。

武装の規格が共通である事もあり、百錬であっても問題無く運用出来る。

作戦内容によって様々な弾頭を発射可能。

バリエーション

百錬(アミダ専用機)

型式番号STH-05/AC。

アミダ・アルカ専用の百錬。

初期生産された「シングルナンバー」の内の一機であり、機体の電導回路・衝撃吸収材に高純度木星メタルが使用されている為、他の機体と比較して高い性能を発揮する。

カラーリングは一般機が青を基調としている一方で、アミダのパーソナルカラーであるピンクを基調とした色で纏められている。

漏影

型式番号STH-05R。

地球圏に於いてギャラルホルンと事を構えた鉄華団を支援する目的で、タービンズが百錬を改修した機体。

タービンズはテイワズ傘下の企業として表立って鉄華団を支援する事が出来ず、百錬を持ち出したとしても表沙汰になる為、これを秘匿する目的で装甲を全換装し、武装もショートライフルや棍棒などに改められている。

また、装甲の換装に伴い地上での運用を想定した調整も行われており、背面にはブースターユニットを装備する事も可能。

パイロットはラフタ・フランクランドとアジー・グルミン。アジー機は元々彼女が使用していた百錬を改修しているが、ラフタ機はアミダの百錬を改修した物を譲り受け使用する。

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